海外ドラマ「レギオン」のキャストとあらすじと感想!
「レギオン」は、X-MENの創始者であるプロフェッサーXの息子デヴィッドの中で覚醒したレギオンというミュータントの戦いを描くSFドラマです。
原題は、Legionです。
常識に捕らわれない斬新な内容や映像が高く評価されて、すぐにシーズン2、3の制作が決まりました。
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<目次>
1、海外ドラマ「レギオン」のキャストたち
2、海外ドラマ「レギオン」シーズン1のあらすじ(ネタバレ)
3、海外ドラマ「レギオン」シーズン2の感想
1、海外ドラマ「レギオン」のキャストたち
主人公レギオンを演じるのは「ダウントン・アビー」で英国紳士マシュー役でブレイクしたイギリス俳優ダン・スティヴンスです。
それ以外にも海外ドラマでおなじみの新旧スターが集まっています。
では、まずは、「レギオン」のメインキャストをご紹介していきましょう。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:ダン・スティーヴンス(デビット役)
統合失調症であり、幼い頃から幻覚や幻聴に悩まされてきた青年デヴィッド・ハスラー。
しかし幻覚は本物でないかと気が付きます。
実はX-MENの創始者プロフェッサーXの息子でありミュータントです。
デヴィッドを演じるのは、ダン・スティーヴンスです。
ダン・スティーヴンス/Dan Stevens
生年月日:1982年10月10日
出身地:イングランド ロンドン
英国ドラマ「ダウントン・アビー」のマシュー役として世界的に大ブレイクしました。
注目のイケメン英国俳優です。
その後「美女の野獣」(2017年)の野獣役にも大抜擢されました。
王子様のようなコスチュームを着た役が多いので、今回の役は今までのイメージとガラリと変わっていました。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:レイチェル・ケラー(シドニー役)
デヴィッドと同じ精神病院に患者としてやってくる女性シドニー・バレッド。
体に触れられることに対して激しい拒否反応があります。
実は体を触った相手と入れ替わってしまうという特殊能力を持ったミュータントだったのです。
シドニーを演じるのはレイチェル・ケラーです。
レイチェル・ケラー/Rachel Keller
生年月日:1992年12月25日
出身地:アメリカ ミネソタ州 セントポール
ドラマ「スーパーナチュラル」「メンタリスト」「FARGO/ファーゴ」に出演する若手女優です。
今回ヒロイン役に大抜擢されましたが、堂々とした演技で存在感がありました。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:ジーン・スマート(メラニー役)
デヴィッドに対して、様々な治療法を試みるセラピスト、メラニー・ハード。セラピスト集団のトップでもあります。優しく頼りになる女性です。
メラニーを演じるのはジーン・スマートです。
ジーン・スマート/Jean Smart
生年月日:1951年9月13日
出生地:アメリカ ワシントン州シアトル
3回もエミー賞を受賞しているベテラン女優です。
最近はドラマ「24」シーズン5でローガン大統領の妻マーサを演じたことで有名です。
「HAWAI FIVE-0」「FARGO/ファーゴ」にも出演しています。
強い女性、恐い女性のキャラクターを演じることが多いですね。
今回も貫禄のある役どころですね。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:ケイティ・アセルトン(エイミー役)
デヴィッドの姉であるエイミー・ハラー。
弟の統合失調症を心配して頻繁に病院に面会に来ています。
エイミーを演じるのはケイティ・アセルトンです。
ケイティ・アセルトン/Katie Aselton
生年月日:1978年10月1日
出身地:アメリカ メイン州ミルブリッジ
女優、監督として活躍している方です。
