映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のロケ地:舞台の街は?
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」は、ヨーロッパの架空の街「ズブロフカ共和国」が舞台となっています。
おとぎ話の中に入ってしまったような可愛らしく、おしゃれな雰囲気が印象的です。
それは、監督がこだわり抜いて決めた「グランド・ブダペスト・ホテル」ロケ地の素晴らしさにあるようです。
スポンサーリンク
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のロケ地は?
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」が撮影されたのは、ドイツのゲルリッツという街です。
監督を含めた映画スタッフが、「グランド・ブダペスト・ホテル」のためにヨーロッパ中を巡って探した結果選ばれた街です。
第二次世界大戦でドイツが敗北する直前に、街中を流れるナイセ川の橋全てが破壊されて、ゲルリッツは2つに分かれてしまいました。
終戦後に新たな国境線が引かれ、旧ゲルリッツ市内のナイセ川東側がポーランド領のスゴゼレッツという街になりました。
そして、西側がドイツゼクセン州に属するゲルリッツとなったそうです。
このように大戦から逃れて被害が少なかったおかげで、歴史と中世の雰囲気が今でも残っている街なんです。
世界遺産に登録されており、歴史的建造物が3000以上あるというから驚きです。
「ドイツで一番美しい街」と言われることもあるのです。
「グランド・ブダペスト・ホテル」の撮影が行われた街として、世界中から観光客が訪れるようになりました。
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のロケ地:ホテルの撮影は?
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」で、実際にホテルシーンの撮影が行われたのは、古い百貨店なんです。
撮影のために2カ月かけて改装が行われました。
ホテルの1階が1960年代のホテルシーンを撮影するためのセットが作られ、2階に1930年代のホテルシーンを撮影するためのセットが作られたのです。
ちなみに、1930年代のシーンのテーマは、ケーキやアイスクリーム砂糖菓子といったパステルカラーとのことです。
1960年代のシーンのテーマは、プラスチック感のある、オレンジやグリーンイメージして作ったのです。
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」の撮影のために、2カ月かけて大々的に改装したとは言え、こんな素敵な建物が今も残っているとは、さすがヨーロッパですね。
スポンサーリンク
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のロケ地:ホテル外観のモデルは?
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」の画像で印象的なのが、グランド・ブダペスト・ホテルの外観です。
ポスターやチラシなどにも使われている画像なのですが、ピンク色の外壁が、可愛らしいおとぎ話の中の建物のようで、映画を観る前からわくわくします。
これは架空のホテルをイメージしているのだと思っていたのですが、実はこのホテルの外観のモデルになったホテルが実際にあるのです。
それはチェコのカルロヴィ・ヴァリという温泉街にある伝統的なホテル「THE GRAND PUPP HOTE」(グランドホテルパップ)というところなんです。
外観の雰囲気に加え、1960年代に改装工事がされたということも、作品のイメージに合っていたということで採用されました。
一度チェコを訪れたことがあるのですが、とても印象的だったのが、ピンク色の建物でした。
日本に建っていたらちょっと浮いてしまいそうなピンク色の建物が、チェコの街には自然と溶け込んでいてとても可愛らしいのです。
まさにおとぎ話の世界の中に迷い込んだようでした。
日本にあるピンク色の建物は、新しいうちは可愛らしいのですが、古くなってくるとどうしても色褪せた感じになってしまいますよね。
チェコのピンク色の建物は、古くなればなるほど趣きが出てとても素敵でした。
そこで、グランド・ブダペスト・ホテルのピンク色の外観を見た時に、チェコのホテルがモデルになっているという情報を聞いて、なるほどと思いました。
映画「グランドホテル・ブダペスト・ホテル」のロケ地として撮影が行われた場所について紹介してきました。
映画の中の「ズブロフカ共和国」は架空の街とのことですが、撮影されたヨーロッパの雰囲気がとても良く演出されていますね。
映画「グランドホテル・ブダペスト・ホテル」の関連記事
「グランド・ブダペスト・ホテル」
>>映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のあらすじ!「グランド・ブダペスト・ホテル」という小説を読み始めるところから始まります。
>>映画「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督!左右対称の映像の不思議さがクセになる!
>>映画「グランド・ブダペスト・ホテル」ウェス・アンダーソン監督のお気に入り俳優は、この5人!
>>映画「グランド・ブダペスト・ホテル」!アカデミー賞で評価された芸術性の高さ
関連記事はこちらです♪
スポンサーリンク