映画「ドクター・ストレンジ」主演はベネディクト・カンバーバッチ
映画「ドクター・ストレンジ」は、2016年のアメリカのSF映画。
原題はDoctor Strange。
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アメリカンコミックを映画化しているマーベル映画です。
「アベンジャーズ」など、マーベルヒーローが同じ世界の中でリンクしている「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの一つです。
マーベル作品初の魔術を持ったヒーローということと、斬新な映像が話題となり、世界的大ヒットを記録したSF超大作です。
主演は、テレビシリーズ「シャーロック」で人気を博したベネディクト・カンバーバッチ。
ベネディクト・カンバーバッチは、新たな人間味あふれるヒーロー像を見事に熱演しています。
映画「ドクター・ストレンジ」の主なキャスト:ベネディクト・カンバーバッチ
ベネディクト・カンバーバッチ/Benedict Cumberbatch
スティーヴン・ストレンジ役
元外科医の魔術師
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじ:外科医ストレンジの事故
悪の魔術師カエシウスは、ある禁断書のページを強奪しました。
しかし、そのことは謎の人物に気付かれ追いつめられます。
カエシウスは魔術で空間移動して逃げるのでした。
場面はニューヨークに変わります。
ベネディクト・カンバーバッチ演じるスティーブン・ストレンジは天才外科医をして能力を発揮していました。
ずば抜けた技術や記憶力を持っているのですが、傲慢な性格でもありました。
ある日、彼は、学会に向かう途中で大事故を起こしてしまいます。
一命は取りとめたのですが、外科医としては致命的な両手に大怪我を負い、再起不能の状態になってしまったのです。
最高の医療チームのサポートのもとリハビリに励みます。
しかし治る兆しはなく絶望の中にいる彼は、同僚であるクリスティーンの親切な励ましにもひどい態度をとってしまいます。
そんな中、半身不随から奇跡的に回復した男性がいるという情報を聞きます。
ドクター・ストレンジはその男パングボーンに会に行き話を聞きます。
彼は、ドクター・ストレンジに、カマー・タージという場所へ向かうように言います。
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじ:カマー・タージでの出会い
カマー・タージを探し回っているうちに、ドクター・ストレンジは強盗に襲われそうになります。
そこへモルドをいう男が現れドクター・ストレンジを救い、カマー・タージに連れていきます。
そこにはモルドの師であるエンシェント・ワンという謎の女性がいました。
彼女がカエシウスたちと追い詰めた謎の人物だったのです。
ドクター・ストレンジは、ワンに、バングボーンを治した方法について聞くと、魂を癒したのだという答えが返ってきました。
神秘的な力を信じていないストレンジに対し、ワンは宇宙空間や別次元の世界に飛ばし、ドクター・ストレンジに神秘的な経験をさせるのです。
この経験から、ドクター・ストレンジは彼女の弟子にしてほしいと懇願します。
一度は断るワンでしたが、ドクター・ストレンジの熱意とモルドの助言により、弟子入りを認めることにするのでした。
<------ここからネタバレ記事あり------>
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじ:ストレンジの訓練の日々
ワンの弟子になったドクター・ストレンジは、必死に魔術の勉強に励みました。
もともと秀才で努力家でもあった彼は、次々と魔術を習得していきます。
そしてある日、カマー・マージの図書館で、ワンだけが持ち出すことのできる「カリオストロの本」を見つけます。
ドクター・ストレンジはこの書を読み、禁断とされている時間を操る力を実践してしまいます。
これに気付いたワンとモルドは、時間を操ることは自然の摂理に背く禁じられた行為だと厳しく叱ります。
そして、このカマー・タージは、魔法の脅威から世界を守るための場所なのだと説明します。
ニューヨーク、ロンドン、香港の3か所に「サンクタム」と呼ばれる時空間ゲートがあり、魔術師のマスター達がそこを守っているというのです。
そして、時間を支配する世界の中で、カエシウスという人物と破壊の王ドーマムゥの脅威が迫っていうことを聞きます。
その話をしていると、突然カエシウスが侵入してきて、ドクター・ストレンジは時空の扉からニューヨークにあるカマー・タージの拠点へと吹き飛ばされます。
重症を負った彼は、友人で女医のクリスティーンの手術を受け、命を助けられます。
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじ:ワンの死
そして、ニューヨークに戻ったドクター・ストレンジは、ワンとバロンとともに、カエシウスたちとの攻防を繰り広げます。
その戦いの中でワンは刺されてしまいます。
魔術の力で生き延びることを拒んだ彼女は、ドクター・ストレンジに対し「自分は未来を救うために、やむを得ず暗黒次元から力を得ているが、未来を救うことはできなかった。
ドクター・ストレンジこそ、世界を救う可能性がある。
しかし、傲慢さと恐怖心がその可能性を妨げている。
自分自身を救えるのは自分の内なる力。
暗黒次元の破壊王であるドルマムゥを止めてほしい。」と言い残し死んでいくのでした。
この言葉を聞き、心を動かされたドクター・ストレンジは、人間の未来のために戦うことを決意します。
クリスティーンに別れを告げ、魔術を使い病院を立ち去ります。
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじ:香港での魔術対決
