【第91回アカデミー賞発表結果】
今年も洋画ファンに嬉しいイベントがやってきました!
アカデミー賞授賞式の日が近づいてくるとそわそわして落ち着かなくなってしまいます。
ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞など、様々な映画賞がありますが、やはりアカデミー賞は別格ですよね。
今年も映画界最大の授賞式を楽しむことができました。
第91回アカデミー賞の結果&感想をご紹介していきたいと思います!
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【第91回アカデミー賞発表結果】:第91回アカデミー賞の見どころは?
今年は、色々な意味で予想がつかないアカデミー賞でした。
これが見どころと言えますね。
まず、これほど本命作品がわからない年は珍しいと思います。
だいたいアカデミー賞前になると、他の映画賞の結果が出ることで大本命作品が絞られてくるのですが、今年はそうではありませんでした。
英国アカデミー賞では「ROMA ローマ」が作品賞を受賞。
ゴールデン・グローブドラマ部門では「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞を受賞しています。
また、「ROMA ローマ」と並んで最多10部門にノミネートされている「女王陛下のお気に入り」も受賞の可能性が高いと言われていました。
さらに、全米俳優組合賞ではキャスト賞を受賞して驚かせた「ブラックパンサー」の受賞の可能性も出てきたのです。
初監督ブラッドリー・クーパー&初主演レディー・ガガの「アリー スター誕生」も非常に勢いがありましたね。
つまり、どの作品が選ばれてもおかしくない状態だったのです。
これは映画ファンとしては非常にワクワクする授賞式でした。
さらに今回は視聴率低迷の問題を打破するために、放送時間を短縮するという試みを行いました。
昨年までは4時間の長時間番組だったのですが、今年は3時間の番組に短縮することになったのです。
撮影賞、編集賞、短編実写映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、4部門の受賞者発表はCM中に行うことで、放送時間を大幅に短縮したのです。
もう一つ予想がつかないのが「司会者なしの受賞式」ということです。
恒例の司会者によるオープニングトークがないということで、どんな雰囲気でスタートするのでしょうか。
これも見どころの一つでした。
【第91回アカデミー賞発表結果】:作品賞
それでは、作品賞からご紹介していきましょう!
ノミネート作品は以下の8作品です。
「ブラックパンサー」原題: Black Panther
「ブラック・クランズマン」原題:BlacKkKlansman
「ボヘミアン・ラプソディ」原題:Bohemian Rhapsody
「女王陛下のお気に入り」原題:The Favourite
「グリーンブック」原題:Green Book
「ROMA ローマ」原題:Roma
「アリー スター誕生」原題:A Star Is Born
「バイス」原題:Vice
アカデミー賞最大の目玉である作品賞。
今年は「本命不在」と言われ、大混戦が予想されました。
その中でも有力だったのは動画配信会社Netflix制作の「ROMA ローマ」です。
「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督が、故郷メキシコシティのローマという町を描いた作品。
独特のモノクロ映像で、美しい家族愛を描いたヒューマンドラマです。
もし受賞したら動画配信会社の作品初の快挙となります。
さらに「ROMA ローマ」と同じく最多10部門にノミネートされた「女王陛下のお気に入り」、ゴールデン・グローブ賞の作品賞を受賞した「ボヘミアン・ラプソディ」も最有力と言われていました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:作品賞受賞は「グリーンブック!」
どの作品が受賞してもおかしくないと言われた大混戦の中、見事一歩リードした作品は「グリーンブック」でした。
1962年の人種差別の残るアメリカ南部を舞台に、ジャズ・ピアニストとして活躍するセレブ黒人ドン・シャーリーと、ガサツな白人用心棒トニー・リップの友情を描いた人間ドラマです。
人種差別がテーマの作品ですが、決して重い内容ではなく爽やかなコメディタッチの作品です。
ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリは、それぞれ主演賞と助演賞にノネートされるという快挙を成し遂げています。
日本の映画ファンにとって嬉しいのが、「グリーンブック」の日本公開が3月1日ということ!
