「ゴスフォード・パーク」

密室劇ミステリー映画のおすすめ3作品!2つ目「ゴスフォード・パーク」のあらすじと感想!

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おすすめ密室殺人事件「ゴスフォード・パーク」のあらすじと感想

次におすすめしたい密室ミステリーはイギリス映画です。

2002年公開の「ゴスフォード・パーク」です。

原題はGosford Parkです。

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イギリスの大邸宅の主人が何者かに殺害され、犯人はパーティーに集まっていた客人や家族、そして大勢の使用人たちです。

複雑な人間関係が少しずつ紐解かれていき、やがて犯人を導いていきます。

巨匠ロバート・アルトマン監督のもとに、マギー・スミス、ヘレン・ミレンなどの大御所俳優が集結しています。

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「ゴスフォード・パーク」のあらすじ:ゴスフォード・パークに集まる貴族たちと使用人たち

1932年のイギリス。邸宅ゴスフォード・パークには、多くの貴族たちやその使用人たちが集まってきます。

邸宅の主人ウィリアム卿と夫人のシルヴィアはハンティングとパーティーを企画して多くの貴族を招いたのです。

シルヴィアの叔母のトレンサム伯爵夫人、シルヴィアの妹のルイーザと夫、同じく妹のラヴィニアと夫のアンソニー、ウィリアムのいとこであり人気俳優のノヴェロと彼の友人でアメリカ人のワイズマンがやってきます。

