映画「ビック・アイズ」のあらすじについて!
映画「ビッグ・アイズ」は、2014年のアメリカ映画です。
原題はBig Eyes。日本では、2015年に公開されました。
監督は、「シザーハンズ」から「チャーリーとチョコレート工場」、そして「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」まで、長年に渡り独特の世界観を描いてきたティム・バートンです。
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1960年代にアメリカン・ポップアートで人気を集めていた“ビック・アイズ”というシリーズの実在の作者であるマーガレット・キーンを描いたヒューマンドラマです。
当時ビック・アイズの絵は、マーガレットの夫ウォルターが描いたとされていました。
しかし、実はマーガレットが描いていたという事実が公になり大騒動が起こりました。
マーガレット・キーンを演じるのは、「魔法にかけられて」でキュートなプリンセスを演じたエイミー・アダムス。
最近ではアカデミー賞ノミネートの常連になり実力派女優として活躍の場を広げています。
今回もエイミー・アダムスは、実在の人物という難しい役を熱演しています。
その夫ウォルター役には「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツ。
クリストフ・ヴァルツは、妻の描いた絵を自分が描いた絵として売り込むずる賢い夫を演じています。
クリストフ・ヴァルツの怪演ぶりにも注目です。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:ビッグ・アイズのファンだったティム・バートン監督
ティム・バートン監督は、マーガレット・キーンの作品のファンで、マーガレット・キーンの絵を何枚か持っているほどです。
もともとマーガレット・キーンの絵に関心があったティム・バートン監督ですが、この絵にまつわるストーリーを知って、さらに興味が湧きました。
妻が描いた絵を、夫が自分のものだと言って売っていたという嘘のような実話を聞いて、これを映画にしてみたいと考えたのです。
そうしてできた作品が映画「ビッグ・アイズ」なのです。
では、映画「ビッグ・アイズ」のあらすじをご紹介しましょう!
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:1960年代にブームとなった「ビック・アイズ」
ビック・アイズという絵のシリーズは、1960年代のアメリカで一大ブームとなりました。
そして多くのセレブが好んで買うようになりました。
映画の内容と同様に、当初この作品は夫ウォルター・キーンの作品として絶賛されていました。
しかし、これは全くの嘘で、彼の妻マーガレットが描いていたという真実が明るみに出て、大きなスキャンダルとなったのです。
ウォルターはその後も絵を描くことはありませんでしたが、マーガレットは、80歳を越えた今でも絵を描き続けています。
80歳をすぎたマーガレット・キーンさんは、非常に美しく魅力的な女性でした。
マーガレット・キーンさんは、実は「ビック・アイズ」にカメオ出演しています。
1日中ベンチに座っている老婦人の役です。
*カメオ出演とは、俳優や歌手、監督、時には政治家やスポーツ選手などがゲストとしてほんの短い時間、映画やドラマ、舞台に出演することです。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:キャスト
まずは映画「ビッグ・アイズ」のキャストです。
エイミー・アダムス
マーガレット・キーン役
♪エイミー・アダムスについての記事はこちらも読んで下さい!
>>映画「ビック・アイズ」主演女優エイミー・アダムス!念願のアカデミー賞受賞はいつでしょう?
