海外ドラマ「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想
イギリスで爆発的人気があったドラマということで、WOWOWで放送された時から話題になっていました。
さらに続編も決定しているので、その前に「ザ・ファイブ-残されたDNA」のシーズン1を観て置こうと思い鑑賞してみました。
すると、評判以上の本当に素晴らしい内容に驚きました。
一級のサスペンススリラーです。
さすが、ベストセラー作家が原稿を書き下ろしたドラマです。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」は、「観て良かったー!」と自信を持って言えるドラマです。
スポンサーリンク
海外ドラマ「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:無駄のないストーリー
「ザ・ファイブ-残されたDNA」は、巧妙に練られた無駄のないサスペンスドラマでした。
このドラマの面白さは、やはりストーリーです。
このストーリーに無駄がない。
行方不明のジェシーは生きているのか?というミステリーを軸に3つの事件が絡み合います。
スポンサーリンク
「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:1つ目の事件
「ザ・ファイブ-残されたDNA」の1つ目は売春婦アリスが殺された事件。
この殺害現場からジェシーのDNAが見つかります。
そして、アリスは売春婦ではなくITエンジニアのセリーナであり、まずい情報を持っていたために殺害されたことがわかります。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:2つ目の事件
「ザ・ファイブ-残されたDNA」の2つ目は行方不明のケントンの事件。
マークは元恋人ラウラの息子サイモンから父親のケントンを探してほしいと依頼されます。
ケントンの行方を追ううちに、女子学生アレクサと恋愛関係にある疑いが出てきます。
そしてケントンは、セリーナと関係を持ったことがあり、それにより生まれたのがアレクサであることが判明します。
セリーナは殺されることを覚悟し、娘アレクサに父親ケントンの存在を明かし、助けを求めように指示していたのです。
1つ目と2つ目の事件が繋がりました。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:3つ目の事件
「ザ・ファイブ-残されたDNA」の3つ目は音楽プロデューサーによる女性監禁事件。
シェルターを運営するスレイドはジェマという女性を保護します。
彼女は音楽プロデューサーのジェイに監禁されていました。
ジェイは他にも女性たちを監禁しており、スレイドにより射殺されて、女性たちは救出されます。
この殺害現場からもジェシーのDNAが見つかり、1つ目と2つ目の事件と繋がりました。
このように無関係と思われた3つの事件が繋がっていくのが、とても面白かったです。
無駄のない完璧に作り込まれた脚本だったと思います。二転三転する展開なので、毎話、目が離せませんでした。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:大人の事情がリアルに描かれている
「ザ・ファイブ-残されたDNA」はサスペンスだけでなく、大人のドラマもたっぷり盛り込んであるところが良かったです。
結婚に踏み込めずにいるマークの恋愛事情、良き妻でいることに不満を感じるプルー、自分の家族の生活と父親の介護問題の間で苦悩するダニーなど、大人が抱える様々な問題が色々な角度から描かれました。
本当にしたい仕事をするのか、お金のために仕事をすべきなのかというプルーとスレイドの問題もありました。
学生時代の友達に久しぶりに会うと、それぞれ学生の頃にはなかった悩みや問題を抱えていたりしますよね。
大人になると、色々と複雑になってくるのは全世界共通なのだな…と思って見ていました。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」は、事件と平行してこのようなリアルな人間ドラマが展開するので、飽きることがありませんでした。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:感動の最終回
「ザ・ファイブ-残されたDNA」は、感動の最終回への展開がとても良い!と思いました。
このドラマの素晴らしさは何と言っても最終回です。
ジェシーの正体は実はダニーの同僚のカールだったのです。
カール本人もこの事実を知らずに生きてきたので、自分がジェシーだと知った時には混乱します。
この予想外のオチにもびっくりしたのですが、それ以上にびっくりしたのが、とても感動的なラストだったことです。
幼いジェシーを連れ去ったのは実の父フランクでした。ジェシーの人生を奪ったことにマークは憤慨するのですが、スレイドは「自分たちはジェシーを見捨てた。
フランクがマロシからジェシーを助けた。」と言ってマークをなだめました。
マークたち4人は、一緒に遊んでいた幼いジェシーを放っておいたのです。
だから変質者マロシに狙われて誘拐されそうになったのです。
そして連れ去られようとしているところにフランクが現れたことで、ジェシーはマロシに誘拐されずに済んだのです。
このドラマの前半では、変質者であり殺人鬼であるマロシの恐ろしさが長々を描かれてきました。
これを見せられてきたことで、フランクを責める気持ちが半減しました。
もしフランクが助けなければマロシにひどい目に合わされたと思うと、フランクに感謝したくなりました。
さらに、フランクは事故で娘を亡くしたことで心神喪失状態だったのです。
そのため、フランクを裁くことがとても難しく、そこが深みのある感動ドラマになっていました。
自分が何者かわからず、誰に怒りをぶつけて良いのか混乱するジェシーでしたが、マークの温かい言葉を受けて、長い時を経て和解することができました。
この兄弟のシーンは、かなり感動的なシーンでした。
トム・エリスの演技が本当に素晴らしかった!
このドラマは、目を覆いたくなるような残酷なシーンが多々ありました。
首輪で繋がれて監禁された少女たちや、殺人鬼マロシの恐ろしさなど、気持ちが悪くなることも多かったのですが、ラストの爽やかで美しい兄弟愛により、とても後味の良いドラマとなりました。
こんな清々しいラストが待っていたとは予想していませんでした。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」シーズン1の感想:続編は?
「ザ・ファイブ-残されたDNA」の続編はどうなる⁉
このドラマは放送されるとすぐに続演の制作が決まりました。
シーズン2は「ザ・フォー」というタイトルに変わります。
このシーズン2のタイトルを知って、驚きました!
「ザ・フォー」ということは、誰か1人が減って4人のドラマになるのでしょう。
5人とも好きなキャラクターだったので、誰かいなくなるのは寂しいです。
ジェシーの事件は解決したので、ジェシーの事件がこれ以上進展することはないでしょうね。
おそらく今度はマーク以外の誰かの家族の事件が起きるのだと思います。
そして他にもいくつかの事件が発生するという、「ザ・ファイブ-残されたDNA」のシーズン1と同じ流れが予想されます。
刑事、弁護士、シェルター経営者、そして女医のそれぞれの立場から事件に迫っていくと思います。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」のシーズン2=「ザ・フォー」を楽しみに待ちたいと思います。
「ザ・ファイブ-残されたDNA」の関連記事
>>海外ドラマ「ザ・ファイブ-残されたDNA」のキャストとキャラクター!演技派ぞろいのイギリスの俳優たち!
>>海外ドラマ「ザ・ファイブ-残されたDNA」のあらすじ!20年前に行方不明となった少年のDNAが見つかったというミステリー小説!スピード感のあるスリリングな展開の連続!
関連記事はこちらです♪
スポンサーリンク