ニューヨークで手に入れた浮遊マントを身に着けたドクター・ストレンジはカエシウスのいる香港に向かいます。
カエシウスにより香港の街は壊滅的な被害を受けていました、ドクター・ストレンジは、時間を戻す力を使って街を元に戻していきます。
そして暗黒次元の主であり、破壊の王であるドーマムゥのもとへ飛び立ちます。
そして、ドクター・ストレンジはドーマムゥと自分を時間のループの中に閉じ込めてしまいます。
ドーマムゥは、ドクター・ストレンジを殺しても殺してもまた時間が戻るのです。
このループを永遠に続けると脅すストレンジに対し、結局ドーマムゥは取引に応じて、カエシウスたちを地球から追放し、戦いは終結します。
共に戦ったモルドは、自然の法則を破った報いがやってくると言い残し、別の道を行きました。
そして、ストレンジは新たなサンクタムの守護者に任命されます。
ニューヨークに戻った彼は、次の敵に備えていました。
<------ここまでネタバレ記事------>
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじでした。
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映画「ドクター・ストレンジ」の感想
マーベル作品で初めて「魔術」を扱った作品として注目を集めている映画「ドクター・ストレンジ」。
自分とは何か、宇宙とは何かを問う壮大なストーリーでもあります。
色々な魅力が詰まった英語「ドクター・ストレンジ」の感想を書きたいと思います。
映画「ドクター・ストレンジ」の感想:ヒーローの成長の物語
マーベル作品の魅力の一つは、ヒーローの苦悩が丁寧に描写されているところだと思います。
ドクター・ストレンジも、ある日突然最強の力を手に入れたわけではありません。
努力して勉強して修行をして、やっとある境地まで辿りついたのです。
かつては天才外科医として傲慢さがありましたが、ワンのもとで修業するうちに、徐々に心境が変わってきます。
物語中盤で、魔術による悪との戦いがあるとい事実を聞いた時には自分は手を治しにきただけ、そんな大戦には関わりたくないと言います。
その後サンクタムを守るために悪の魔術団を戦うのですが、それはあくまでも自分のためでした。
しかし、ワンが死ぬ前に語った言葉によって、ようやく人類の未来のために戦うことを決意するのです。
このように、主人公がヒーローなる過程がきちんと描かれているので、観客は主人公に引き付けられていくのです。
映画「ドクター・ストレンジ」の感想:マーベル初の魔術ヒーロー
アベンジャーズは物理的悪から世界を守り、ワンたちは魔術的悪から世界を守るというセリフの通り、今までのマーベルヒーローは物理的なものが敵であり、戦いの基本は肉弾戦でした。
しかし、ドクター・ストレンジは、魔術を扱うことにより、今までのマーベルヒーローとは一味違った魅力があります。
魔術と魔術による戦いのシーンです。
街全体を動かしながらの攻防戦は圧巻です。
アガモットの眼、アガモットの球、浮遊マントの魔法などの魔法グッズを用いて戦うところも、ファンタジー要素があり楽しかったですね。
映画「ドクター・ストレンジ」の感想:ベネディクト・カンバーバッチの魅力
ドクター・ストレンジ役には、ジョニー・デップやコリン・ファレルなども候補にあがっていたとされています。
コリン・ファレルは・・ですが、ジョニー・デップがストレンジ役をしたら、また全然違う映画になっていたでしょうね。
でも、ベネディクト・カンバーバッチが最もイメージに合っているということで交渉したのですが、当時彼はスケジュールが合わないとのことで一度は諦めました。
しかし、ドクター・ストレンジ役は、やはりベネディクト・カンバーバッチしか考えられないと、急きょベネディクト・カンバーバッチのスケジュールに合わせて、公開日を半年先に延ばして撮影することになりました。
そのおかげで、イメージにぴったり合ったドクター・ストレンジが誕生したのです。
ドラマ「シャーロック」のイメージが強いベネディクト・カンバーバッチですが、どんな役にでも入り込める器用さと実力のある役者だと思います。
ベネディクト・カンバーバッチは、新しい魅力的なマーベルヒーローを演じきっていました。
私は、「シャーロック」も好きですが、このドクター・ストレンジ役も好きです!
映画「ドクター・ストレンジ」の感想:斬新さのある作品
この作品「ドクター・ストレンジ」は、今までのSF大作と比較されることが多いです。
ビルが曲がったり街が動くような映像は「インセプション」と似ていると言われたり、魔術を使うところは「ハリーポッター」のようであるとも言われています。
さらにワイヤーアクションシーンは、「マトリックス」に似ているという意見もあるそうです。
実際、本作の映像スタッフは、「インセプション」から影響を受けていると公言しています。
まるで万華鏡のようにニューヨークの街が、ゆがんでいく圧巻の映像!
映画を作る中で、少なからず色々な映画から影響を受けるのは当たり前のことだと思います。
この作品は、過去のSF大作の良い要素を取り入れながら、全く新しい斬新なものに作り変えているような感じがします。
その点で、なんだか得をした気分になれる作品でもありました。
映画「ドクター・ストレンジ」の感想でした。
映画「ドクター・ストレンジ」は、ベネディクト・カンバーバッチにとってもハマり役だったと思うし、色々な魅力が詰まっているとても贅沢な作品です。
そして、映像の凄さは、実際に観てみないとわからないと思いますので、ぜひ、ご自分の目で確かめてみてくださいね。
では、次は映画「ドクター・ストレンジ」の圧巻の映像について見てみましょう!
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