「The League」で共演した俳優であり監督のマーク・デュプラスと結婚しています。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:ジェレミー・ハリス(プトノミー役)
メラニーが従えている特殊能力を持つ者のひとりであるプトノミー・ウォレス。
全てのことを記憶する能力があり、他の人の記憶を読み取り、入り込むことができます。この能力に悩まされることもあります。
プトノミーを演じるのはジェレミー・ハリスです。
ジェレミー・ハリス/Jeremie Harris
生年月日:(公開されていませんでした)
出身地:アメリカ ニューヨーク州ニューロシェル
ジュリアード音楽院で演劇を学んでいました。
舞台、映画、ドラマで活躍しています。「ブルーブラッド~NYPD家族の絆~」「パーソン・オブ・インタレスト」に出演しています。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:アンバー・ミッドサンダー(ケリー・ラウダーミルク役)
メラニーが率いる特殊能力者集団の一人であるケリー・ラウダーミルク。
女性ケリーの体の宿る別人格です。
考えるより先に行動してしまう女性です。
ケリー・ラウダーミルクを演じるのはアンバー・ミッドサンダーです。
アンバー・ミッドサンダー/Amber Midthunder
生年月日:1997年4月26日
生まれ:アメリカ合衆国
父親は俳優、母親はキャスティングディレクターです。
9歳の時に「サンシャイン・クリーニング」で映画デビューしています。
現在21歳ということで、これからが期待の若手女優です。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:ビル・アーウィン(ケリー・ラウダーミルク役)
メラニーが率いる特殊能力者集団の一人であるケリー・ラウダーミルク。
男性ケリーの体の宿る別人格です。女性ケリーとは違い、冷静で落ち着いて行動する慎重派な男性です。
ケリー・ラウダーミルクを演じるのはビル・アーウィンです。
ビル・アーウィン/Bill Irwin
生年月日:1950年4月11日
出身地:アメリカ カリフォルニア州サンタモニカ
俳優、監督として活躍しています。
「真夏の夜の夢」(1999年)、「グリンチ」(2000年)、「レイチェルの結婚」(2008年)など多数の映画に出演しています。
「CSI:科学捜査班」のネイサン・ハスケル役など、数多くのドラマにも出演しているベテラン俳優です。
海外ドラマ「レギオン」のキャスト:オーブリー・プラザ(レニー・バスカー役)
薬物中毒、アルコール中毒のためデヴィッドと同じ精神病院に入院している女性レニー・バスカー。
あまり深く考えずに思いのまま行動したり発言する自由な女性です。
デヴィッドの友人ですが、邪魔をすることもある厄介な存在です。
レニーを演じるのは、オーブリー・プラザです。
オーブリー・プラザ/Aubrey Plaza
生年月日:1984年6月26日
出生地:アメリカ デラウェア州
コメディアンとして活躍して人気を集めていました。
2010年に映画デビューして以来、コンスタントに映画出演をしています。
しかし、日本公開の作品は少ないので、日本では知名度の低い女優さんだと思います。
今回のレニー役で有名になるでしょうね。
コメディアン出身ということで、デヴィッドとの笑える掛け合いも上手ですね。
以上が「レギオン」のメインキャストです。ベテランから新人俳優までバラエティに富んだキャストです。
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2、海外ドラマ「レギオン」のあらすじ
では、次は、「レギオン」シーズン1のあらすじです。
海外ドラマ「レギオン」のあらすじ:自分の能力を知るデヴィッド
主人公のダン・スティーヴンス演じるデヴィッド・ハスラーは、統合失調症として精神病院で長い間生活をしていました。
薬物中毒、アルコール中毒のレニーだけが話し相手でした。
彼は子供の頃から幻覚や幻聴に苦しみ、自殺を図るほど追い詰められていました。