世界中から注目される話題作をすぐに観ることができますね。
私もすぐに映画館に観に行きたくでウズウズしています。
【第91回アカデミー賞発表結果】:監督賞
次にご紹介するのは、作品賞の次に盛り上がりを見せる監督賞。
ノミネートは以下の5人の監督です。
スパイク・リー/"Spike" Lee
「ブラック・クランズマン」
パベウ・パブリコフスキ/Pawel Pawlikowski
「COLD WAR あの歌、2つの心」
ヨルゴス・ランティモス/Yorgos Lanthimo
「女王陛下のお気に入り」
アルフォンソ・キュアロン/Alfonso Cuarón Orozco
「ROMA ローマ」
アダム・マッケイ/Adam McKay
「バイス」
監督賞の大本命は「ROMA ローマ」の監督、脚本、制作、編集を務めたアルフォンソ・キュアロン監督です。
作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞にノミネートされまた。
第91回アカデミー賞の中心人物と言えますね。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「ゼロ・グラビティ」などの監督としても有名ですが、「ROMA ローマ」はだいぶ雰囲気が違いますね。
半自伝的な物語ということで、監督自身の想いが詰まった作品です。
もう一人の本命は「ブラック・クランズマン」のスパイク・リー監督です。
社会的、政治的問題を扱った作品が多いことで有名です。
非常に高い評価を受けている監督ですが、アカデミー賞受賞経験はありません。
今年こそは!と世界中が注目していました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:監督賞はアルフォンソ・キュアロン監督!
アルフォンソ・キュアロン監督「ROMA ローマ」は残念ながら作品賞は逃しましたが、見事監督賞を受賞しました。
アルフォンソ・キュアロン監督はメキシコ出身の監督です。
そのアルフォンソ・キュアロン監督にオスカー像を渡したのは、昨年の「シェイプ・オブ・ウォーター」で作品賞と監督賞を受賞したギレルモ・デル・トル監督でした。
ギレルモ・デル・トル監督もメキシコ出身の監督です。
2年連続でメキシコ出身の監督が監督賞を受賞することになりました。
アンフォンソ・キュアロン監督は受賞スピーチで「みなさんのおかげで現地の女性たちに焦点をあてた作品が成功しました。
先住民の女性を中心とした作品を認めてくれたアカデミーに感謝します。」とコメントしていました。
アンフォンソ・キュアロン監督は、移民として働いている約7000万人の女性たちがいること。
自分たちの仕事はそのような他人が目を向けないところに目を向けることが大切であることを述べていました。
さらに第88回と第87回のアカデミー賞でもメキシコ出身のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が監督賞を受賞しています。
本当にメキシコ出身監督の勢いがすごいですね!
私はメキシコ映画が大好きなのでとても嬉しく思います。
アンフォンソ・キュアロン監督のスピーチも非常に感動的でした。
【第91回アカデミー賞発表結果】:主演男優賞
次に俳優部門をご紹介したいと思います。主演男優賞にノミネートされたのは以下の方々です。
・クリスチャン・ベール/Christian Bale,「バイス」
・ブラッドリー・クーパー「アリー スター誕生」
・ウィレム・デフォー「永遠の門 ゴッホの見た未来」
・ラミ・マレック「ボヘミアン・ラプソディ」
・ヴィゴ・モーテンセン「グリーンブック」
今年の主演男優賞はとても華やかですね。
「バイス」のクリスチャン・ベールは体重を20キロ増やして副大統領チェイニーを演じました。
相変わらずクリスチャン・ベールの体重の変化はすごいですね。
「アリー スター誕生」のブラッドリー・クーパーも厳しいボイストレーニングを積んで伝説のミュージシャン役を熱演しました。
「永遠の門 ゴッホの見た未来」のウィレム・デフォーは名脇役俳優として有名なベテラン俳優ですが、今回は主演男優賞に初ノミネート。
「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックは、伝説のロックバンドクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを演じ大絶賛されました。
フレディが蘇ったようなパフォーマンスは圧巻でした。
「グリーンブック」のヴィゴ・モーテンセンは、最近実力派俳優として飛躍中の俳優です。主演男優賞のノミネートは3度目。
果たして初受賞となるでしょうか。
【第91回アカデミー賞発表結果】:主演男優賞はラミ・マレック!
