海外ドラマ『スニーキー・ピート』シーズン1の感想
主演のジョバンニ・リビシが好きな俳優だったので観始めたドラマだったのですが、予想以上に面白く大満足でした。
ギャング役のブライアン・クランストンも、ドラマ「ブレイキング・バッド」を見てからすごい俳優だ!と大好きになっていたのでブライアン・クランストンも楽しめました。
あまりにも多くのストーリーが詰め込まれているので10話だけで完結するのか不安でしたが、見事に巧くかっこよくまとめていました。
♪「スニーキー・ピート」シーズン1のあらすじについてはこちらを読んでね。
>>『スニーキー・ピート』シーズン1のあらすじ!この話題作が面白い!ブライアン・クランストンが制作に参加
以下が「スニーキー・ピート」シーズン1を観終えた後の感想です。
スポンサーリンク
海外ドラマ『スニーキー・ピート』シーズン1の感想:ピートの騙しの上手さが面白い
詐欺師を主人公にした映画やドラマは多いですよね。
ドラマだと、マッド・ボマー主演の「ホワイトカラー」が一番に思い浮かびます。
映画だと、レオナルド・ディカプリオ主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年)もありましたね。
共通しているのは、詐欺という悪事を働きながらも完全なる「悪」ではないことです。
主人公は、悪者からお金を巻き上げるために詐欺をしたり、信念のために詐欺をするのです。
「スニーキー・ピート」の主人公マリウスも、仲間の復讐のために悪者ヴィンスを騙すなど、悪を倒す側にいる人物です。
だから、マリウスを応援してしまうのです。
そしてこのドラ「スニーキー・ピート」の一番の見どころは、マリウスの鮮やかな詐欺の技術ですね。
マリウスはピートの家族に何度も正体がバレそうになります。
特にいとこのカーリーはマリウスに対して初めから違和感があり、ピート本人ではないことを見抜きます。
しかし、マリウスはその度に、カーリーの疑惑の目をかわし、絶対ピート本人であると思わせるための嘘を畳みかけます。
オードリーも突然戻ってきたピートに対して不信感を持っていたのですが、この時も巧みにオードリーの情に訴えかけて、オードリーの信頼を勝ち取ります。
このマリウスの口の上手さには驚かされてばかりでした。
本当に詐欺師の才能がある男ですね。
常に騙したり罠を仕掛けているので、マリウスの行動一つ一つが全て怪しく思えてくるほどでした。
演じるジョバンニ・リビシもすごくハマり役でしたね。
くしゃっとした童顔の顔が、何とも胡散臭い感じがしてたまりませんでした。
海外ドラマ『スニーキー・ピート』シーズン1の感想:マリウスの事件とピートの事件のごちゃまぜ感がおもしろい
詐欺師のマリウスは、ギャングのボスであるヴィンスを怒らせたことから命を狙われていました。
そしてヴィンスから逃れるために、銀行強盗のふりをして逮捕され、服役することでヴィンスから身を守っていたのです。
しかし、ヴィンスの怒りは3年経っても消えていませんでした。
ヴィンスは出所するマリウスを待ち構えていたのです。
そこでマリウスは、囚人仲間のピートに成りすましてヴィンスから逃げ切ろうと考えました。
ピートは家族と20年間も疎遠だったため、祖父母やいとこ達は、マリウスがピートであると思い込みます。
ここまでは、よくありそうな話なのですが、このピートの家にも問題が山積みなところが面白かったですね。
ジュリアは別れた夫の微妙な関係に悩んでいました。祖母オードリーとの関係も良くありません。
カーリーはまだ学生ですが、スリの腕を磨いている問題児です。
祖父母のピーターとオードリーは犯罪者への保釈金貸付業を営んでいます。
オードリーは儲け話に騙され、危険な人物のお金に手を出してしまい、窮地に追い込まれていました。
特にオードリーの追い込まれていく姿は本当にハラハラしました。
オードリーを演じるベテラン女優、マーゴ・マーティンディルの気迫の演技力に圧倒されました。
