トム・ハンクスおすすめ作品その2:「ターミナル」
トム・ハンクスおすすめ作品の2作目は、2002年公開の「ターミナル」です。
スティーブン・スピルバーグ監督とタッグを組んだ感動作です。
原題はThe Terminalです。
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トム・ハンクスおすすめ作品その2:「ターミナル」(2002年)あらすじ
アメリカのケネディ国際空港に到着したビクター・ナボルスキー。
彼はある目的のためにクラコウジアという国からアメリカにやってきたのです。
しかしタイミング悪く、クラコウジアでクーデターが起きて政府が消滅したためナボルスキーのパスポートとビザは失効扱いになっていたのです。
アメリカに入国することができなくなったナボルスキー。
入国許可が出る日まで、この空港の中で待ち続けることになります。
空港の管理官であるディクソンは、空港に居座ろうとするナボルスキーに手を焼いていました。
ナボルスキーが一歩でも空港から出た瞬間に不法入国者として捕えようと、警備を薄くしてみたりするのですが、真面目で正直者のナボルスキーは一切空港の外に出て行こうとはしません。
空港の中でお小遣い稼ぎをして食事を調達するなどして、けなげに空港での生活を続けていきます。
純粋で温かい心を持つナボルスキーは、少しずつ空港で働く人々から受け入れられていきます。
空港の住人として様々な人たちと友達になったナボルスキー。
クラコウジアの混乱が収まり、特別ビザが発行されてアメリカに入国できる日がやってきます。
大勢の人々から祝福をうけながら、ナボルスキーはついにアメリカに降り立ちます。
ナボルスキーがニューヨークに来た理由は、亡くなった父との約束を果たすためでした。
父が憧れていたジャズミュージシャンのサインをもらうことだったのです。
この約束を無事に果たすことができたナボルスキーは、やっと母国へ帰ることにするのでした。
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トム・ハンクスおすすめ作品その2:「ターミナル」の感想:私は空港のターミナル好き!
空港って巨大で何でも揃っていて「ここで生活できそう」と思ったこと、ありませんか?
私はよく考えることがありました。
なので、この映画の内容を知った時に、スピルバーグ監督はどんな風に空港での生活を描くのかワクワクしたのを覚えています。
ちなみに、世界の空港でどこの空港が一番、大きいのでしょうか?
ちょっと調べて見ました。
大きさだけのランキングです。
第1位 キング・ファハド国際空港
サウジアラビア タダンマームの国際空港。780㎢の面積。
第2位 デンバー国際空港
アメリカ コロラド州 デンバーの国際空港、137㎢の面積。
第3位 ダラス・フォートワース国際空港
アメリカ テキサス州 ダラスとフォートワースの空港。78㎢の面積。
アメリカで2番目の大きさです。
第4位 上海プードン国際空港
上海の国際空港。33.5㎢の面積。
第5位 パリ シャルル・ド・ゴール空港
パリ北部のヨーロッパ最大の空港で、32㎢の面積
成田空港が現在9.4㎢、関空が1期2期の島を併せて10.5㎢です。
この世界の国際空港の大きさが、いかに上記の空港が巨大かが分かりますね。
でも、広いだけでレストランやショッピングセンターとかが充実していなかったら楽しくないですよね。
となると、広さだけでなく、快適さ!でどこの空港がもし、そこで長い時間過ごすとしたらいいのでしょう?
実は、施設でお食事したりショッピングしたりの快適さ。空港スタップのサービスや語学スキル。トイレの位置など39のポイントをチェックして作成されたランキングがあったのです。
第1位 : シンガポール・チャンギ国際空港・・・年間利用者数:5540万人
第2位 : 東京国際空港/羽田空港・・・年間利用者数:7530万人
第3位 : 仁川国際空港・・・年間利用者数:4930万人
第4位 : ミュンヘン空港・・・年間利用者数:4230万人
第5位. : 香港国際空港・・・年間利用者数:6830万人
シンガポールのチャンギ国際空港が5年連続で「世界最高の空港」に選ばれています。
なんと、日本の羽田空港も2位になっています。
確かに、羽田空港、 仁川国際空港、香港国際空港、これらの空港で、結構待ち時間があった事がありましたが、ウロウロしていても退屈しませんでしたね。
シンガポール・チャンギ国際空港なら、長期で過ごしても楽しい!
でも、お金も自由もいっぱいあってこそ楽しめるのすがね・・・。
ちょっと、前置きが長くなってしまいましたが、旅好き、飛行機好き、世界の空港好きの私としては、それだけトム・ハンクスの映画「ターミナル」には、ちょっと思い入れ強いのです。
トム・ハンクスおすすめ作品その2:「ターミナル」の感想:トム・ハンクスの良さが存分に出てる!
さすが、トム・ハンクスだわ!と思ってしまいました。
架空の国であるクラコウジアの国籍のナボルスキーは英語を話すことができません。
そのため、初めはどうして入国できないのか理解できません。
自国のクーデターが理由であることがわかってからも、言葉が通じないナボルスキーは、誰とも意思疎通がとれず、電話の使い方さえわかりません。
もし自分がそんな状況に置かれたらと考えると、とても恐ろしいですよね。
全く言葉が通じない外国で空港から出ることができなくなるのです。
母国に電話をすることもできず、状況を知ることも伝えることもできないのです。
ナボルスキーも初めは、一人ぼっち孤独にロビーの椅子の上で眠って夜を過ごします。
しかし、彼にはどんな状況でも前向きに考える強さとユーモアがありました。
絶望的な状況にもかかわらず、ナボルスキーの表情は明るく、この状況を楽しんでいるようにも見えるのです。
食事代を稼ぐために、色々なバイトを見つけたり、本屋さんで立ち読みをして英語の勉強をしたり、本当に空港の住人になっていくのです。
初めは疎ましく思っていた空港の従業員たちも、次第にナボルスキーの前向きな人柄に惹かれていきます。
そして彼の温かさに触れながら自分も変わっていくのです。
美人なのに男運が悪い客室乗務員や、意地悪な清掃員のおじいさん、好きな女性にアプローチできずにいる食事係の男性など、ユニークなキャラクターが登場します。
彼らのストーリーも描くことで、物語が豊かなものになっていました。
実際にこんなに長い間空港で生活することが可能なのかはわかりませんが、ナボルスキーの空港生活はとても自然に描かれていて、幸せや切なさがたくさん詰まった素敵な時間でした。
ちょっと現実離れした描写もありファンタジーのような映画でもありました。
トム・ハンクスの良さが存分に出ている作品です。
ぜひご覧になってみてくださいね。
では次の記事は、トム・ハンクスのおすすめ3作の3つ目です。
>>トム・ハンクスおすすめの映画3作!三つ目は「ウォルト・ディズニーの約束」あらすじと感想!エマ・トンプソンとの演技が心に染みる!
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