私は2018年に鑑賞した映画の中で、一番衝撃的なキャラクターがラミ・マレック演じるフレディ・マーキュリーでした。
フレディ本人とラミ・マレックの顔は良く見るとそれほど似ているわけではないのですが、スクリーンの中で歌うラミ・マレックは本当にフレディそのものでした。
ただ似せて演じているのではなく、フレディ本人なのです。
個人的にラミ・マレックの受賞は本当に嬉しいです!
実はノミネートされた5人の中で、ラミ・マレックだけがアカデミー賞ノミネート経験がありません。
それにもかかわらずベテラン俳優たちをおさえて選ばれたのはすごいですね。
ラミ・マレックはゴールデン・グローブ賞でも主演男優賞を受賞しています。
【第91回アカデミー賞発表結果】:主演女優賞
続いて主演女優賞をご紹介しましょう。
以下の方々がノミネートされています。
・ヤリッツァ・アパリシオ「ROMA ローマ」
・グレン・クローズ「天才作家の妻40年目の真実」
・オリビア・コールマン「女王陛下のお気に入り」
・レディー・ガガ「アリー スター誕生」
・メリッサ・マッカーシー「ある女流作家の罪と罰」
今年の女優賞は多彩な顔ぶれとなり、とても楽しみにしていました。
本命はやはり「天才作家の妻40年目の真実」のグレン・クローズでしょう。
過去6回もアカデミー賞にノミネートされているにもかかわらず、一度も受賞したことがないのです。
今年ことは祈願の受賞となると予想されていました。
「アリー スター誕生」のレディー・ガガは初主演映画で初のオスカーノミネートとなりました。
女優としてはまだまだ新人のレディー・ガガです。
さすが超一流のエンターテイナーということで、素晴らしい演技でした。
この勢いでベテラン女優たちをおさえて初受賞となるのでしょうか。
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【第91回アカデミー賞発表結果】:主演女優賞はオリヴィア・コールマン!
オリヴィア・コールテンはイギリス出身の個性派女性です。
個人的にはドラマ「ナイト・マネジャー」の国際執行機関に務めるアンジェラのイメージが強い女優さんです。
ベテラン女優グレン・クローズをおさえて見事、初ノミネート、そして初受賞となりました。
オリヴィア・コールマンのスピーチは、今回最も会場を盛り上げていました。
「すごいわ…オスカーとっちゃった!」と興奮気味なスピーチからはじまり、グレン・クローズやレディー・ガガ、自分の家族も一緒をネタにしながらパワフルなトークを披露しました。
ウィットにとんだ笑いはイギリス人ならですね。
そしれ何よりオリヴィア・コールマンの人の良さが伝わるインタビューでした。
【第91回アカデミー賞発表結果】:助演男優賞
実力派揃いの助演男優賞。以下の人々がノミネートされています。
・マハーシャラ・アリ「グリーンブック」
・アダム・ドライバー「ブラック・クランズマン」
・サム・エリオット「アリー スター誕生」
・リチャード・E・グラント「ある女流作家の罪と罰」
・サム・ロックウェル「バイス」
昨年の助演男優賞は「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェルが受賞しました。
サム・ロックウェルは今年もノミネートされ2年連続受賞となるか注目されていました。
しかし大本命はマハーシャラ・ハリ。黒人差別が残る時代において、超セレブでインテリな黒人ピアニストを演じました。
主演のヴィゴ・モーテンセンは主演にノミネートされています。
個人的には、「アリー スター誕生」のサム・エリオットの演技が最も印象的でした。
【第91回アカデミー賞発表結果】:助演男優賞はマハーシャラ・ハリ!
