メリル・ストリープおすすめ3作品の2つめは、映画「マイ・ルーム」
メリル・ストリープおすすめ作品の2つ目は映画「マイ・ルーム」です。
1996年の映画で、原題はMarvin's Room。
メリル・ストリープは、レオナルド・ディカプリオの母親役です。
メリル・ストリープが47才の時の映画です。
決して派手な作品ではないのですが、心に染みわたるヒューマンドラマです。
他にもダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロという渋いキャスティングになっています。
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メリル・ストリープは、リーの役です。
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メリル・ストリープおすすめ3作品その2:「マイ・ルーム」のあらすじ
ダイアン・キートン演じるベッシ―は、寝たきりの父と車椅子生活の叔母の介護を長年してきた独身女性です。
ある時急性骨髄性白血病であることがわかります。
ベッシ―の妹であるリーはシングルマザー。
二人の子供を育てるために、美容師を目指して学校に通っていました。
ベッシ―は長男レオナルド・ディカプリオ演じるハンクの反抗的な態度に手を焼いていました。
ハンクは自宅に火を放ち精神病院に送られていました。
結婚を諦めて献身的に父と叔母の介護をしてきたベッシ―と、家を飛び出して好き勝手にやってきたリーは絶縁状態でした。
しかし、ベッシ―は、血のつながった家族からの骨髄移植を受けるために、リーに電話をかけます。
リーは戸惑いながらもハンクと次男のチャーリーを連れて実家に戻ってきました。
リーに反抗的なハンクでしたが、ベッシ―には次第に心を開いていきます。
リーはそんなハンクの姿を見て母親失格のように思い傷つきます。
リーとチャーリーは骨髄移植は不適合でした。
はじめは検査を受けたくないと拒んでいたハンクでしたが、検査を受ける決心をします。
ベッシ―とリーは一緒に過ごす時間の中で、少しずつ長年のわだかまりを溶かしていきました。
ベッシ―はハンクの心も優しく癒していきました。
しかし、リーはハンクが自分よりも離婚した夫のことを慕っている姿に我慢できなくなり、夫がハンクに暴力をふるったことが原因で離婚したという事実を言ってしまいます。
そのすぐ後に、ベッシ―は突然吐血して倒れてしまいます。
さらにベッシ―のもとにハンクの検査結果の連絡が入ります。ハンクも不適応だったのです。
しかし、ベッシ―は家族の集まった部屋の中で、「こんなに人を愛することができて幸せだ」と微笑むのでした。
メリル・ストリープおすすめ3作品その2:「マイ・ルーム」の感想
仲たがいしていた姉妹が、姉の白血病をきっかけに再会し交流していく物語です。
私の個人的な評価は100点中90点です。
姉ベッシ―は自分の人生を犠牲にして、父と叔母の介護をしてきた献身的な女性です。
独身ではありますが、とても家庭的で優しい母親オーラがあります。
一方妹のリーは、自分の好きな道に進むために、父と姉、叔母を見捨てて気ままに生きてきた女性です。
そんなリーの長男ハンクは、いつもリーに反抗してばかり。
この3人は、それぞれ人生に行き詰まっていました。
しかし、家族が集まることでその悩みが少しずつ軽くなっていくのです。
家族は面倒なところもあるけれど、やはり最後に頼りになるのは家族なんだと思わせてくれます。
物語は淡々と進みます。過剰な説明がないので、観客に解釈を求められるシーンも多々あります。
この静かな雰囲気が心地よかったですね。心がじんわり温かくなりました。
メリル・ストリープは本当にどんな役にでもなりきれる大女優ですね。
子育てや仕事、夢探しにすっかり疲れてしまったリーの様子が痛々しく伝わってきました。
メリル・ストリープにはちょっと珍しいキャラクターだと思います。
そして、息子ハンクを演じたレオナルド・ディカプリオの可愛さと美しさにため息が出る作品です。
最近の貫禄の出てきたレオナルド・ディカプリオのかっこ良さも素敵ですが、
やはりこの頃のみずみずしいかっこ良さは良いですね。
反抗的なハンクのキャラクターは、レオナルド・ディカプリオの得意とする「精神的に参っているキャラクター」の原型のように思います。
「タイタニック」で大ブレイクする直前のレオナルド・ディカプリオの姿を堪能することができます。
メリル・ストリープのおすすめ作品「マイ・ルーム」を紹介しました。
メリル・ストリープとダイアン・キートン、そしてレオナルド・ディカプリオの熱演に心を打たれる感動作です。
若くかっこいいレオナルド・ディカプリオを見ることできます。
おすすめの作品です。
では、次はメリル・ストリープおすすめ3作品!の最後は映画「マンマ・ミーア!」
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