クリストフ・ヴァルツ
ウォルター・キーン役
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:マーガレットとウォルターの出会い
1958年。横暴な夫から逃げてきたエイミー・アダムス演じるマーガレットは、車を走らせ娘と一緒にサンフランシスコにやってきました。
美大を卒業していたマーガレットは、そのスキルを活かして、公園で絵を売りながら生活をしていました。
そこに現れたのが、同じく公園で絵を売っていたクリストフ・ヴァルツ演じるウォルター・キーンでした。
ウォルター・キーンは、マーガレットの描く大きな目の人物画を絶賛して、彼女をデートに誘います。
訪れたレストランで、ウォルター・キーンは自分はパリの美術学校で勉強して、そしてそのレストランに飾ってあったパリの絵も自分が描いたのだと話します。
同業者として意気投合するウォルター・キーンとマーガレット二人の距離はすぐに縮まり、そのままハワイで結婚してしまいます。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:ビック・アイズシリーズの誕生
マーガレット・キーンとなった彼女は、自分の描く目の大きな人物画の絵に、「キーン」とサインするようになります。
ウォルターは、画廊に自分の絵を売りこみに行くのですが、全く相手にされません。門前払いばかり。
そんな時、あるライブハウスの壁にウォルターとマーガレットの絵を展示してもらえることになります。
すると、マーガレットの大きな目の絵がすぐにセレブ達の目に留まります。
誰が描いたのか聞かれると、ウォルター・キーンは自分が描いたと嘘をつきます。
セレブが購入した大きな目の絵は、アート作品として新聞に載ることになります。
これがきっかけで、ビック・アイズシリーズと、ウォルターは一躍有名になります。
ウォルターは自分の絵を受け入れてくれなかった画廊の前に、堂々と自分の画廊をつくり、ビック・アイズシリーズを自分の作品として売り出します。
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映画「ビック・アイズ」のあらすじ:拡大するビック・アイズビジネス
一方、マーガレットは、絵のセールスは夫に任せて、自分は夫に言われた通りに作品作りに励んでいました。
自分がビック・アイズを描いていることを誰にも知られないように、部屋に隠れて絵を描き続けていました。
マーガレットは、自分の娘にもわからないように、部屋に閉じこもって絵を描いていました。
一方、ウォルターはビック・アイズシリーズをポストカードやポスターにして大量に販売するなど、持ち前の戦略の上手さとずる賢さでどんどんビジネスを拡大していきます。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:マーガレットの苦悩
やがて一家は、ビック・アイズシリーズのおかげで、郊外の豪邸に住むまでのセレブ一家になっていきました。
しかし、自分が描いているという秘密を抱えながら、創作活動に励まなくてはならないマーガレットは、傲慢なウォルターに対し我慢できなくなっていました。
また、ウォルターはセレブ気取りで、マーガレットは、そんなウォルターに対しても疑問をいだくようになりだします。
そんな時、以前ウォルターが自分で描いたと言っていた絵のサインに細工がしてあるのに気が付きます。
マーガレットが、その絵の具をはがしてみるとまったく違う署名が出てきたのです。
なんと、ウォルターは、他の作家のサインを消して自分のサインをして、自分が描いた絵のように見せかけていたのです。
・・・ということは、ウォルターはそもそも美術学校で勉強などしていなかったのです。
もとろん、マーガレットは、はじめから嘘をついていたウォルターに対して怒ります。
ですが、ウォルターはマーガレットも自分と共犯だと言って、NY万博の大作の創作に取りかかるように命じます。
成長した娘のジェーンは、母が閉じこもる理由を、少し気づいていました。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:ウォルターから逃げるマーガレット
NY万博に展示された絵は酷評されてしまいます。
怒り暴力的になったウォルターは、マーガレットと娘が閉じこもるアトリエに火をつけようとします。
身の危険を感じたマーガレットは、娘を連れてハワイへ逃げます。
しかし、すぐにウォルターに見つかってしまいます。
マーガレットがいなくなると新作の発表ができなくなってしまうので、ウォルターは、マーガレットに、離婚するためには、100枚の絵を描いて渡すように言います。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:明るみになる真実
マーガレットは、初めはウォルターに従おうとします。
しかし、マーガレットに転機が訪れます。
マーガレットは、たまたま入った新興宗教に影響で、ビック・アイズの作者は自分であるという事実をラジオで告白するのです。
このニュースは大々的に報道されて、二人は裁判になります。
負けるはずがないと弁護士もつけずに自分で弁護するウォルター。
映画「ビック・アイズ」のあらすじ:法廷での戦い
この法廷での戦いは、簡単です。
しかし、裁判官は、二人に証拠としてビック・アイズの絵を描くように命じます。
二人には、絵を描く時間として1時間が与えられます。
裁判官や、傍聴人が、二人が絵を描くのを見守ります。
ウォルターはもちろん描けるはずはなく、マーガレットは見事に絵を仕上げます。
結果、マーガレットは勝訴し、彼女はその先もずっと絵を描き続けることになるのでした。
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映画「ビック・アイズ」のあらすじでした。
次は、映画「ビッグ・アイズ」を見た私の感想を書いてみます!
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