マハーシャラ・ハリは「ムーランライト」で2017年にアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。
2年後にまた助演男優賞を受賞するとはすごいことです。
さらに、アカデミー賞で黒人俳優が助演男優賞を二度受賞するのは史上初のことです。
このマハーシャラ・ハリの快挙を自分のことのように喜んだのが、ヴィゴ・モーテンセンでした。マハーシャラ・ハリは受賞スピーチの中で「僕の相棒であるヴィゴに感謝する」とコメントしています。
「グリーンブック」はマハーシャラ・ハリ演じるシャーリーとヴィゴ・モーテンセン演じるトニーの友情が描かれた感動作です。
実生活でもマハーシャラ・ハリとヴィゴ・モーテンセンは友情を深めているのですね。感動的なシーンでした。
このようなシーンが見えるのは
【第91回アカデミー賞発表結果】:助演女優賞
助演女優賞にノミネートされたのは以下の方々です。
・エイミー・アダムス「バイス」
・マリーナ・デ・タビラ「ROMA ローマ」
・レジーナ・キング「ビール・ストリートの恋人たち」
・エマ・ストーン「女王陛下のお気に入り」
・レイチェル・ワイズ「女王陛下のお気に入り」
「女王陛下のお気に入り」はオリヴィア・コールマン主演女優賞、助演のエマ・ストーンとレイチェル・ワイズが助演女優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げています。
さらに「バイス」のエイミー・アダムスの存在感も抜群ということで受賞が期待されていました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:助演女優賞はレジーナ・キング!
非常に豪華な顔ぶれが集まった助演女優賞でしたが、受賞は「ビール・ストリートの恋人たち」のレジーナ・キングに。
娘と娘の恋人であり無実の罪で逮捕された青年を支える母親役を演じました。
レジーナ・キングはこの役で数々の賞を受賞しており、アカデミー賞も大本命と言われていました。
魂のこもった演技が高く評価されました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:脚本賞
「女王陛下のお気に入り」デボラ・デイビス トニー・マクナマラ
「魂のゆくえ」ポール・シュレイダー
「グリーンブック」ニック・バレロンガ ブライアン・カリー ピーター・ファレリー
「ROMA ローマ」アルフォンソ・キュアロン
「バイス」アダム・マッケイ
【第91回アカデミー賞発表結果】:脚本賞は「グリーンブック」!
作品賞を受賞した「グリーンブック」は脚本賞も受賞。
作品に内容が非常に高く評価されていますね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:脚色賞
「バスターのバラード」ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
「ブラック・クランズマン」チャーリー・ワクテル デビッド・ラビノウィッツ ケビン・ウィルモット スパイク・リー
「ある女流作家の罪と罰」ニコール・ホロフセナー ジェフ・ウィッティ
「ビール・ストリートの恋人たち」バリー・ジェンキンス
「アリー スター誕生」エリック・ロス ブラッドリー・クーパー ウィル・フェッターズ
【第91回アカデミー賞発表結果】:脚色賞は「ブラック・カランズマン」!
「ブラック・カランズマン」のスパイク・リー監督は悲願のアカデミー賞受賞となりました。
受賞発表プレゼンターのサミュエル・L・ジャクソンと抱き合う姿が印象的でした。
【第91回アカデミー賞発表結果】:視覚効果賞
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」
「プーと大人になった僕」
「ファースト・マン」
「レディ・プレイヤー1」
「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」
【第91回アカデミー賞発表結果】:視覚効果賞は「ファースト・マン」!
圧巻の映像美を見せてくれた「ファースト・マン」は納得の受賞でした。
しかし「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「レディ・プレイヤー1」も非常に素晴らしい映像でしたね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:美術賞
「ブラックパンサー」
「女王陛下のお気に入り」
「ファースト・マン」
「メリー・ポピンズ リターンズ」
「ROMA ローマ」
【第91回アカデミー賞発表結果】:美術賞は「ブラックパンサー」!
