映画「ファースト・マン」のキャストとあらすじ!私の感想と評価!
映画「ファースト・マン」(2019年)を映画館で見ました!
原題は、First Man。
2014年「セッション」、2016年「ラ・ラ・ランド」で世界中を驚かせたデイミアン・チャゼル監督による待望の最新作です。
さらに主演は「ラ・ラ・ランド」で最強タッグを組んだライアン・ゴズリング。
今回デイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが挑んだのは人類初の月面着陸を成功させたニール・アームストロングを描いた物語です。
世界中で誰もが知っている月面着陸という歴史的事実の知られざる真実が明かされます。
映画「ファースト・マン」のキャストとあらすじをご紹介しましょう!
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映画「ファースト・マン」のキャスト
主演のライアン・ゴズリングを楽しみに鑑賞したのですが、クレア・フォイをはじめ、脇を固めるキャストも演技派ぞろいでした。
まずは、映画「ファースト・マン」のメインキャストをご紹介していきましょう。
映画「ファースト・マン」のキャスト:ライアン・ゴズリング(ニール・アームストロング役)
ニール・アームストロングは空軍の新型機のテストパイロットだったのですが、娘の死への悲しみを紛らわすためにNASAの宇宙飛行士に応募します。
どんな状況でも冷静な判断力を下す力があり、ついにアポロ11号の船長となります。
人類で初めて月面を歩いた世界一有名な宇宙飛行士でもあります。
ニールを演じるのはライアン・ゴズリングです。
ライアン・ゴズリング/Ryan Gosling
生年月日:1980年11月12日
出身地:カナダ オンタリオ州
12歳で子役デビューしてから、着々とキャリアを積んできました。
「きみに読む物語」(2004年)で注目されると、2006年には「ハーフネルソン」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
そして2016年「ラ・ラ・ランド」で大ブレイク。
その人気を不動のものとしました。
今回は「ラ・ラ・ランド」のデミアン・チャゼル監督と再びタッグを組んだ作品です。
ライアン・ゴズリングならではの抑えた演技がニール・アームストロングのキャラクターに非常によくはまっていました。
映画「ファースト・マン」のキャスト:クレア・フォイ(ジャネット・アームストロング役)
ジャネット・アームストロングはニールの妻であり、3人の子供の母親です。
どんどん危険な任務を任させるニールに対して不安を募らせていきます。
感情を表に出さないニールとは対照的に、感情を全面に出す女性でした。
ジャネットを演じるのはクレア・フォイです。
クレア・フォイ/Claire Foy
生年月日:1984年4月16日
出身地:イングランド グレーター・マンチェスターストックポート
2011年に映画デビューした後、脇役などを経てドラマのヒロインに抜擢されます。
2016年にスタートしたアメリカ・イギリス合作ドラマ「ザ・クラウン」で主演のエリザベス女王2世を演じ注目されました。
この役でエミー賞のテレビ部門では主演女優賞を受賞しています。
日本ではまだあまり知られていない女優さんですが、抜群の存在感がありました。
とにかく目力が凄かったですね。
映画「ファースト・マン」のキャスト:カイル・チャンドラー(ディーク・スレイトン役)
ディーク・スレイトンは、宇宙飛行士であり技術者でもあります。
マーキュリー計画に関わっていました。
NASAに入ったばかりのニールの指揮官でもありました。
ディークを演じるのはカイル・チャンドラーです。
カイル・チャンドラー/Kyle Chandler
生年月日:1965年9月17日
出身地:アメリカ、ニューヨーク州バッファロー
「アルゴ」(2012年)、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013年)、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016年)で有名な実力派俳優です。
ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」にゲスト出演してから注目していた俳優さんなのですが、ジワジワと人気が高まっていると思います。
