「スポットライト 世紀のスクープ」のマーク・ラファロ
「スポットライト 世紀のスクープ」で、絶対的権力を持つ教会の闇を暴くために、真実を突き詰めた記者マイク・レゼンデス役を演じたのは、マーク・ラファロです。
2015年のこの映画「スポットライト 世紀のスクープ」では、アカデミー助演男優賞にノミネートされました。
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マーク・ラファロ / Mark Ruffaloのプロフィール
生年月日:1967年11月22日
出身地:アメリカ、ウィスコンシン州ケノーシャ
両親はイタリア系アメリカ人です。
アメリカステラ・アドラー音楽学校で学び、舞台俳優として活躍していましたが、なかなか実力を発揮できずにいたようです。
「スポットライト 世紀のスクープ」のマーク・ラファロ:映画俳優として活動をはじめる
2000年、「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」の主演に抜てきされて、その演技が高く評価されました。
そして、これ以降、実に多くの作品に出演を重ねることになります。
「ウィンドトーカーズ」「死ぬまでにしたい10のこと」「エターナルサンシャイン」「コラテラル」など、様々なジャンルの作品に出演していました。
また、演劇界でも活動し、2006年には舞台「Awake and Sing!」でトニー賞にノミネートされました。
一方映画俳優としては、2010年「キッズ・オールライト」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。
2010年には初監督作品「シンパシー・フォー・デリシャス」がサンダンス映画先で特別審査員賞を受賞しています。
映画俳優として、舞台俳優として、映画監督として成功を収めていきました。
「スポットライト 世紀のスクープ」のマーク・ラファロ:ハルク役で大ブレイク
高い評価を受けながら順調にキャリアを積んでいく彼は、2012年「アベンジャーズ」でハルク役に抜てきされ、世界的に人気を集めることになります。
2013年には「アイアンマン3」「グウランド・イリュージョン」「はじまりのうた」と話題作への出演が続きます。
そして2014年「フォックスキャッチャー」、2015年「スポットライト 世紀のスクープ」でアカデミー助演男優賞にノミネートされます。
「スポットライト 世紀のスクープ」のマーク・ラファロ:カメレオン俳優
マーク・ラファロは、たくさんの大作や話題作に出演しているのですが、「アベンジャーズ」のハルク役を演じるまでは、あまり知られていなかったようです。
それは彼が、演じる役によって、ガラリと見た目や雰囲気を変えてしまう「カメレオン俳優」だからなのです。
今まで、マーク・ラファロの出演作を見たことがあっても、彼と認識していなかったという方がとても多いようです。
「はじまりのうた」と「フォックスキャッチャー」は、どちらもマーク・ラファロが出演しており、近い時期に公開になりました。
その時この2作品を観た方から「同じ俳優だとは気づかなかった!」というSNSなどの書き込みが多く、大きな話題になったそうです。
「はじまりのうた」はキーラ・ナイトレイ演じる美しい歌声を持つシンガーソングライターを描いた作品です。
マーク・ラファロは、ボサボサ頭の冴えない落ち目の音楽プロデューサーを演じました。
>>映画「はじまりのうた」についてはこちらに書いていますので読んでね!
「フォックスキャッチャー」は、デュポン財閥御曹司により、レスリング五輪金メダリストが射殺された実話を描いた作品です。
>>フォックスキャッチャー [DVD]
マーク・ラファロは、見た目を激変させて、この実在のレスラーの役を演じ切りました。
体を鍛え上げ、髪を後退させてひげをのばした姿は、マーク・ラファロと気づかなかった方がいたのも納得です。
さらに役作りのために、徹底したリサーチをすることでも有名です。
外見においても内面においても、その役を完璧に演じるために、相当な努力をしているようです。
ハルクに、落ち目の音楽プロデューサーに、レスラー姿、そして、新聞記者と、いろいろな役に染まる姿は、まさに、カメレオンですね。
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マーク・ラファロ:「スポットライト 世紀のスクープ」での重要な役割
アカデミー賞作品賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞して、非常に高い評価を得た「スポットライト 世紀のスクープ」ですが、企画途中では、誰も興味を示さなかったのす。
その理由は、神父の性的虐待というタブーに迫る作品だったからです。
製作が難航する中、この状況を変えたのが、マーク・ラファロだったのです。
マーク・ラファロは、イラク戦争に反対の声を上げるなど、発言力のある俳優でもあったのです。
マーク・ラファロは、この作品の脚本に感銘を受けて出演を決めると、「アベンジャーズ」の人気俳優が出演する作品ということで、一気に製作資金が集まり、実力ある俳優たちも集まってきました。
この「スポットライト 世紀のスクープ」の作品が大成功を収めることができたのは、マーク・ラファロの力が大きかったのです。
また、「スポットライト 世紀のスクープ」は、実話なので、マーク・ラファロが演じるマイク・レゼンデスは実材の人物。
そこでマーク・ラファロは実材のマイク・レゼンデスをリアルに演じるために、実際のマイク・レゼンデスさんに何度も会いに行き声をiPhoneで録音したり、また映画の中でのセリフをマイク・レゼンデスさんに読んでもらったりして役作りをしたのです。
実際のマイク・レゼンデスさんの声
マーク・ラファロが僕の5ヶ月間を再現するのは、まるで大きな鏡に映った自分自身を見ているようで楽しかった。
また、アカデミー賞の授賞式のその当日の朝、マーク・ラファロは、神父たちから性的虐待を受けた被害者と一緒に、ロサンゼルス教会の前で、抗議活動をしました。
このマーク・ラファロたちの抗議活動は大きな反響を呼びました。
この映画「スポットライト 世紀のスクープ」アカデミー賞を受賞したことで、世の中にスポットライトが当たって、ずっと今まで口を閉ざしていた被害者たちも勇気を出して名乗り出てきたのです。
これこそ、映画「スポットライト 世紀のスクープ」が人に勇気を与えたということですね。
映画ってやっぱりいいものですね!
では、次は、映画「スポットライト 世紀のスクープ」での演技でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた女優レイチェル・マクアダムスについて見てみましょう!
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