「女王陛下のお気に入り」を予想していたのですが「ブラックパンサー」が受賞。
美術賞を受賞したハナー・ビーチラーは、「ムーンライト」でも美術を担当していた方です。
【第91回アカデミー賞発表結果】:撮影賞
「COLD WAR あの歌、2つの心」ウカシュ・ジャル
「女王陛下のお気に入り」ロビー・ライアン
「Never Look Away」ケイレブ・デシャネル
「ROMA ローマ」アルフォンソ・キュアロン
「アリー スター誕生」マシュー・リバティーク
【第91回アカデミー賞発表結果】:撮影賞は「ROMA ローマ」!
独特のモノクロ映像が高く評価されていた「ROMA ローマ」が撮影賞を受賞しました。
監督のメキシコへの愛が伝わる暖かい映像美が素晴らしい作品です。
【第91回アカデミー賞発表結果】:衣装デザイン賞
「バスターのバラード」メアリー・ゾフレス
「ブラックパンサー」ルース・カーター
「女王陛下のお気に入り」サンディ・パウエル
「メリー・ポピンズ リターンズ」サンディ・パウエル
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」アレクサンドラ・バーン
【第91回アカデミー賞発表結果】:衣装デザイン賞は「ブラックパンサー」!
美術賞に続き、衣装デザイン賞も「ブラックパンサー」が受賞!衣装デザイン賞を受賞したのはルース・E・カーター。
衣装デザイン賞を獲得した史上初のアフリカ系アメリカ人女性となりました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:長編ドキュメンタリー賞
「Free Solo(原題)」
「Hale County This Morning, This Evening(原題)」
「Minding the Gap(原題)」
「父から息子へ 戦火の国より」
「RBG 最強の85才」
【第91回アカデミー賞発表結果】:長編ドキュメンタリー賞は「Free Solo(原題)」!
断崖絶壁エル・キャピタンという困難な道のりを歩く通したアレックス・オノルドの伝説の瞬間を描いたドキュメンタリー映画が受賞しました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:短編ドキュメンタリー賞
「Black Sheep(原題)」
「エンド・ゲーム 最期のあり方」
「Lifeboat(原題)」
「A Night at the Garden(原題)」
「ピリオド 羽ばたく女性たち」
【第91回アカデミー賞発表結果】:短編ドキュメンタリー賞は「ピリオド 羽ばたく女性たち」!
女性の経済的自立のために奮闘するインドの女性たちの姿を描いた作品です。
【第91回アカデミー賞発表結果】:編集賞
「ブラック・クランズマン」
「ボヘミアン・ラプソディ」
「女王陛下のお気に入り」
「グリーンブック」
「バイス」
【第91回アカデミー賞発表結果】:編集賞は「ボヘミアン・ラプソディ」!
クイーンのライブシーンが圧巻の「ボヘミアン・ラプソディ」が編集賞を受賞。
【第91回アカデミー賞発表結果】:外国語映画賞
「カペナウム(原題)(レバノン)」
「COLD WAR あの歌、2つの心(ポーランド)」
「Never Look Away(原題)(ドイツ)」
「ROMA ローマ(メキシコ)」
「万引き家族(日本)」
【第91回アカデミー賞発表結果】:外国語映画賞は「ROMA ローマ(メキシコ)」!
大本命の「ROMA ローマ」が受賞となりました。
「万引き家族」の受賞も見たかったですね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:音響編集賞
「ブラックパンサー」
「ボヘミアン・ラプソディ」
「ファースト・マン」
「クワイエット・プレイス」
「ROMA ローマ」
- 音響編集賞「ボヘミアン・ラプソディ」!
音響賞は、予想通りの「ボヘミアン・ラプソディ」が受賞しました。本当にライブ会場にいるような臨場感あふれる演出でした。
【第91回アカデミー賞発表結果】:録音賞
「ブラックパンサー」
「ボヘミアン・ラプソディ」
「ファースト・マン」
「ROMA ローマ」
「アリー スター誕生」
【第91回アカデミー賞発表結果】:録音賞は「ボヘミアン・ラプソディ」!
音響賞に続き、録音賞も「ボヘミアン・ラプソディ」が受賞。
クイーンの音楽が認められたようで非常に嬉しいですね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「ボーダー(原題)」
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
「バイス」
【第91回アカデミー賞発表結果】:メイクアップ&ヘアスタイリング賞は「バイス」!
