「ある文学者の恋文」 外国映画

映画「ある文学者の恋文」ミステリーのあらすじ(ネタバレあり)と感想!ミステリー?恋愛映画?

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映画「ある文学者の恋文」ミステリーのあらすじと感想

2016年公開のミステリー作品です。

「ニューシネマ・パラダイス」「鑑定士と顔のない依頼人」などのジョゼッペ・トルナトーレ監督最新作です。

原題はLa Corrispondenzaです。

読めないな〜。

これは、「コリスポンデンツァ」で通信、交信の意味のイタリア語なのです。

ある日突然恋人エドの死の知らせを受けたエイミーは動揺します。

ついさっきまでエドからメールがきていたからです。

そして、悲報の後もエドからの連絡は続きます。

エドは本当に死んだのか?どうしていつまでも連絡がくるのか?

悲しみと混乱の中、エドの出す手がかりを追いながら真相に近づいていきます。

主演はイギリスの名優ジェレミー・アイアンズと「007/慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコです。

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ

父と娘ほどの年の差のあるエドとエイミーは、ロンドンのホテルの一室で会っていました。

愛し合う二人は教授と生徒という関係でもありました。

エドはエイミーに何か言い洩らしていることはないかと尋ねます

「全部言った」というエイミーに対して、エドは「ならいい」と言います。

エドはホテルを出てタクシーに乗り込みます。

エイミーは幸せそうな表情で彼を見送りました。

翌日スタントの仕事をしている彼女は撮影現場にいました。

自分のアパートに戻るとエドから花束とビデオメッセージが届いていました。

ビデオの中でエドはエミリーへの愛を語っていました。

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ:エドの死を知るエミリー

大学でエドの講義に出席したエミリーですが、講義には代理の講師が現れます。

エミリーはエドからメールを受け取ります。「僕の代わりは誰?」と。

しかし、代理の講師は数日前のエドが亡くなったと言うのです。

混乱したエイミーはすぐエドに電話をかけますがつながりません。

ネットや新聞にはエドの死が報道されていました。

しかし、相変わらずエドからのメールやビデオメッセージは続いていました。

エミリーはエドの死を信じることができずにしました。

ビデオメッセージの中で、エドは自分に嫌気がさしてきたら11回名前を入力するように言います。

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ:エドからのメッセージを受け取り続けるエミリー

試験の前にエドからメールがきます。エドは、試験の内容を教えてくれたのです。

そのおかげでエミリーは試験に合格します。

エミリーはイタリアの別荘に向かいます。

そこにはノートパソコンとDVDが入っていました。

エドからの誕生日を祝うメッセージでした。

レストランの店員からエドが長い間ここに滞在して、休みなく手紙やビデオメッセージを作成していたことを話します。

エイミーはエドが座っていたという岩に座り、エドにメールをしようとしますが、もうエドは生きていないことを思い出してメールを送るのをやめます。

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ:エミリーと父の死

またエドからビデオメッセージが届きます。

エドは実はエミリーの母に会っていたのです。エミリーはいつも母からの電話を無視していました。

その理由は、エミリーの父の死と関係していました。

エミリーは父の死は自分のせいだと思っていたのです。

自分の周りの人間は消えていくと。だからエミリーは危険なスタントをしていたのです。

父との関係を指摘されたエミリーは激しく怒り、エドの映像を止めて、DVDを暖炉に投げ入れてしまいます。
エイミーはエドから言われていたように、名前を11回送ることで、エドからの連絡がこないようにしてしまいます。

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ:エドと連絡がとれなくなってしまったエミリー

そしてエミリーはまた危険なスタントをこなしていました。
エイミーはDVDを燃やしてしまったこと、名前を11回送ってしまったことを後悔しますが、もうエドと連絡をとる手段はなくなってしまいました。

