「シーズン1、全8話で終了となった「マーベル インヒューマンズ」。
アメリカでの評価がとても低かったということで、期待をせずに観てみました。
「マーベル インヒューマンズ」酷評!
マーベルの肝入り作だったはずなのに、残念ながらファンからはブーイング!
アメリカには有名な批評サイト『ロッテントマト』と言うのがあるのですが、何と「マーベル インヒューマンズ」は8%ほどしか支持されませんでした。
そんなにひどい作品だったのかな・・・と思いながら見たのですが、それほど悪い内容ではありませんでした。
映画やドラマは、素晴らしい!と高評価で期待して見てからガッカリする時もありますが、反対に低評価で酷使しているのを覚悟して見て、「そんなに悪くないじゃないの?」って得した気分になる時とがあります。
「マーベル インヒューマンズ」は、面白くなかったら1話でやめよう!とダメ元で1話を見て、むしろなかなか楽しめた第1話だったので、最後の8話までしっかり鑑賞しました。
「マーベル インヒューマンズ」の感想:IMAXカメラで撮影
「マーベル インヒューマンズ」は日本で、第1話と第2話がIMAXの映画館で上映されました。
鑑賞した方々は、映画館でドラマを観るなんて今までにない体験だった!と喜んでいました。
このドラマはTVシリーズとしては初めてIMAXカメラで撮影されています。
そのため、とても迫力ある映像でした。
メビューサの動く髪や、蝶のような羽で飛ぶなど、インヒューマンズのそれぞれの能力の映像も面白かったです。
しかし、映画とのレベルの違いも感じました。
マーベル映画のハイクオリティの映像に比べると、チープさがあるシーンもありました。
このような要素が評価を下げてしまったのかなと思います。
そりゃあ、映画と比べられたら制作費用の面からも負けますよね。
「マーベル インヒューマンズ」の感想:MCUファンには嬉しい関わり
「マーベル インヒューマンズ」は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中のスピンオフドラマというポジションです。
インヒューマンズという超人類は、クリー人という宇宙人の実験によって作られました。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の敵キャラクターであるロナン・ジ・アキューザは、このクリー人です。
また、マーベルのドラマシリーズである「エージェント・オブ・シールド」にもヒドラに追われる超人類として、インヒューマンズが登場します。
海に沈んだエリジェン・クリスタルの力は特殊能力をまだ発揮していない人々の力を開花させます。
これにより世界中が混乱、することになります。
マーベルファンには嬉しい繋がりですね。
「マーベル インヒューマンズ」の感想:キャラクターが面白い
「マーベル インヒューマンズ」のキャラクター!
寡黙で強い王と、強く美しい女王、かわいいプリンセス、王を支える頼りになるいとこたち、そして怒れる王の弟。
この登場人物のシンプルさが良かったですね。
これらキャラクター、私は嫌いじゃないです。
ロイヤルファミリー側、マクシマス側のキャラクターも多いですが、メインキャストはわかりやすかったです。
そしてキャラクターの良さもありました。
メビュ―サの髪は攻撃できたり、気分によって髪の動きが変わったりします。
この真っ赤な髪が面白かったですね。
しかし、第1話において、この髪はバッサリと切られてしまったのでちょっと残念でした。
もっとあの赤い髪のパワーを見たかったです。
また、インパクトと言えば、クリスタルの巨大な飼い犬ロックジョーですね。
巨大であまりかわいい顔の犬ではないのですが、かなりかわいいです。
ロイヤルファミリーをハワイにテレポート能力で逃がすのですが、バラバラの場所に移動させてしまいます。
このちょっと間抜けなところもかわいいですね。
「マーベル インヒューマンズ」の感想:兄弟対決に物足りなさが…
絶対的な権力とインヒューマンズ能力を持つブラックボルトと、天才的な頭脳を持ちながらもインヒューマンズ能力のないマクシマス。
子供の頃から対立してきた兄と弟。
本気でお互いの死を望むほど憎み合っています。
でも、弟のマクシマス、クーデターを起こさないといけないほどの動機などが、はっきり見ている方には伝わってこなかったのです。
ブラックボルトの王であることの苦悩や、マクシマスの孤独などがそれぞれあるのですが、この心理描写がもう少しあれば良かったと思いました。
特にブラックボルトは言葉を発することがないので、何を考えているのか理解するのが難しいキャラクターでした。
かなり表情で気持ちを伝えようとしていましたが、細かい心理は伝わりきれていないのかなと感じました。
最終的にブラックボルトの能力に変化が起きて、普通に声を発するようになるのではと期待していたので、単純に「ブラックボルトの声がもっと聞きたかった!」という気持ちもありますね。
とにかく、この兄弟対決が、ちょっとぼんやりしていて、あともうひねりあれば、このドラマもっと面白いものになっていたと思います。
これって、脚本のせい?監督のせい?
ちょっと分かりませんが、同じ作品を違う脚本、違う監督で作っていたら、もっと素晴らしい作品になっていたかも知れません。
「マーベル インヒューマンズ」の感想:もっと続きが見たかった
シーズン1を観終わって、酷評されていたほど、悪い内容ではありませんでした。
MCUとのつながりもありますが、基本的にマーベル作品を知らなくても楽しめるドラマです。
個人的には、同じマーベルドラマの「エージェント・オブ・シールド」はどんどん複雑化して難しいので、「マーベル インヒューマンズ」の方がシンプルで楽しいくらいでした。
だからこそ、シーズン1で終了するというのが残念ですね。
シーズン1のラストではインヒューマンズが故郷である地球に戻って新しい生活を始めようとするシーンで終わったので、一応物語が終わった形にはなりました。
しかし、まだ残っている細かい謎や気になる部分も残っています。
まだまだ続けられる要素も残しているので、シーズン2が見たかったですね。
以上が私の感想です。
ちょっと辛口コメントもしてしまいましたが、酷評されているほど悪い内容では全くありませんでした。
シンプルな内容なので、気軽に楽しめるSFドラマだと思います。
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