しかしある時、その精神病院にレイチェル・ケラー演じるシドという女性が入院してきたことがきっかけで、単調たったデヴィッドの生活は一変します。
自分の幻覚や幻聴は病気ではなく、特殊能力によるものかもしれないということに気が付くのです。
デヴィッドは実は、X-MENの創始者プロフェッサーXの息子であり、特別な力を持つミュータントなのです。
シドもまたミュータントでした。
シドの能力は触った相手と精神が入れ替わるというものでした。シドはデヴィッドに触れられることを激しく拒否していました。
デヴィッドとシドはお互いに好意を持つようになります。そしてシドが退院する日に、デヴィッドはシドにキスをします。
すると二人の精神は入れ替わってしまいます。
海外ドラマ「レギオン」のあらすじ:デヴィッドをかくまうメラニー博士
もとの自分の体を精神に戻ったデヴィッドですが、ディビジョン3という謎の組織に捕まり尋問を受けます。
実はこの組織は政府機関であり、デヴィッドの特殊能力が覚醒することを阻もうとします。
特殊能力者を調査し、手に負えない特殊能力者は殺すという恐ろしい機関なのです。
シドニーは、デヴィッドにメラニー博士というセラピストを紹介します。
そしてメラニー博士と彼女の部下であるセラピストチームによって脱走させられます。
メラニー博士は、デヴィッドに対して、デヴィッドは非常に特殊な能力を持つミュータントである事実を話します。
心で物を操ることができるというのです。
メラニー博士は、デヴィッドの力は戦いに勝つカギとなると言います。
デヴィッドは、覚醒した自分の能力を正しくコントロールできるように訓練を始めます。
セラピストチームの一人プロトミーは他人の記憶に入り込むことができる能力を持っています。
プロトミーの特殊能力を使用して、メラニー博士のチームとデヴィッドはデヴィッドの記憶の中に入っていきます。
デヴィッドの姉エイミーは政府の組織に捕まり、デヴィッドの居場所を言うように尋問を受け続けていました。
海外ドラマ「レギオン」のあらすじ:トラウマに苦しむデヴィッド
デヴィッドの頭の中には「怒りんぼ少年」「黄色い目をした悪魔」という不気味なキャラクターが現れて、彼を苦しめていました。
デヴィッドの記憶の中に入ったメラニー博士たちも「怒りんぼ少年」「黄色い目をした悪魔」の恐怖に怯えます。
そして「怒りんぼ少年」「黄色い目をした悪魔」に襲われたデヴィッドとメアリーたちは離れ離れになります。
デヴィッドだけが「アストラル界」という異次元空間に取り残されてしまいます。
そこで、メラニー博士の夫であり21年間もこの場所に閉じこもっていたオリバーに会います。
デヴィッドは、姉のエイミーがディビジョン3に捕らわれていることを察知します。
シドたちは、まだ自分の力をコントロールできていないデヴィッドに対し、エイミー救出は無理だと止めるのですが、デヴィッドは1人きりで政府の施設に乗り込み、特殊能力を使ってエイミーを助け出します。
海外ドラマ「レギオン」のあらすじ:明らかになる真実
そしてデヴィッドは、エイミーからある事実を聞かされます。
自分はエイミーとは本当の兄弟ではないこと、自分は養子であり本当の親はプロフェッサーXであることがわかります。
プロフェッサーXは、自分の宿敵シャドウキングから息子を守るために養子に出していたのです。
デヴィッドの頭の中にいる「怒りんぼ少年」「黄色い目をした悪魔」はシャドウキングが姿を変えているだと気が付きます。
シャドウキングがデヴィッドの精神に寄生して乗っ取ろうとしているのです。
これを突き止めたメラニー博士たちは、シャドウキングをデヴィッドの精神から離れさせることに成功します。
やっと苦悩から解放されたデヴィッドでしたが、謎の球体が現れてその中に閉じ込められてしまうのでした…
3、海外ドラマ「レギオン」の感想
では、次は、海外ドラマ「レギオン」シーズンを見た私の感想です。
「X-MEN」のスピンオフドラマということで、「X-MEN」の世界観がそのままドラマになったような内容を想像していたのですが、かなり予想外の内容でした。
「ダウントン・アビー」のマシューが出演していたことも驚きでした。
海外ドラマ「レギオン」の感想:デイヴィットを一緒に混乱する面白さ