クリスチャン・ベールが20キロ近く体重を増やし、ディック・チェイニーの20代から70代までを演じた「バイス」。
見事メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:作曲賞
「ブラックパンサー」ルドウィグ・ゴランソン
「ブラック・クランズマン」テレンス・ブランチャード
「ビール・ストリートの恋人たち」ニコラス・ブリテル
「犬ヶ島」アレクサンドル・デスプラ
「メリー・ポピンズ リターンズ」マーク・シェイマン
【第91回アカデミー賞発表結果】:作曲賞は「ブラックパンサー」!
「ブラックパンサー」は作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞の3部門受賞。ヒーロー映画として最も多くの受賞を果たした作品となりました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:主題歌賞
“All the Star”「ブラックパンサー」
“I'll Fight”「RBG 最強の85才」
“The Place Where Lost Things Go”「メリー・ポピンズ リターンズ」
“Shallow”「アリー スター誕生」
“When a Cowboy Trades His Spurs for Wings”「バスターのバラード」
【第91回アカデミー賞発表結果】:主題歌賞は「アリー スター誕生」!
今年は「ボヘミアン・ラプソディ」」「メリーポピンズ リターンズ」など音楽映画が盛り上がっていますが、主題歌を比べるなら「アリー スター誕生」の“Shallow”でしょう。
授賞式で、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが迫力あるステージを披露しました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:長編アニメーション賞
「インクレディブル・ファミリー」
「犬ヶ島」
「未来のミライ」
「シュガー・ラッシュ オンライン」
「スパイダーマン スパイダーバース」
【第91回アカデミー賞発表結果】:長編アニメーション賞は「スパイダーマン スパイダーバース」!
細田守監督の「未来のミライ」に期待していましたが、受賞はありませんでした。
しかし、日本のアニメがノミネートされただけでも嬉しいですね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:短編アニメーション賞
「Animal Behaviour(原題)」
「Bao」
「Late Afternoon(原題)」
「One Small Step(原題)」
「Weekends (原題)」
【第91回アカデミー賞発表結果】:短編アニメーション賞は「Bao」!
ピクサー/ディズニーの短編映画が受賞しました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:短編実写映画賞
「Detainment(原題)」
「野獣」
「マルグリット」
「Mother(原題)」
「Skin(原題)」
【第91回アカデミー賞発表結果】:短編実写映画賞は「Skin(原題)」!
ブルーカラーの町の小さなスーパーマーケットを舞台に黒人男性と白人少年の出来事を描いた短編映画が受賞しました。
【第91回アカデミー賞発表結果】:第91回アカデミー賞の総評
ここまで受賞結果をお伝えしてきました。
予想通りの結果もあれば、サプライズ受賞もあり、今年も大いに楽しませてもらいました。
ここからは第91回アカデミー賞の私の感想を勝手に書いていきたいと思います!
【第91回アカデミー賞発表結果】:世界が一つになったアカデミー賞
今年のアカデミー賞は黒人俳優、スタッフの活躍が非常に目立ちました。
助演女優賞を受賞したレジーナ・キング、脚色賞を受賞したスパイク・リー監督。
さらにほとんどが黒人キャスト&スタッフという「ブラックパンサー」も3部門受賞という快挙を成し遂げました。
さらに監督賞はメキシコ出身のアルフォンソ・キュアロン監督が受賞。
「ROMA ローマ」はメキシコを舞台に移民問題を扱った作品でした。
作品賞を受賞した「グリーンブック」も黒人差別を真正面から描いた作品。
主演男優賞を受賞したラミ・マレックもエジプトからの移民一世です。
主演女優賞のオリヴィア・コールマンはイギリス女優でもありますね。
このように、世界各国の力が集結して、それぞれの名誉を称え合った世界的祭典というイメージがありました。
ハリウッド映画だけでなく、世界中の映画を愛する人々が集まったという雰囲気があり、とても胸が熱くなりました。
日本の作品も受賞にはなりませんでしたが、2作品ノミネートされました。
これも非常に嬉しいことでしたね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:第91回アカデミーは司会者不在?