名脇役の地位を確立しています。
しかし、2019年5月31日公開の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」では主役を演じることになっています。
この作品は渡辺謙さんも出演しています。
気になる作品ですね。
映画「ファースト・マン」のキャスト:ジェイソン・クラーク(エド・ホワイト役)
エド・ホワイトは宇宙遊泳をはじめて行ったアメリカ人宇宙飛行士です。
ニールの向かいに住んでおり、友人関係となります。
アポロ1号の船長に選ばれますが、訓練中の火災事故により命を落とします。
エドを演じるのはジェイソン・クラークです。
ジェイソン・クラーク/Jason Clarke
生年月日:1969年7月17日
出身地:オーストラリア クイーンズランド州ウィントン
1997年に映画デビューしてから多くの映画に出演しているオーストラリア俳優です。
「猿の惑星:新世紀」(2014年)では主役のマルコムを演じて有名になりました。
「ゼロ・ダーク・サーティー」(2012年)、「華麗なるギャッツビー」(2013年)などの代表作があります。
過酷な訓練の中で、少しずつ友情を深めていくニールとエドの姿が印象的でした。
エドはなかなか味のあるキャラクターでしたね。
映画「ファースト・マン」のキャスト:コリー・ストール(バズ役)
ニールとともにアポロ11号で月面着陸を成功させた宇宙飛行士です。
人類で2番目に月面を歩いた人物として知られています。
バズを演じたのはコリー・ストールです。
コリー・ストール/Corey Stoll
生年月日:1976年3月14日
出身地:アメリカ ニューヨーク州ニューヨーク
2005年に映画デビューしてから、映画、ドラマ、舞台で活躍する俳優さんです。
マーベル映画「アントマン」のメインキャストとして知られています。
「ミッドナイト・イン・パリ」(2011年)、「ゴールド/金塊の行方」(2016年)などが代表作です。
ドラマ「HOMELAND」シーズン4のサンディ・バックマン役も演じています。
個人的にはサンディ役のイメージが一番強いです。
以上がメインキャストになります。NASAの関係者が非常に多いので、ほとんど男性キャストでした。
紅一点クレア・フォイの存在感が光りましたね。
映画「ファースト・マン」のメインキャストでした。
では、次は映画「ファースト・マン」のあらすじです!
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映画「ファースト・マン」のあらすじ
人類初の月面着陸を成功させたニール・アームストロングを描いた物語です。
世界中で誰もが知っている月面着陸という歴史的事実、そ事実に知られざる真実が明かされます。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:幼い娘を亡くしたニール
1961年。
ライアン・ゴズリング演じるニール・アームストロングは空軍の新型機のテストパイロットとして危険な任務をこなしていました。
ニールにはクレア・フォイ演じる妻ジャネットと幼い息子、娘がいました。
しかし、娘は不治の病を患いこの世を去ってしまいました。
いつも感情を表に出さないニールは一人で娘の死を悲しんでいました。
そしてその悲しみを紛らわそうとするかのようにNASAの宇宙飛行士に応募したのです。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:NASAに選ばれたニール
1962年。
ニールは見事NASAの宇宙飛行士として合格します。
ニールと妻ジャネットと長男はNASAのあるヒューストンに引っ越し、新しい生活がはじまります。
周りには同じくNASAの宇宙飛行士の家族が住んでいました。
当時アメリカはソ連と激しい宇宙開発競争の真っ只中。
アメリカはソ連に遅れをとっている状況でした。
NASAの指揮官カイル・チャンドラー演じるディーク・スレイトンはソ連に勝つために、地球から遠く離れた月を目指すことを宣言します。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:ジェミニ計画がはじまる