1話目を観た時には、「どういうこと?」「意味がわからない」「ついていけない…」とかなり混乱しました。
主人公であり、物語の語り手であるデイヴィットは、統合失調症として精神病院に閉じ込められています。
子供の頃から幻覚や幻聴に悩まされてきているため、デイヴィット自身、何が現実で何が幻覚かわからない状態なのです。
観ている私たちも、このデイヴィットの混乱状態の中に置かれるため、わからなくて当然なのです。
もしかしたら、1話目を観て、「おもしろくない」と諦めてしまった方もいるかもしれませんね。
このドラマの脚本を担当するノア・ホーリーは「FARGO/ファーゴ」「BONES」などのドラマを手掛けてきた人気脚本家です。
先日ノア・ホーリーの興味深いコメントを見つけました。
「デイヴィットを信用できない語り手として描きたかった」というのです。
「なるほど」と思いました。
このドラマは敢えて主人公と一緒に混乱に巻き込むことを目的としているドラマなのです。
だから、ある程度「意味がわからない」でOKなのです。
そのような考えで観てみると、結構楽しめるドラマでした。
海外ドラマは、お決まりの展開や決まりの伏線、お決まりのどんでん返しなどが多い中、このドラマは、そのようなルールを一切無視して進みます。
穏やかなシーンだと思ったら、突然ドスンと物凄く不気味な顔が現れたりします。
シリアスな場面かと思ったら、次の瞬間笑えるミュージカルが始まったりします。
このドラマを「デビット・リンチ監督作品のようだ」という人が多いのですが、まさにその通りでした。「ツイン・ピークス」や「マルホランド・ドライブ」の摩訶不思議な世界観とすごくよく似ていると思いました。
さらにノア・ホーリー監督は、このドラマは「体感型ドラマ」と言っていました。
本当に「体感型」という言葉がぴったりのドラマですね。
海外ドラマ「レギオン」の感想:映像が新しい
「X-MEN」シリーズの映像も凄いと思いましたが、このドラマは映画「X-MEN」の雰囲気とは一味違う映像でした。
アメコミやSFアクションというよりは、アート系の作品のような映像だと思います。
シーンごとに色が統一されていたり、心乱すような斬新な色使いがあったりします。
ミュータントがパワーを使って戦うシーンの迫力映像も見ごたえがあり、「テレビドラマのクオリティは本当にすごいな」と思いましたが、個人的にはアート系の映像の方に目がいきました。
さらに映像だけでなく「音」も斬新でした。
たまに挿入されるミュージカル映像がシュールでした。
物語の流れを無視して、突然おかしなダンスなどが始まるので、良い意味で気が抜けてしまうことが何度もありました。
また、静かな場面から突然爆音になることも多く、一人で観ていると非常にビックリします。
突然トーキー映画のようになったり、無音の世界になったり、とにかく何でもありなのです。
ストーリー展開だけでなく「映像」「音」も裏切ってくれる予測不能なドラマでした。
海外ドラマ「レギオン」の感想:「ダウントン・アビー」のマシューだったとは!
主人公デイヴィットを演じるのは、ダン・スティーヴンスです。
初めてデイヴィットの姿を見た時に全く気が付かなかったのですが、英国ドラマ「ダウントン・アビー」のメインキャストであるマシュー役の俳優さんですね。
ダン・スティーヴンスは、クローリー家の長女メアリーの夫マシューとして大ブレイクしました。
魅力はちょっとぽっちゃりしていて、優しさと温かさのあるところでした。英国紳士ならではのジェントルマンな雰囲気が素敵でしたね。
しかし、デイヴィットは全く違うキャラクターです。
スリムな体に顔もシュッと細く、ギラギラとした危ない目つきが印象的です。
勝手にダン・スティーヴンスはプライベートでもマシューのような王子様のようなイメージを持っていたので、衝撃を受けました。
ダン・スティーヴンスの演技の幅に驚かされました。
好き嫌いが分かれるドラマだとは思いますが、挑戦的な面白いドラマでした。
お決まりの海外ドラマのパターンに飽きている方がいたら、ぜひご覧になってみてください。
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