映画「イミテーションゲーム」のあらすじ:エニグマへの挑戦のはじまり
1939年、イギリスはドイツに宣戦布告をして、第二次世界大戦が起こりました。
そんな中、天才数学者のアラン・チューニングは、イギリス政府のある機密作戦に参加することになります。
それは、解読不可能と言われているドイツ軍の暗号エニグマを解読するという任務でした。
各分野から天才たちが招集され、チームが作られます。
チームのリーダーには、チェスチャンピオンのヒューが任命され、他のメンバーは協力して暗号解読に努めていました。
しかし、アランだけは、自分勝手に奇妙なマシンを作り始めるのでした。
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映画「イミテーションゲーム」のあらすじ:ジョーン・クラークとの出会い
人付き合いが苦手なアレンは、チームの中で、どんどん孤立していきます。
そんな時に、新たなメンバーを採用するための試験が開催されます。
そこで、アランでも短時間で解く事は不可能という難問をあっさり解いてしまった人物がいました。
それはなんとジョーン・クラークという若い女性でした。
クラークは採用の結果を受けるも、職場へは来ません。
アランが彼女の自宅へ行くと、職場は遠いことや、女性がいない環境などが理由で、任務を断ります。
しかし、アランの説得により、クラークはチームに加わることになります。
優しく明るい彼女の存在は、チームの雰囲気を変えていきます。
アランは仲間たちと和解し、自分一人で作っていたマシンを共同で開発していくことになります。
彼は、このマシンを“クリストファー”と名付けます。
映画「イミテーションゲーム」のあらすじ:クリストファーの存在
クリストファーは、アランが学生時代好きだった男の子の名前でした。
クリストファーは病気で亡くなっていました。
同性愛は罪として問われる時代の中で、アランはこの事実を隠していました。
彼は、クリストファーとの美しくも悲しい思い出を胸に生きていたのでした。
チームの中のケアンクロスだけはこの事実を知っていました。
映画「イミテーションゲーム」のあらすじ:難航するエニグマ解読
膨大な資金をかけながらも、なかなか結果がでないエニグマ解読に、我慢の限界がきた中佐は、アランを辞めさせようとします。
しかし、チームの仲間たちは何とか中佐を説得して、あと1カ月だけ猶予をもらうことになりました。
<-------ここからネタバレ記事あり------>
この「イミテーションゲーム」をまだ見ていない人は、ここまで!!
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映画「イミテーションゲーム」のあらすじ:ついに迎えるエニグマの解読
タイムリミットが迫る中、アラン達は必死で解読に励みます。
そうしている時間にもエニグマ暗号のために、毎日多くのイギリス兵が命を落としているのです。
そしてついに、アランは、あるきっかけでエニグマに隠された重要な事に気付きます。
解読する言葉は限定できれば、解読することは可能ではないこというのです。
この推測は見事成功、ついにチームはエニグマ解読を成功させるのです。
しかし、すぐに中佐に報告しようとするヒューをアランは止めます。
ドイツに、イギリスがエニグマを解読したという事実を知られてしまったら、またすぐに設定を変えてしまうのではないかと言うのです。
アランは、ドイツをイギリスに嘘の情報を流すことで、戦争を終わらせようとする計画を立て始めます。
しかし、この計画の中で、ケアンクロスがソ連のスパイであることが発覚します。
映画「イミテーションゲーム」のあらすじ:アランの悲劇のはじまり
アランのチームの歴史的快挙によって、大勢の人の命が救われて、戦争が終結に向かいました。
しかし、アランたちの功績は、明るみになることはありませんでした。
さらに、もともとアランを怪しく思っていた政府は、彼がスパイであると疑い、やがて同性愛者である事実も知られることになります。
刑務所に入るか、ホルモン注射を打ち続けるかの選択を余儀なくされるアラン。ホルモン注射を打つ方を選んだアランでしたが、そこは、もう以前の任務に燃えていた快活な姿はありません。
やがて彼はクリストファーとの思い出を胸に、死を選ぶのでした。
そして2013年、エリザベス女王は、正式に彼の偉業を称えたのです。
<-------ここまでネタバレ記事--------->
では、次は、映画「イミテーションゲーム」の実在のモデル天才数学者のアラン・チューニングについて見てみましょう!
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