人類の月面着陸を目標に掲げたNASAは、その実現のために宇宙空間で共同作業をするための計画を進めることになります。
アポロ計画の全段階の宇宙計画「ジェミニ計画」です。
この計画が成功した後に、実際に月面着陸へ向けた「アポロ計画」に移っていくことが決まります。
1964年~1965年。
過酷な宇宙空間で任務を果たし帰還するために、宇宙飛行士たちは想像を絶するような訓練を受け続けることになります。
ニールはハードな訓練の中でもいつも冷静でした。
宇宙飛行士たちは過酷な任務をこなし、休日はみんなで家に集まり和やかな時間を過ごしていました。
彼らの間に自然と連帯感や信頼関係が生まれていくのでした。
ニールは、同じ民間飛行士出身のエリオット・シーや、近所に暮らすジェイソン・クラーク演じるエド・ホワイトと親しい関係になりました。
しかし、エリオットは訓練機の脱落事故により命を落としてしまいます。
ジャネットは、空軍時代から仲間の死に慣れていると言いながらも、いつ夫が命を落とすかわからない状況に不安を募らせます。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:史上初のドッキング
1966年。
ニールとデイヴ・スコットは史上初のドッキングの任務につきます。
ニールは計画通りにドッキングを成功させるのですが、その後、宇宙船が制御不能となってしまいます。
上下左右の激しい回転が止まらなくなるのです。
ニールとデイヴは気絶寸前の状況に陥ります。
しかしニールは最後まで諦めずに冷静に行動し、なんとか回転が止まったのです。
<------ここからネタバレ記事あり------>
映画「ファースト・マン」のあらすじ:アポロ計画がはじまる
史上初のドッキングにおけるニールの活躍が認められて、ついにアポロ計画へと移行することが決まりました。
アポロ1号の船長にエドが選出されました。
ニールとデイヴはエドを心から祝福します。
しかし1967年、悲劇が起きてしまいます。
エドと2人の乗組員がアポロ船内で訓練をはじめようとしていた時です。
電源テストがなかなか終わらずに、3人は冗談を言い合いながら任務開始を待っていました。
その次の瞬間、アポロ内部で火災が発生。
炎はあっという間に広がり3人は命を落としてしまうのでした。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:孤立するニール
ソ連との宇宙開発競争が激化する中、アメリカ国民の怒りは拡大していました。
貧困に苦しむ人々が溢れているにも関わらず、多額な税金が宇宙開発に使われていたのです。
さらにアポロ1号の火災事故の影響もあり、国民の批判は大きくなっていました。
ニールは家族との間にも溝を感じるようになります。
ジャネットは仕事ばかりで家庭を顧みないニールの態度と、いつ命を落としてもおかしくないニールの任務に対して我慢の限界でした。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:アポロ11号の船長に選ばれるニール
ニールはアポロ11号の船長に選ばれ、宇宙飛行士コリー・ストール演じるバズ・オルドリン
とマイク・コリンズも乗組員に選ばれます。
そしてついに月面着陸に向けて動き出します。
ニールは息子たちに別れを告げずに出発しようとしていました。
そんなニールの無責任さにジャネットは激怒します。
もしニールが帰還できなかった時のことを考えて、息子たちに父親の死への心の準備をさせるように言います。
ニールは息子たちに別れを告げて旅立ちます。
映画「ファースト・マン」のあらすじ:アポロ11号の快挙
ニールたちはついに、人類初の月面着陸を成功させます。
その様子はアメリカだけでなく世界中で生中継され、世界中の人々はアポロ11号の快挙に熱狂しました。
月面に1歩足跡を残したニールは「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」という言葉を残しました。
月面で任務を遂行する3人。
ニールは娘の形見であるブレスレットを月面に放ちました。
無事に帰還したニールは、ジャネットと静かに再会を果たすのでした。
<------ここまでネタバレ記事------>
映画「ファースト・マン」のあらすじでした。
では、次は、映画「ファースト・マン」を見た私の感想と評価です。
映画「ファースト・マン」の感想と評価
