リュック・ベッソン監督おすすめ5作品:第5位「レオン」のあらすじと感想!
数多くの名作を手掛けてきたリュック・ベッソン監督。恋愛、SF、アクションと様々なジャンルの作品を発表してきました。
ここで、私の好きなリュック・ベッソン監督5作品をご紹介したいと思います。
まず第5位は、1994年公開のアクション映画「レオン」です。
原題は、フランス語ではLéon。英語ではThe Professionalです。
孤独な殺し屋と、汚職警官に家族を殺された孤独な少女。
この2人が偶然共同生活を始めることで徐々に愛情を感じるようになります。
リュック・ベッソン監督の代表作であり90年代を代表する作品でもあります。
主演のジャン・レノと子役時代のナタリー・ポートマンの息の合った演技に引き込まれます。
また、ゲイリー・オールドマンの怪演!も映画史に残る悪人キャラだと思います。
では、リュック・ベッソン監督おすすめ5作品の第5位「レオン」のあらすじからです。
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リュック・ベッソン監督おすすめ5作品:第5位「レオン」のあらすじ
ジャン・レノ演じるレオン・モンタナはニューヨークのアパートに住む一流の殺し屋。
イタリアンマフィアのボス・トニーの依頼を受けて暗殺を行っていました。
ナタリー・ポートマン演じるマチルダ・ランドーは同じアパートに住む12歳の女の子。
マチルダは家族から愛されず孤独な毎日を送っていました。
唯一マチルダが愛しているのは弟マイケルだけでした。
そんな中、マチルダが外出中、マチルダの家族全員が殺されるという事件が起きます。
マチルダの父は密売麻薬組織の麻薬を横領していたのです。
これに激怒したゲイリー・オールドマン演じるノーマン・スタンスフィールドが手下と共に家族を惨殺したのです。
スタンフォールドは、麻薬取締局の刑事の顔を持ちながら、裏では麻薬密売組織を牛耳っていた人物です
マチルダは顔見知りであったレオンに助けを求めます。
そして殺し屋のレオンに対して、弟の復讐をするために殺し屋の技術を伝授してほしいとお願いします。
レオンは断りまずが、最終的にマチルダを居候させることにします。
レオンは、愛情を注ぐのは観葉植物だけという孤独な男でした。
マチルダもまた、父親から暴力を受け、継母からは無視されるなどのひどい家庭環境の中で孤独を感じていました。
そんな2人が生活を共にするうちに、徐々に愛情が芽生えるようになっていきます。
マチルダはレオンとの穏やかな関係を築き始めながらも、弟の仇を撃ちたいという想いは消えていません。
麻薬取締局のスタンスフィールドが家族を殺した犯人だということを突き止めたマチルダは、スタンスフィールドを殺そうとの彼のいるビルに侵入します。
しかし銃を撃つことができず、逆にスタンスフィールドに捕らえられてしまいます。
レオンはマチルダの居場所を知り、スタンフィールドの部下を射殺してマチルダを救出します。
スタンスフィールドはレオンが自分の部下を殺したことに激怒してレオンを追います。
スタンスフィールドは実は、レオンに殺人を依頼していたトニーと手を組んでいた人物でもあったのです。
翌日、レオンのアパートは大勢の警察部隊に包囲されていました。
レオンは自分の身を犠牲にしてマチルダだけを逃がします。そしてスタンスフィールドを巻き添えにして爆死するのでした。
事件の後、マチルダは寄宿学校に戻っていました。
そしてレオンが大切に育てていた観葉植物を庭に植えるのでした。
リュック・ベッソン監督おすすめ5作品の第5位「レオン」のあらすじでした。
では、次はリュック・ベッソン監督おすすめ5作品の第5位「レオン」の感想です。
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リュック・ベッソン監督おすすめ5作品:第5位「レオン」の感想
あまりにも有名なリュック・ベッソン監督の代表作である「レオン」。
「今までで1番の映画」「映画を好きになったきっかけの映画」などという方も多い作品です。
公開当時見た時には今まで観たことのないような切ない恋愛に涙が溢れてきました。
時を経て改めて観てみると、ちょっと斬新さの面では物足りないかなと感じましたが、それでも間違いなく名作と言える作品だと思います。
この映画はなかなかジャンルが定まりにくい映画だと思います。
激しい銃撃戦が巻き起こるアクション映画なのですが、同時に恋愛映画でもあると思います。
観葉植物しか愛せない中年の孤独な殺し屋と、殺し屋を目指す大人びた少女の奇妙でピュアな恋愛模様が丁寧に描かれています。
この設定がこの映画の面白さですね。
殺し屋と可愛い少女というかなり斬新なカップルです。
恋愛感情のような親子愛のような、師匠と弟子のような…不思議な絆で結ばれた愛情です。
これはどのような愛情なのか決めることは無理だと思います。
「レオンとマチルダの愛」という特別な愛情ですね。
シリアスな内容ばかりの映画と思われがちですが、レオンとマチルダのほほえましい、可愛らしいやりとりもたくさん出てきます。
大人びたマチルダですが、たまに見せる本当に少女のような天真爛漫な笑顔がすごく印象的です。
そして無口で不器用なレオンが見せる精一杯の愛情表現にも温かい気持ちにさせられます。
あまりにも有名な悲しいラストシーン。
しかし、初めて自分を犠牲にしてまで守りたいという愛に出会えたレオンと、孤独の中で初めて深い愛情を得ることができたマチルダにとってはハッピーエンドだったと思います。
さらに、この映画の魅力は何と言ってもゲイリー・オールドマンの怪演ではないでしょうか。
「バッドマン」シリーズのゴードン警部補役以来、善人キャラが定着していますが、やはりゲイリー・オールドマンと言えば、悪人役、そしてスタンスフィールドのキャラクターが最もハマっていましたね。
映画史に残る悪人キャラだと思います。
見た目はわりと普通なのですが、キレたら何をするかわからないという恐ろしさがあります。
子供や女性でも容赦なく殺していく異常者です。
鼻歌混じりに一家を惨殺していくシーンは本当に恐ろしかったですね…。
ゲイリー・オールドマンは第90回アカデミー賞で「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」で見事主演男優賞を受賞しました。
今年ゲイリー・オールドマンは、60歳を迎えてまずます素晴らしい演技を披露していました。
そんなゲイリー・オールドマンの原点とも言える作品です。
もし観たことがないという方がいましたら、ぜひ鑑賞してみてくださいね。
リュック・ベッソン監督おすすめ5作品のうちの第5位「レオン」のあらすじと感想でした。
とにかく、この映画は主演のジャン・レノと子役時代のナタリー・ポートマン、そして悪役ゲイリー・オールドマン!
この3人のキャスティング大成功だったと思います。
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