映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観た感想!
クイーンの音楽は、有名な楽曲しか知らない程度だったのですが、どんなバンドなのか改めて知りたいという好奇心もあり、鑑賞してみました。
期待以上の迫力のステージと感動秘話に圧倒された2時間13分でした。
映画「ボヘミアン・ラブソディ」を観終わった後の感想です。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想:クイーンとは
ご存知の方が多いと思いますが、まずクイーンとはどんなバンドなのか簡単におさらいしておきたいと思います。
1970年にブライアン、ロジャー、フレディが「クイーン」を結成。
翌年にジョンが加入しています。
1973年にファーストアルバム「戦慄の王女」をリリース。
1975年には伝説のアルバム「オペラ座の夜」がリリースされます。
>>オペラ座の夜
このアルバムに収録されている「ボヘミアン・ラプソディ」は全英で9週連続1位、50週にわたりランクインするという大ヒット曲となりました。
さらに1977年にはアルバム「世界に捧ぐ」をリリース。
>>世界に捧ぐ
このアルバムには「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が収録されています。
イギリスの売上数を計算すると、3世帯に1世帯はこのアルバムを持っていることになるほどでした。
クイーンの通算レコードセールスは3億枚以上、世界5位となっています。
ちなみに世界1位はビートルズです。
イギリスのロックバンドはやはり偉大ですね。
クイーンの音楽は、当時流行していたハードロックとは異なるものでした。
クイーンの生み出す音楽をジャンル分けすることはおそらく不可能です。
常に挑戦と進化を繰り返しているバンドなのです。
どの楽曲もクイーンしか出せない個性があり、その「クイーンらしさ」に人々は熱狂したのです。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想:クイーンが好きになる物語
この作品は、クイーンのボーカリスト、フレディの挫折や苦悩、成功が描かれます。
そしてクイーンが伝説となるまでの物語です。
フレディという人物が、いかに音楽を愛していたのか、そして音楽に愛されていたのか、クイーンが生み出す大ヒット曲の裏側にはどんなドラマがあったのか。
そんなクイーンの魅力と偉大さを知ることができるのです。
アーティストって、ステージで堂々とパフォーマンスをする姿だけを見ていると、それがその人の全てのように思ってしまいます。
凡人とは違う、神のような存在に見えてしまうのです。
しかし、実際にはどんな大スターも普通の人間であり、私たちと同じように挫折もあれば苦悩もある、メンバー同士のケンカもあるし裏切りもある、そのような真実を見ることができました。
そしてそんなクイーンを知れば知るほど、愛さずにはいられなくなりました。
クイーンの音楽、そしてクイーンが絶対に好きになる作品です。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想:クイーンの音楽に圧倒される
この作品を観て、もっとドラマティックな部分を見たかったという方もいるでしょう。
確かに省略されている人間ドラマが目立ちました。
メンバーにいつの間にか奥さんや子供ができていたり、重要人物であるメアリーの新恋人もあっさり登場しました。
そのあたりの人間ドラマをもっと丁寧に描いても良かったのかなと思いました。
しかし、それは観終わってからの感想です。
観ている時には、そんなあら探しをする暇がないほど、次から次へとクイーンの素晴らしい楽曲が流れてくるので、その壮大な音楽にどっぷり浸かることができました。
人間ドラマばかりに重点を置くと、どうしてもライブシーンは減ってしまいます。
細かい人間ドラマはカットして、敢えて音楽のシーンを贅沢に組み込んでいるところが、この作品の魅力なのです。
クイーンの音楽に圧倒されて、贅沢な時間を過ごすことができました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想:ラミ・マレックはやはりソックリだった!
ラミ・マレックがフレディにソックリ!ということが話題となりましたが、やはりその通りでした。
どのシーンもフレディが蘇ったかのような演技でした。
歌っている姿はもちろん、話し方や歩き方など完璧にフレディになり切っていましたね。
ラミ・マレックの演技は本当に素晴らしかったです。
さらに、フレディ以外のメンバーもすごくソックリで驚きました。
特にブライアンは本人と見分けがつかないほど似ています。
クイーンファンの方たちも納得のキャストだったでしょう。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想:ライヴ・エイドのステージが素晴らしかった
20世紀最大のチャリティイベントである「ライヴ・エイド」。世界150カ国、19億人の人々が視聴したとされる伝説のコンサートです。
>>伝説の証 ~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985 [Blu-ray]
クイーンは見事このステージで復活します。
実際のコンサート映像を見たことがあるのでが、忠実に再現されていました。
クイーンが選んだ曲は、もちろん「ボヘミアン・ラプソディ」。
それはフレディの魂の叫びのようでした。
内なる自分と向き合うことへの苦悩、死への恐怖、そしてそれでも生きていかなくてはいけない決意。
そんなフレディの歌詞が胸に突き刺さりました。
さらに王者であることを称える「伝説のチャンピオン」、ブライアンが生み出した「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など、コンサート最多の6曲を披露して、会場は大歓声に包まれました。
クイーンの復活と、フレディの残りの人生への決意表明のステージでした。
もしかしたら、あまり洋楽を聞かない方は好きになれない作品かもしれません。
洋楽好きな私は、心の底から楽しめる最高の作品でした。
クイーンの音楽についてあまり知識がなかったのですが、この作品で過去の楽曲をもう一度聞き返したくなりました。
映画と音楽は、本当に切っても切れない関係ですね。
人生を豊かにしてくれる素晴らしいものだと改めて感じました。
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