映画「華麗なるギャツビー」の監督バズ・ラーマンについて
映画「華麗なるギャツビー」は、ド派手演出で知られるバズ・ラーマン監督節が炸裂していた作品だと思います。
バズ・ラーマン監督好きの方には嬉しい作品です。
監督バズ・ラーマンをご紹介しましょう!
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バズ・ラーマン/ Baz Luhrmann
生年月日:1962年9月17日
出身地:オーストラリア
バズ・ラーマン監督:舞台演出監督からハリウッドで人気の監督に!
バズ・ラーマン監督は、1962年生まれ、オーストラリア出身です。
映画監督、プロデューサー、脚本家、舞台監督などの肩書を持っています。
オーストラリア国立演劇学院で勉強した後、舞台演出家として活躍します。
1992年「ダンシング・ヒーロー」で映画監督デビューをします。
2作目の監督作品「ロミオ+ジュリエット」(1996年)は世界的に大ヒットして高い評価を得ます。
当時アイドル的人気のあったレオナルド・ディカプリオとクレア・デインズ演じるロミオとジュリエットの美しさに世界中が魅了されました。
そして2001年「ムーラン・ルージュ」ではゴールデングローブ賞作品賞を獲得、監督賞にもノミネートされました。
2008年には「ムーラン・ルージュ」でタッグを組んだニコール・キッドマンを再びヒロインに迎えて「オーストラリア」を作り上げました。
この作品は、オーストラリア監督であるバズ・ラーマン、オーストラリア女優であるニコール・キッドマン、オーストラリア俳優であるヒュー・ジャックマンが集結したオーストラリア愛が詰まった壮大な作品でした。
そして2013年に「華麗なるギャツビー」が公開されています。
1年に1本ペースで作品作りをする監督もいる中で、バズ・ラーマン作品は意外と少ないです。
しかし、全ての作品が印象的で魅力的です。
バズ・ラーマン監督ならではの演出とは?
バズ・ラーマンの作品はリアル性がありません。
現実世界を描いていながら、どこかファンタジー世界のような独特の演出です。
そこが私は、バズ・ラーマン監督が好きな理由です。
演劇学校を卒業し、舞台演出家を務めていたこともあるバズ・ラーマンは、舞台の魅せ方が独特です。
バズ・ラーマンの作品には、豪華絢爛なパーティーシーンがよく出てきます。
「華麗なるギャツビー」の中でもギャツビーの豪邸で毎週末繰り広げられる華やかなパーティーが描かれています。
このパーティーシーンは、はじめはちょっと不自然さや違和感を覚えます。
なぜなら、それは異次元の空間で、とにかくすごすぎるから。
ニックの前に初めてギャツビーが姿を現すシーンがあります。
振り返ったギャツビーがグラスを傾けながら満面の笑みを浮かべると、その背後で花火がずどーんと打ち上がります。
さすがにこれはやりすぎかな…と思いつつも、この不自然な世界観にどんどん引き込まれていきました。
これはミュージカル舞台の効果と似ているのだと思います。
ミュージカルでは、歌やパフォーマンスをしながら物語が進みます。
日常生活において、急に歌い出す人はいません。
ミュージカルは不自然な世界とも言えます。
しかし物語が進むにつれて主人公に感情移入して喜怒哀楽を共有していきます。
現実世界の中に不自然に組み込まれた歌にすっかり引き込まれているのです。
それと同じで、バズ・ラーマン監督の描くやや狂乱の煌びやかなパーティシーンにも、見ているうちに違和感が消えていき異次元空間になじんで行きます。
自分が一生体験できない世界になじんでいける・・・これが、映画の醍醐味です。
バズ・ラーマンの不自然とも思える演出は、舞台演出家ならではの発想なのかもしれません。
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バズ・ラーマン監督ののパートナーであるキャサリン・マーティン
バズ・ラーマンの作品を魅力的にしているのは、きらびやかな衣装やセットです。
このような素晴らしい美術を担当しているのは、キャサリン・マーティンです。
キャサリン・マーティン/ Catherine Martin
生年月日:1956年1月26日
出身地:オーストラリア シドニー
「ロミオ+ジュリエット」ではアカデミー賞美術賞にノミネート、「ムーラン・ルージュ」ではアカデミー賞美術賞と衣装デザイン賞を受賞、「華麗なるギャツビー」でも同じく美術賞と衣装デザイン賞を獲得しています。
彼女の手掛ける衣装は本当に素晴らしいですね。
クラシカルな要素と新しい要素が融合され、女性の美しさと大胆さが絶妙なバランスです。
彼女にしか作り出せない世界だと思います。ファッションを楽しむだけでも十分満足できます。
以前、東京青山のプラダのお店で、映画「華麗なるギャツビー」に提供した衣装を展示する展覧会が開かれたのです。
展示会東京だったから行けなかったけれど、行きたかったな!
その写真です。
(写真は、FASHION PRESSより)
思い切って新幹線代使ってでも行くべきだった・・・と、ちょっと後悔しています。
女性にとって、映画の衣装を手がけるお仕事って、あこがれですね。
実は、映画「華麗なるギャツビー」の衣装を手がけたキャサリン・マーティンは、実はバズ・ラーマン監督の奥様なのです。
仕事でもプライベートでも良きパートナーなのですね。
二人の間には二人の子どもがいます。
こんなお父さんとお母さんがいるなんて、なんて幸せなんでしょう。
「華麗なるギャツビー」の監督バズ・ラーマンについてご紹介してきました。
映画「華麗なるギャツビー」は、ラブ・ストーリーです。
バズ・ラーマン監督の作品数は少ないですが、どれも魅力的な作品ばかりです。
バズ・ラーマン監督の描く美しくも悲しい恋愛物語は魅力的です。
これからも、もっともっと作品を作り出してほしいですね。
では、次は、映画「華麗なるギャツビー」でギャツビーの理解者になっていくニックを演じたトビー・マグワイアについて見てみましょう!
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