エミリーはエドが受け取るはずのないメッセージを送ることにします。自分と向き合うために。

エミリーは燃やしてしまったデータを復元するために再びエジンバラに向かいます。

エドの娘のヴィクトリアと会いますが、ヴィクトリアは娘の自分よりもエミリーを愛していたことに腹を立てていました。

しかしヴィクトリアはデータを復元できずにいるエミリーのために、自分が預かっていたエドのビデオカメラを渡します。

<------ここからネタバレ記事あり------>

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ:ビデオレターを送っていた人物を知るエミリー

エミリーは、ビデオレターを送っていたのは、エドの親友でもある弁護士であることを突き止めます。

エドは自分の死後、エミリーにメッセージを送るように弁護士に託していたのです。

しかし、弁護士はエドとの約束は破れないということで、エドからの指示がない限り、残りのデータを渡すことができないと言います。

映画「ある文学者の恋文」のあらすじ:エドとの会話の再会

エミリーはエドとエミリーの名前を交互に入力することで、メールが再開するということに気が付きます。

その勘は当たり、再びエドからのメッセージを受け取ることができました。

ビデオの中でエドは「仲直りできて良かった」と話します。

そして、エミリーの博士論文の手伝いをします。エミリーはエドのサポートもあり素晴らしい論文を仕上げることができました。

エイミーはエドの主治医と会い、エドの最後の3カ月の様子を聞くことができました。

主治医はエドのエミリーへのメッセージを送る計画に反対していまいた。

彼の最後の人生を無駄にしてほしくなかったのです。

しかしエドはこの計画を成し遂げました。

エミリーは初めてエドが脳にがん細胞ができていたことを知りました。

エミリーは最後のスタントに挑もうとしていました。

それはエミリーがトラウマになっている父の事故と同じ状況のスタントでした。

エミリーはこの難しい仕事を見事成功させました。やっと父とのトラウマから解放されたのです。

エミリーの博士論文は多くの人々から祝福されて大成功を収めました。

そしてついにエドから最後のメッセージが届きます。

最後に自分の別荘をエミリーに譲ることを告げました。

その後、久しぶりにスタント仲間の1人に偶然再会します。

彼の誘いを一度は断るのですが、そのうち連絡をすると言って立ち去るのでした。

<------ここまでネタバレ記事------>

映画「ある文学者の恋文」の感想

「ニューシネマ・パラダイス」の監督ジョゼッペ・トルナトーレ監督作品の「ある天文学者の恋文」。

前回鑑賞した「鑑定士と顔のない依頼人」がとても面白かったので、かなり期待をして観たのですが・・・。

ちょっと期待しすぎてしまったこともあり、「鑑定士と顔のない依頼人」ほど入り込めませんでした。

映画「ある文学者の恋文」の感想:ミステリー映画より恋愛映画

前回観たジョゼッペ・トルナトーレ監督の「鑑定士と顔のない依頼人」は恋愛映画だと思っていたら、途中からミステリー的な展開になりすっかり騙されてしまいまいた。

「鑑定士と顔のない依頼人」も「ある天文学者の恋文」も、老人と若い女性の恋愛ということで似ているところがあったので、「ある天文学者の恋文」にも同じようなサプライズを期待しながら見ていました。

女子大生のエイミーは教授であるエドと真剣に付き合っていました。

いつものようにエイミーはエドから携帯にメールを受けていました。しかし、その直後エドの死の知らせを受けます。

「え?今エドからメールがきたのに?」と動揺します。

そして、その後も次から次へとエドからメールやプレゼント、ビデオメッセージが届きます。

そのメッセージはまるでエイミーをどこから見ているかのような内容なのです。

「本当にエドは死んだの?実はまだ生きていてどこから自分を見ているの?」エイミーは困惑します。

私はこの映画の中心はこの「エドは生きているの?死んでいるの?」というミステリーだと思い、どこに伏線があるのか目を凝らして見ていました。

ミステリー好きの私としては、ミステリー映画を見る時、映画の途中の伏線を探すのが楽しみなのです。

しかし、その謎はあっさり解けるのです。エドは本当に死んでいました。

病気で余命あと少しと知ったエドは、自分が死んだ後もエイミーにメッセージを送るために、ビデオメッセージやメール、プレゼントなどを準備していたのです。

そして死の直前に親友の弁護士に頼んで、タイミングよくエイミーに届けるように託していたのでした。

それを知ったエイミーはエドの深い愛を知り涙するのでした。

この作品はエドの死をめぐる謎解きというよりは、エドの大きな愛についての物語だったのです。

ミステリーを期待していた私には予想外な展開でした。

映画「ある文学者の恋文」の感想:エイミーの悲しみが胸に刺さった

突然恋人の死を知らされるエミリーの悲しみはとても大きなものでした。

映像を通してエドに会うことでエドとも自分とも向き合うことができるですが、かえってもうエドには会えないという悲しみを助長しているようにも思いました。

さらにエイミーはエドにも秘密にしていた暗い過去がありました。

自分のせいで父親が死んでしまったというトラウマを抱えていたのです。そのため、エイミーが危険なスタントをするアルバイトをして自分を追い込んでいたのです。

このような悲しみを抱えるキャラクターなので当たり前ではあるのですが、エイミーが終始暗すぎるところが苦しかったですね。

恋人の死にも向き合い、父親の死とも向き合うエイミーの辛さが胸に刺さりました。

危険なスタントをこなすことで自分を罰しているような姿も痛々しかったです。

もっと幸せなエイミーの姿も見たかったです。

しかしその分、たまに見せるエイミーの無邪気な笑顔がとてもキラキラして印象的でしたね。

映画「ある文学者の恋文」の感想:天文学者としての素敵なメッセージ

エドは天文学者の教授ということで、宇宙の神秘と自分の死とを重ねながらメッセージを送るところはとても素晴らしかったと思います。

あまり今まで観たことのないテーマだったと思います。

夜空には無数の星が輝いていますが、この瞬間輝いているわけではありません。

ずっとずっと前に放たれた光であり、その星はもう消滅しているのです。

つまり夜空を見上げる私たちは死せる星の輝きを見ているのです。死せる星と対話をしているのです。

エドもこのような死せる星と同じように、死んでからもエイミーに輝きを与えているのです。これこそ永遠の愛なのですね。

エイミーはエドとの対話の中で博士論文を仕上がるのですが、完成した論文のタイトルは「死せる星との対話」でした。

これはまさにエドとのやり取りを天文学とリンクさせて作り上げたものなのですね。エイミーの論文は称賛されて成功を収めます。

エドは死んでからもエイミーに輝きを与えたのですね。このラストのまとめ方はとても美しかったと思います。

天文学と恋愛をリンクさせながらきれいにまとめた美しい作品だったと思います。

しかし、エドの仕掛けた謎がもっと巧妙なものだったと期待していたので、ちょっと残念な部分もありました。

ミステリーなのか?恋愛映画なのか?どっちかにもう少し徹底して欲しかった。

監督は、両方を狙っていたのでしょうか?

純粋な恋愛映画として鑑賞したら、もっと違った感じ方をしたかもしれません。

 

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