映画「マザーズデイ」を見た私の感想です!
ゲイリー・マーシャル監督の最後の作品となってしまった「マザーズデイ」。
ホリデイシリーズの「バレンタインデー」、「ニューイヤーズ・デイ」も大好きな作品でしたが、今回も期待を裏切らない内容でした。
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映画「マザーズデイ」を見た私の感想:母を称える物語
ゲイリー・マーシャル監督のラブコメは、ラブストーリーを中心にしながらも、その恋愛を取り巻く家族愛や友情なども描かれているところが魅力です。
今回はタイトル「マザーズデイ」(原題:Mother's Day)の通り「母の日」をテーマにした作品です。
母の愛を中心に、家族愛、恋愛など、愛が溢れる物語になっていました。
ジェニファー・アニストン/Jennifer Aniston演じるサンディは、元夫が若いモデルと再婚し、しかも二人の息子たちも彼女に懐いてしまい戸惑いを隠せません。
ケイト・ハドソン/Kate Hudsonの演じるジェシーは母親に反対されたインド人と内緒で結婚して子供まで生まれていました。
しかしある日その秘密は母親にバレてしまいます。
ジュリア・ロバーツ/Julia Roberts演じるミランダは、テレビ界で成功を収めた女性ですが、実は10代の頃に娘を手放した悲しい過去がありました。
そしてそのミランダの娘であるブリット・ロバートソン/Britt Robertson演じるクリスティンは、実母の姿を見ずに育ったために、恋人との間に子供が生まれているにも関わらず、結婚に踏み出せずにいます。
ジェイソン・サダイキス演じるブラッドリーは、ジェニファー・ガーナー演じる妻ダナを亡くしたばかり。
思春期の娘二人と一緒に初めて母親のいない母の日を迎えることになります。
このそれぞれの問題を抱える4つの家族の「母の日」を描きます。
母としての不安、亡き母への想い、まだ見ぬ母への想いなど、様々な思いが錯綜します。
そして、最後には母であることの幸福感、母の強さや寛容さが上手く描かれていました。
4つの異なるストーリーをよく上手くまとめたなという感じでした。
4つの物語が所々でリンクするところも面白かったですね。
映画「マザーズデイ」を見た私の感想:王道のラブコメを貫いた監督
シュールなヨーロッパ映画なども好きですが、個人的にこのような王道のラブコメも大好きです。
前向きに頑張るヒロインが、様々なハプニングの中ドタバタ騒動を起こしながら、ハッピーなラストを迎えるというのがラブコメの王道だと思います。
嫌な人が出てこないので安心して観ることができます。
愛情に溢れていて優しい気持ちにさせてくれます。
疲れた心が癒されます。
しかし、このような王道ラブコメは賛否分かれる映画でもあると思います。
お決まりのキャラクターにお決まりの展開に飽きてしまうという方もいるかもしれませんね。
もちろん斬新な演出やストーリーも魅力的です。
クリストファー・ノーラン監督のように、毎回新しい驚きを見せてくれる監督もすごいと思います。
そのような作品も非常に面白いのですが、やはりこのようなお決まりのラブコメも、いつまでも残っていてほしいなと思いました。
「プリティ・ウーマン」からずっとこのような王道を貫いてきたゲイリー・マーシャル監督は偉大だと思います。
「恋愛映画の神様」と言われるのも納得です。
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映画「マザーズデイ」を見た私の感想:サンディが良かった
ジュリア・ロバーツもケイト・ハドソン
も良かったですが、この映画の魅力はジェニファー・アニストン
でした。
ジェニファー・アニストンの演じるサンディのキャラクターが良かったですね。
女性が共感できるポイントがたくさんあるキャラクターだったと思います。
もうあまり興味がなくなっていた元夫でしたが、新しい恋人ティナを紹介されて衝撃を受けます。
さらにその恋人は若くてスタイル抜群のモデルという事実に動揺します。
しかも、ティナが嫌な女なら良かったのですが、とても良い娘で、息子たちまで懐いてしまいます。
サンディは、初めはティナに対抗意識を燃やすのですが、息子たちのため、元夫のためを考えて、ティナの気持ちを尊重するようになります。
家族のために最善を尽くす母の強さが素敵でした。
家族のためなら、どんなことでも受け入れるのが母親の愛なのですね。
ジェニファー・アニストンの演技が最高でした。
そして最後にサンディにも新たな恋の予感が生まれるところも良かったですね。
これぞラブコメ、というラストでした。
難しい映画を観たくなる時もありますが、このようなハッピーな作品も大好きです。
懐かしい「フレンズ」のレイチェルの健在ぶりも嬉しかったです。
女性におすすめの素敵な作品です。
では、次は、映画「マザーズデイ」で素敵な母親を演じたジェニファー・アニストンについてです。
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