「ゴスフォード・パーク」のあらすじ:複雑な人間模様

彼らの間には複雑な人間関係があります。

ラヴェニアの夫アンソニーは破産寸前。この機会にウィリアムに経済的助けを求めようと考えています。

ウィリアムは、シルヴィアの叔母、トレンサムへの手当金を打ち切ろうとしていました。

そのシルヴィアの使用人のメアリーとレイモンドの使用人のパークスはお互いに好意を持ちます。

ワイズマンの使用人のデントンは謎めいた青年。

シルヴィアの誘惑を受けます。

男性陣はハンティングへ出かけます。

アンソニーはウィリアムに投資を打ち切らないように懇願します。

メアリーはトレンサム伯爵夫人にウィリアムが、手当を辞めようとしていることを話します。

ゴスフォード・パークのメイドのエルシーはウィリアムの愛人でした。

その事実がディナーの席でバレてしまいます。

「ゴスフォード・パーク」のあらすじ:殺人が起きる

ウィリアムはその後、書斎にこもります。

俳優のノヴェロはピアノ演奏をはじめ、使用人たちもその歌声に酔いしれます。

その演奏の間、不審な動きをする人物たちがいました。

第一下僕のジョージ、レイモンドの使用人のパークス、ラヴィニアの夫アンソニーがいなくなります。

そしてその間にウィリアムが刺されて殺害されます。

招待客たち、使用人たちは大きなショックを受けます。

そこへ事件追及のために、トンプソン警部とデクスター巡査がやってきます。

現場検証する中で、ウィリアムは刺殺されたのではなく、その前に毒殺されていたことがわかります。

シルヴィアはいつものように乗馬へ行きます。

アンソニーはウィリアムが亡くなったことで投資を打ち切られずに済むと喜びます。

<------ここからネタバレ記事あり------>

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「ゴスフォード・パーク」のあらすじ:使用人たちの秘密

使用人たちの間でも様々な真実が明るみになっていきます。

料理長のミセス・クロフトは、ウィリアムは工場で働く女性たちを妊娠させては子供を孤児院に送っていたと言います。

トレンサム伯爵夫人の使用人メアリーは色々な証拠や情報から、バークスがウィリアムを殺したと確信します。

メアリーはパークスに直接問いただしたところ、ウィリアムはまた新たな事実を話し始めます。

自分はウィリアムの血のつながった息子であるというのです。

バークスの母親はウィリアムが妊娠させた女性の一人だったのです。

そしてパークスの母はすでに亡くなっていると言います。

自分と母を捨てた父に復讐すべくウィリアムを刺したのは事実だが、その時にはすでに死んでいたと話します。

「ゴスフォード・パーク」のあらすじ:ミセス・ウィルソンの秘密

またメアリーは家政婦長のミセス・ウィルソンが、実はパークスの母親だということに気が付きます。

パークスは母親が死んだと聞かされていたのですが、実は生きていたのです。

そして、ミセス・ウィルソンは、パークスが屋敷にやってきた時に、自分が手放した息子であることを知ったのでした。

ウィリアムに復讐しようとやってきたと悟ったミセス・ウィルソンは、息子に罪を犯させないように、あらかじめ毒殺していたのです。

そして、ミセス・ウィルソンがいつも敵対している料理長のミセス・クロフトとは実の姉妹だったこともわかります。

ミセス・クロフトも同じようにウィリアムに妊娠させられたのですが、子供を手放すことはありませんでした。

しかし子供は病気ですぐに亡くなってしまったのです。

ミセス・クロフトは部屋で隠れて泣き叫ぶミセス・ウィルソンをなぐさめます。

結局、ウィリアムの死を本当に悲しむ者はいませんでした。

そして、客人たちは次々にゴスフォード・パークを去っていくのでした。

事件の全ての真相を知っているのはメアリー1人だけなのでした。

<------ここまでネタバレ記事------>

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「ゴスフォード・パーク」の感想

「ゴスフォード・パーク」は密室劇としても群集劇としても非常に面白い作品です。

貴族と使用人たちの複雑な関係に混乱させられならも、納得できるきれいなラストでした。

私の感想は100点中88点です。以下が私の個人的な感想です。

「ゴスフォード・パーク」の感想:貴族と使用人の人間ドラマのおもしろさ

舞台は1930年代のイギリスです。この時代の貴族について丁寧に描かれている作品だと思います。

華やかさだけでなく、ドロドロとした黒い部分も描かれているところが面白かったですね。

貴族たちにはそれぞれ使用人がいます。

パーティーのために多くの貴族が邸宅ゴスフォード・パークに集まってくるのですが、彼らと共に使用人たちもゴスフォード・パークにやってきます。

貴族を描いた映画の多くは、貴族中心のドラマが展開して、使用人にスポットが当たることはあまりないように思います。

しかし「ゴスフォード・パーク」では邸宅にいる全ての人物が殺人の容疑者となることで、全ての使用人にもスポットが当たります。

そして、殺された主人との関係やそれぞれの人間関係が丁寧に描かれていくのです。

この使用人の複雑な人間ドラマが展開することで、より一層深みのあるドラマになっていました。

そして様々な事実が紐解かれていきながら、真犯人が明らかになっていきます。

貴族、使用人たちの複雑な人間ドラマが伏線となって、ある事実に繋がっていくミステリーが面白かったですね。

「ゴスフォード・パーク」の感想:「ゴスフォード・パーク」と「ダウントン・アビー」

映画「ゴスフォード・パーク」をご紹介する上で触れておかなければいけないのが、海外ドラマの「ダウントン・アビー」です。

日本でも人気の高いイギリスドラマです。

この2つの作品にはとても共通点が多いです。

イギリスの貴族の良い面、悪い面を丁寧に描きながら、屋敷の下の階にいる使用人たちの人間ドラマも同時進行で描いているところです。

この2つの作品を繋げている人物が、「ゴスフォード・パーク」でアカデミー賞脚本賞を獲得したジュリアン・フェローズです。

イギリスの脚本家です。

2001年に「ゴスフォード・パーク」の脚本を手掛けて、2010年から始まった「ダウントン・アビー」でも脚本を担当しています。

実はジュリアン・フェローズ自信、貴族出身なのです。

「ゴスフォード・パーク」も「ダウントン・アビー」も当時のイギリス貴族の生活や慣習などをとてもリアルに描いていると高い評価を得ています。

本物の貴族を知っている人物が手掛けた作品だからこそ、リアルな貴族の生活が描かれているのですね。

また、ジュリアン・フェローズ以外にも2人、「ゴスフォード・パーク」と「ダウントン・アビー」の両方に出演している人物がいます。

1人目は「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのマギー・スミス/Margaret Smithです。

どちらの作品でも侯爵夫人を演じているのですが、かなり似ているキャラクターでした。

もう1人は、ジェレミー・スウィフト/Jeremy Swift という俳優です。

メインキャラクターではありませんが、どちらの作品にも使用人として出演していました。

「ゴスフォード・パーク」を観ると「ダウントン・アビー」が観たくなり、「ダウントン・アビー」を観ると「ゴスフォード・パーク」を観たくなりますね。

どちらも素晴らしい作品です。

私の「ゴスフォード・パーク」の感想でした。

ミステリー要素も人間ドラマも丁寧に描かれた作品でした。

キャラクターが多すぎるので一回観ただけでは理解できない部分もありました。

しかし繰り返し観ることで、しっかり理解できたり新しい発見があったり、何度でも楽しめる映画です。

「オリエント急行殺人事件」のようなミステリーが好きな方におすすめの作品です。

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