今回のアカデミー賞は30年ぶりに司会者のいない受賞式ということが話題となっていました。
もともとコメディ俳優のケヴィン・ハートが司会者として決まっていたのですが、同性愛嫌悪のツイートが問題となってしまったために辞退することになったのです。
アカデミー賞の楽しみの一つでもあるのが、司会者によるオープニングです。
それぞれの司会者の持ち味を生かしたトークや演出、タイムリーな話題を皮肉ったり、その年の受賞作品をネタにして笑いをとるのがお決まりになっています。
会場を盛り上げて授賞式をスタートさせる重要な役割でもあります。
毎年一流のエンターテイナーが選ばれて最高のショーを見せてくれました。
日本人には少し理解できない笑いもあったりしますが、私はこのアメリカらしいショーが大好きです。
毎年楽しみにしていたので、今年はこのオープニングがないということでガッカリしていました。
しかし、今年は司会者によるオープニングの代わりに、アダム・ランバートfeat.クイーンによるパフォーマンスで開幕しました。
アダム・ランバートは数年前からクイーンのメインボーカルとしてパフォーマンスを行っているということで、素晴らしいパフォーマンスでした。
「ウィー・ウィル・ロック・ユー」と「伝説のチャンピオン」を熱唱し、会場のゲストたちも総立ちになる盛り上がりを見せました。
司会者のオープニングトークも盛り上がりとは違いますが、今年のオープニングもとても感動的なものでした。
バックスクリーンにはフレディ・マーキュリーの姿も映し出されました。
先日「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリーの半生を見たばかりだったので、非常に感動的でした。
司会者がいないことで授賞式が成り立つのかどうか懸念する声もありましたが、結果的に授賞式はスムーズに進みました。
司会者の横やりがないことで、かえって充実した受賞スピーチ、感動的なスピーチが多かったという意見もありました。
確かに今年は感動的な授賞式という印象が強かったように思います。
でも、やはり個人的には道化師的な司会者の存在も必要だと思いました。
感動的でありながら、思い切り笑えるエンターテイメント性もあるのが、米国アカデミー賞授賞式の良さだと思います。
来年の授賞式がどのようなスタイルになるのかが楽しみですね。
【第91回アカデミー賞発表結果】:注目の受賞スピーチはやはりラミ・マレック!
アカデミー賞授賞式の楽しみは受賞スピーチです。
受賞者の喜びの声を聞けるのはもちろん、普段は聞けない俳優、女優たちの生の意見が聞けるのも映画ファンとして非常に嬉しいところです。
今年も興味深いスピーチがたくさんありましたが、私が最も感動したスピーチは、主演男優賞のラミ・マレックでした。
「ボヘミアン・ラプソディ」では、インドからの移民であるフレディ・マーキュリーの苦悩が描かれました。
そして、ラミ・マレック自身もエジプトからに移民として悩んでいたことを語りました。
そしてかつての自分と同じ人々に向けて、次のようなコメントをしていました。
「僕たちは、悪びれることなく自分自身として人生を生き抜いた移民であり、ゲイである男性を描いた映画を作りました。
そして、今夜みなさんと彼の物語を祝福している事実は、このような物語を僕たちが望んでいる証なのです。
僕はエジプトからの移民の子供で、アメリカ人として一世になります。僕の物語は今ここで記されています。」
このように語ったラミ・マレックは会場中から拍手喝采を受けました。
とても感動的なスピーチでしたね。
そして、ラミ・マレックが魂を込めて演じた「ボヘミアン・ラプソディ」は本当に素晴らしい作品でした。
毎年アカデミー賞授賞式を見ると「映画って本当に素晴らしいものだなぁ」と思います。
今年も準備段階で色々な問題があったりしましたが、やはり最終的には大盛り上がりのセレモニーとなりました。
それだけ映画には人々を一つにする力があるのだと思います。
性別、年代、人種の壁を乗り越えて楽しめる素晴らしいものだと改めて感じました。
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