俳優真田広之について
「ライフ」は宇宙ステーションに孤立してしまった6人のクルー達の姿を描くSF映画です。
このクルーの1人、ショウを演じたのは、日本人俳優の真田広之です。
日本のドラマ、映画でも大人気俳優ですが、ここでは真田広之の世界進出後の活躍についてご紹介したいと思います。
真田広之:「ラスト・サムライ」でハリウッド進出
1960年、東京都出身の俳優です。スカウトされて芸能界に入った真田広之は、なんと5歳で劇団入りました。
その後、日本のドラマ、映画には欠かせないベテラン俳優となりました。
1999年、ケネス・ブラナーやイアン・マッケランなどの名優と生み出した劇団であるイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで、全編英語のセリフを演じました。
この演技が高い評価を受けて、世界に知られる俳優となっていきます。
2003年にはトム・クリーズ主演の「ラスト・サムライ」で渡辺謙、小雪とともに出演して、素晴らしい演技を披露しました。
「ラスト・サムライ」は世界中で記録的大ヒットとなりました。日本でも驚異的ヒットとなり、日本の中でも「真田広之は世界で活躍する日本人俳優」というイメージが強くなりました。
実はこの「ラスト・サムライ」には、トム・クルーズが後に明かした製作秘話がありました。
日本人キャストの中でも真田広之の存在感、迫力ある演技が凄すぎたため、主演のトム・クルーズは自分の演技が薄れてしまうのでは…と感じほどだったのです。
世界のトム・クルーズの認められた演技力とは、本当にすごいですね。
真田広之:多くのハリウッド映画に出演
「ラスト・サムライ」の成功を受けて、演技力もありアクションもこなせる日本人俳優として、多くのオファーが舞い込みます。
「PROMISE 無限」(2005円)、「サンシャイン2057」(2007年)などのアクション大作に出演します。
またハリウッドの大物俳優との共演も続きます。
「ウルヴァリン:SAMURAI」(2013年)ではヒュー・ジャックマンと、「47RONIN」(2013年)ではキアヌ・リーブスと共演しました。
ハリウッドベテラン俳優と肩を並べる日本人俳優として、着々とキャリアを重ねてきました。
真田広之:多くの海外ドラマに出演
真田広之の活躍はハリウッド映画だけではありません。
海外ドラマにも多数出演しています。
まずは、世界的社会現象となった「LOST」。
飛行機事故により謎の無人島にたどり着いた乗客たちの姿を描きます。
謎だらけの展開で迎えたファイナルシーズン。
そのファイナルシーズンのカギを握る人物を演じたのが真田広之でした。
さらに、ヒロインの美しくも残酷な復讐劇を描いた「リベンジ」では、主人公エミリーの師匠役であるタケダを演じました。
謎の感染を描く「HELIX-黒い遺伝子」では謎の研究者ハタケ博士を演じました。
主要キャストとして多くのシーンに出演していました。
どれも、ゲスト出演のような脇役ではなく、かなり重要なキーパーソンを演じています。ミステリアスなキャラクターが多いですね。
真田広之:日本人俳優としての使命
真田広之は様々なインタビューの中で、「日本人が当たり前にハリウッド映画の現場にいるような環境を作りたい」という想いを語っています。
また、「おかしな日本文化が伝わらないようにしたい」というポリシーも持っています。
確かに、外国映画の中で描かれる日本人や日本の生活は、我々日本人から見ると、ちょっと「?」と思うことがありますよね。
普段から着物を着ていたり、普通に忍者が登場したり…そんなおかしな日本文化が描かれないように、日本の観客に見てもらっても恥ずかしくないものにしたいという使命感を持っているのです。
「変だな」と感じる日本語は絶対使わないという強い意志を持って演技に挑んでいます。
ハリウッド映画の中で演技をするというだけでも相当なプレッシャーだと思います。その中でもこのような強いポリシーを持って演じているのはすごいですね。
以上、「ライフ」でジェイク・ギレンホールやライアン・レイノルズとともに、国際ステーションのクルーを熱演した真田広之についてご紹介してきました。
ハリウッドの映画にドラマに大活躍の日本人俳優です。
同じ日本人として本当に嬉しいですね。
真田広之の活躍、そして真田広之に続く日本人俳優の活躍に期待したいですね。
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