映画「ナイスガイズ!」のラッセル・クロウのおすすめ作品「グラディエーター」
「ナイスガイズ!」でユニークなキャラクターを演じてまた新たな魅力を見せているラッセル・クロウ/Russell Crowe。
野獣的で暴力的、でも優しい心も持っているヒーリーを演じています。
三枚目の役も合っていますね。
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しかし、二枚目のかっこいいラッセル・クロウもやはり良いですよね。
では、ラッセル・クロウの作品の中で、私の一番のおすすめはと言えば、何と言っても「グラディエーター」でしょう!
「グラディエーター」は2000年の歴史映画。
原題はGladiatorです。
Gladiatorってどんな意味があるのか辞書で引いて見たら「gladiator」は、名詞で(古代ローマの)剣闘士と言う意味でした。
映画「グラディエーター」のあらすじと私の感想です!
マキシマス役がラッセル・クロウで、コモデゥス役がホワキン・フェニックスです。
映画「グラディエーター」のあらすじ
舞台は西暦180年、ローマ時代中期です。平民ながらも将軍まで昇りつめたマキシマス(ラッセル・クロウ)は、年老いた皇帝マルクスから絶大な信頼を受けていました。
そして自分の後継者として皇帝になってほしいと言われていました。
これを知ったマルクスの息子であり皇太子のコモドゥス(ホワキン・フェニックス)は怒り悲しみ、父を殺害し自分が皇帝となります。
そして、コモドゥスはマキシマスと妻子処刑を命じられます。
マキシマスだけが処刑を逃れるのですが、妻子は処刑されてしまいます。
嘆き悲しむマキシマスは衰弱し、奴隷商人に捕まってしまいます。
命より大切な妻子を奪われてしまったマキシマスは生きる希望を失い、奴隷として剣闘士「グラディエーター」を育てるための奴隷商人もとに売られてしまいます。
しかし、マキシマスは徐々に実力を発揮していきます。
一方、コモドゥスは元老院を無視した政治を行い、民衆に媚びるために娯楽を提供していました。
コロシアムを作り、グラディエーター達の闘いを行っていました。
マキシマスは、仲間の一人から「戦績を重ねて名をあげることができれば、コモドゥスに会える」という話を聞き、復讐に燃え上がります。
圧倒的に不利な戦いで見事逆転勝利をおさめ、ついにコモドゥスと再会します。
マキシマスが生きていたことに驚いたコモドゥスは、すぐに処刑しようとするのですが、観衆から大ブーイングを受けてしまい殺害することができません。
そんな中、マキシマスのもとへ、コモドゥスの姉ルッシラがやってきます。
彼女は以前のマキシマスの恋人でもありました。
彼女は息子とともにコモドゥスを支えていますが、実の弟に恐怖を感じるようになり、マキシマスの協力を仰ぎに来たのです。
姉ルッシラの裏切りを知ったコモドゥスは、マキシマスを抹殺するために、自らがコロシアムでマキシマスと一騎打ちの対決をすることを決意します。
そして、試合直前にマキシマスの腹をナイフで刺して不利な状況に追い詰めます。
しかしマキシマスは意識が朦朧としながらも、ついにコモドゥスの首にナイフを突き刺して勝利します。
そしてローマを正しい姿に戻すように言い残し、力尽きます。
民衆はコモドゥスではなく、マキシマスに対し手厚く葬るのでした。
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映画「グラディエーター」の感想
リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウがタッグを組んだ名作です。
アカデミー賞では作品賞と、ラッセル・クロウは主演男優賞を受賞しています。
コモドゥスを演じたホワキン・フェニックスは助演男優賞にノミネートされました。
さらに、衣装デザイン賞、録音賞、視覚効果賞も受賞しています。
ゴールデングローブ賞でも作品賞と作曲賞を受賞しています。
その他世界中で様々な映画賞を総なめにしました。
俳優の演技もすごいですが、衣装や小物類など、すべてこの映画「グラディエーター」だけのためにオリジナルでオーダーメイドで作ったと言うからそれもすごい!
一体どれだけの人たちがこの映画作りに携わったのでしょうか?
制作費は、1億300万ドルと言う想像できないくらい巨額。
これだけ徹底的に背景にもこだわったからこそこの映画に重みができたのでしょう。
もし、安っぽいチープな衣装や小物や背景だったら、せっかく名俳優の熱演も作り物に見えてしまいます。
ちなみに1億300万ドルの制作費以上の興行収入で、興行収入は4億5764万427ドルと言うからこれまたすごい!
バクっと3億5400万ドルの利益、日本円にすると350億円(電卓で計算できない!)
これを考えると、ハリウッドのスターの年収が破格なのも納得できますね。
さて、「グラディエーター」は上映時間155分という長編作品です。
歴史映画ということで、ちょっと退屈してしまうかな…と思っていたのですが、そんなことは全く感じませんでした。
しっかりとした歴史映画でありながら、歴史的な難しい要素は一切なく、どんどん物語に引き込まれていきます。
それは、この作品は難しい史劇ではなく、マキシマスという男の生き様を描いているからです。
平民でありながら将軍になり、さらに皇帝になるという頂点まで昇りつめます。
しかし、そこから奴隷という最低の身分にまで落ちてしまいます。
そして、そこからさらに復讐心を燃やしながら、最終的には将軍として称えられながら死を迎えるのです。
この怒涛の人生に引き込まれずにはいられません。
マキシマスのキャラクターの良さもありましたが、対照的なコモドゥスの存在も大きかったですね。
父からの愛情を受けられずに悩み苦しみ、実姉への歪んだ愛情を持ち、異常なまでにマキシマスに嫉妬、執着します。
マキシマスという英雄の影である悪役なのですが、ただの悪者とは決めつけられない深いキャラクターでした。
このコモドゥスのおかげで、マキシマスの強さが際立っていました。
迫力あるアクションシーンも圧巻でしたね。
そして悲しくも非常に美しいラストに感動の涙でした。
ラッセル・クロウNo.1の作品「グラディエーター」についてご紹介してきました。
ラッセル・クロウ作品はたくさんありますが、やはりこの作品がラッセル・クロウの魅力が一番詰まっていますね。
いつまでも色褪せない名作だと思います。
次は、映画「ナイスガイズ!」のもう一人の注目俳優マット・ボマーについてです。
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