映画「セッション」のJ・Kシモンズ
映画「セッション」でスパルタ鬼コーチを怪演したJ・Kシモンズ。
「セッション」での演技が絶賛されて数々の映画賞の助演男優賞を受賞しました。
第87回アカデミー賞では見事、助演男優賞を受賞!
さて、J・Kシモンズとはどんな俳優なのでしょうか?
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さっそくJ・Kシモンズについて見てみましょう!
J・K・シモンズ(J. K. Simmons)のプロフィール
- 生年月日:1955年1月9日
- 出身地:アメリカ、デトロイト
J・Kシモンズは、俳優になる前、アメリカモンタナ大学で作曲を学んでいました。
その後、「サイレントナイト/こんな人質もうこりごり」で映画デビューし俳優となり、様々なTVシリーズ、映画に出演していきます。
「セッション」のJ・Kシモンズ:TVシリーズでの活躍
J・Kシモンズは、TVシリーズでは「LAW&ORDER性犯罪特捜班」ではエミール・スコダ博士医師役で出演します。
また「OZ/オズ」や「ER緊急救命室」などに出演。
「クローザー」では初回から、ファイナルシーズンである第7シーズンまで、ロサンゼルス市警の副本部長ウィル・ポープという主要キャラクターを演じました。
この「クローザー」でのJ・Kシモンズの副本部長役、私、好きでした。
J・Kシモンズは、厳しさの中にもどこか憎めない可愛らしさのある、魅力的なキャラクターを演じて、多くの海外ドラマファンの記憶に残っていると思います。
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「セッション」のJ・Kシモンズ:映画界への進出
映画出演では、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」3部作の中で、新聞社の編集長J・ジョナ・ジェイムゾンを演じました。
その他、「JUNOジュノ」「マイレージ、マイライフ」「スティーブ・ジョブズ」など、超大作から、単館系の作品まで数多くの作品に出演しています。
味のある名脇役として愛されている演技派俳優です。
J・Kシモンズ:「セッション」の大ヒット
そんなJ・Kシモンズを、一躍世界的に有名にした作品が映画「セッション」です。
主人公のジャズドラマーの学生を指導する、スパルタコーチを熱演しました。
熱演と言うより「怪演」と言う日本語がぴったりです。
怪演なんて言葉、あまり使う機会はありませんが、念のために「怪演」とは「不気味でありながら、奇妙な魅力のある演技」の事です。
この「セッション」の面白さは、まさにJ・Kシモンズの怪演にあり!と言っても過言ではないでしょう。
この映画、もし、このスパルタコーチ役が、他の俳優で、J・Kシモンズのような怪演でなかったら?
原題の「むち打ち」と言う映画のタイトルは表現できず、「セッション」は、こんなに評価されなかったかもしれません。
J・Kシモンズは、俳優になる前に音楽を学んでいました。
楽譜も読むことも出来て、ピアノの腕前もなかなかのようです。
「セッション」の中での、ピアノ演奏のシーンでは、実際に彼が演奏しています。
音楽に触れてきたからこそ、音楽の美しさと同時にある激しさや、狂気も理解できたのかもしれません。
J・Kシモンズは「セッション」の中で、フレッチャーという難しいキャラクターを見事に演じ切りました。
そのJ・Kシモンズの恐ろしいまでの迫力ある演技は、一度観たら忘れられません。
フレッチャーは、音楽に対して、異常なまでの厳しさ、執着心を持ち、そこには狂気が満ちています。
しかし、実は誰よりも音楽を純粋に愛しているのです。
J・Kシモンズは、この「セッション」での熱演が大絶賛されて、この作品で、アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
J・Kシモンズにとっては、芸歴は長いけれど、初めてのオスカーです。
その他にもゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞など、数々の映画賞を受賞しました。
「セッション」のJ・Kシモンズ:アカデミー賞での受賞スピーチ
J・Kシモンズはのアカデミー賞を受賞した時のスピーチが、とても印象的であったと話題になりました。
会場の人々や視聴者へ向けて「もし幸運にもご両親が健在ならば、電話をしなさい!携帯メールや電子メールではだめ。
電話して愛していると伝えて感謝をし、彼らが話したいだけ話してもらいなさい」と述べたのです。
アカデミー賞の受賞スピーチは、家族やスタッフなどへの感謝の気持ちを伝えるのが定番なので、このようなメッセージ性のあるスピーチは、とても斬新に感じられました。
そして、J・Kシモンズの温かさを感じられるスピーチでもありました。
映画「セッション」で、強烈なインパクトのあるキャラクターを演じたJ・Kシモンズ。
今後、どんな役を怪演してくれるのか楽しみですね。
では、次は、映画「セッション」の主演、マイルズ・テラーについて見てみましょう!
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