マリウスは、ピートの家族を騙してサラッとお金を盗んで出ていくつもりでした。
しかしいつの間にか、このピート一家の問題に巻き込まれてしまい逃れられなくなってしまう展開が面白いのです。
マリウスは、「俺よりもピートの家族の方がピンチなのでは…」と思っていくのです。
マリウスの抱える問題以上の問題を抱えているピート一家から目が離せなくなりました。
スポンサーリンク
海外ドラマ『スニーキー・ピート』シーズン1の感想:ピートの家族との家族愛に心温まる
騙すためにピートの家族に近づいたマリウスでしたが、思いかけず長期滞在することで、徐々に情が移っていきます。
おそらく、マリウスはあまり家族愛に恵まれていなかったのだと思います。
だから、ピート一家に受け入れられて家族の温かさに触れることで、この家族のことが好きになっていったのだと思います。
このピートの心の移り変わりに胸が熱くなりました。
特にオードリーばあちゃんとの関係が良かったですね。
赤の他人にも関わらず、最終的には自分のヴィンス問題よりも、オードリーがランスに騙された問題のほうに奔走します。
オードリーを助けるための、詐欺師マリウスVS詐欺師ランスの戦いは見応えがありました。
海外ドラマ『スニーキー・ピート』シーズン1の感想:詐欺師仲間の絆に心打たれる
「スニーキー・ピート」シーズン1のメインは、マリウスと詐欺師仲間たちによるヴィンスへの復讐です。
まるで「オーシャンズ11」のようなチームワークの良さが爽快でした。
一人で詐欺をするよりも、それぞれの詐欺師が得意分野に徹することで、一つの大きな詐欺を完成させていくところに見応えを感じました。
ヴィンスの恋人として潜入するカトリーナは、本当に美しく魅力的な女性でした。
チャーリーの妻マージョリーはゾッとするような恐ろしさがありました。
そして一番好きなキャラはポーターです。マリウスの師匠であるベテラン詐欺師なのですが、ボケたふりをして堂々と詐欺をするなど、マリウスたちよりも、一枚も二枚も上手な感じでしたね。
そして、ヴィンスの件だけでもなく、マリウスが困っていたら助けてくれる仲間の絆も素敵でした。運命共同体という感じでしたね。
また、マリウスは弟エディに対しても深い愛情があります。
心が優しいエディは詐欺師には向いていない、自分のそばにいるとまた厄介事に巻き込まれてしまうと言い、最終回では別々の道を歩くことにするのです。
切ない別れのシーンでしたが、本当にエディのことを思っているマリウスだからできた決断だったと思います。
以上が私のシーズン1の感想でした。
「スニーキー・ピート」、軽い気持ちで観始めたら、予想以上に引き込まれて楽しむことができました。
「スニーキー・ピート」は、全10話というコンパクトさも良かったですね。
シーズン2も待ちきれません。
♪海外ドラマ『スニーキー・ピート』は、今、Amazonnプライム・ビデオで無料で見られます!
>>>>Amazonプライム・ビデオ
『スニーキー・ピート』/ジョヴァンニ・リビシの関連記事
>>『スニーキー・ピート』シーズン1のあらすじ!この話題作が面白い!ブライアン・クランストンが制作に参加
>>海外ドラマ『スニーキー・ピート』シーズン1の感想!悪を倒す側にいる詐欺師?軽い気持ちで観始めたら予想以上に引き込まれた!
>>「スニーキ・ピート」主演ジョヴァンニ・リビシ!名脇役俳優というイメージだったけど主役もバッチリ!まさにカメレオン俳優!
>>名脇役ジョヴァンニ・リビシの怪演が観られるおすすめ3作品:第3位は「パーフェクト・ストレンジャー」ハル・ベリーとブルース・ウィルスよりジョヴァンニ・リビシが印象強い!
>>「スキーニー・ピート」主演ジョヴァンニ・リビシのおすすめ3作品;第2位は「テッド」気持ち悪いジョバンニを見たい方必見!
>>ジョヴァンニ・リビシおすすめ作品3選の第1位:「カーラの結婚宣言」母性本能をくすぐるような可愛いジョヴァンニ・リビシが見られる作品!
関連記事はこちらです♪
スポンサーリンク