ライアン・ゴズリングが「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督と再びタッグを組んだということで非常に期待していた作品です。
見終わった感想として、デイミアン・チャゼル監督の「セッション」「ラ・ラ・ランド」ほどの感動は正直ありませんでした。
しかし、心に響く美しい作品だったと思います。
私の個人的な評価は100点中81点です。
映画「ファースト・マン」の感想:ニール・アームストロングをただの一人の男として描く
ニール・アームストロングと言えば、日本人の私たちでも知っている宇宙飛行士です。
人類初の月面着陸という輝かしい功績を残した人物です。
まさにアメリカのヒーローであり、成功者として語られてきました。
しかし今回は、今までのニール・アームストロングのイメージとは異なるものでした。
NASAに入る前はただの空軍のテストパイロットだったニールですが、NASAに入り頭角を現していきます。
このあたりから、ニールの成功や栄光が描かれていくと思って待っていました。
しかし、いつまでたってもニールはただのニールであり、英雄らしい面は描かれないのです。
そして月面着陸を成功させたラストまで、ニールは決してヒーロー扱いはされませんでした。
ニール・アームストロングは、アメリカ、全世界の期待を背負って宇宙に旅立ったように語られてきました。
しかし、本作のニールはそうではありませんでした。
ニールを宇宙へ駆り立てたものは、幼い娘の死だったのです。
だから、月面着陸を成功させた時のシーンはアメリカ国旗を立てるシーンではなく、娘の形見を月面に放つシーンで終わったのです。
この作品は月面着陸を成功させた歴史的英雄ではなく、一人の宇宙飛行士、一人の男のドラマでした。
これを堂々と描いたデイミアン・チャゼル監督の挑戦心が伝わってくる作品でした。
映画「ファースト・マン」の感想:本当のNASAを見ることができた
アポロ計画と言えば、アメリカの栄光と勝利、英雄化された宇宙飛行士達とそれを支えたNASAの熱い男たち…という構図が浮かびます。
トム・ハンクス主演「アポロ13」や、最近では「ドリーム」など、そのようなNASAの活躍をドラマチックに描いた作品は確かに爽快で感動的でした。
エンターテイメントとして考えれば「アポロ13」「ドリーム」の方が優れているでしょう。
でも「ファースト・マン」は、エンターテイメント性ではなくリアルな歴史を描くことを追求していました。
NASAの施設は最新技術が集結したかっこいい場所として描かれてきました。
しかし、今回は殺風景な教室や質素なトイレが登場します。
ニールが宇宙で危険な任務を行っていた時に、管制センターのスタッフは、普通に昼食を食べていたのが印象的でした。
「アポロ13」などの映画では、NASAの人間全てが宇宙船との通信に釘付けになっていました。
でも実際には、普通に昼食を食べながらモニターを見ていた人もいたでしょう。
そんな細かい丁寧な演出一つ一つが面白かったですね。
さらに、月面着陸という大快挙を成し遂げて帰還したニールでしたが、喜ぶ妻や子供達が出迎えるなどというお決まりのシーンはありません。
月から危険なウィルスを持ってきていないか検査するために長期間NASAで隔離生活を送ることになります。
妻と再会を果たす時も実に静かでした。
そして何と言っても過酷すぎるNASAの任務に驚かされました。
ジェミニ8号のドッキング任務のシーンは、映画を見ているだけでも気分が悪くなるほどでした。
制御不能となり回転が止まらなくなるのです。
アポロ1号の火災事故も非常に恐ろしいものでした。
でもNASAではこのようなことが日常茶飯事なのです。
どれだけの犠牲の上にアポロ計画が進行したのかと思うと恐ろしくなりましたね。
映画「ファースト・マン」の感想:音楽の効果
デイミアン・チャゼル監督と言えば「セッション」「ラ・ラ・ランド」と音楽映画を大成功させた人物です。
だから今回も音楽への期待が高まりました。
しかも音楽を担当したのは、デイミアン・チャゼル監督と再びタッグを組むことになったジャスティン・ハーウィッツです。
「セッション」「ラ・ラ・ランド」は音楽をメインテーマとする作品だったので、この2作品と「ファースト・マン」を比べることはできません。
しかし、非常に素晴らしい音楽に大満足でした。
ニールと妻がダンスを踊るシーンや、政府を批判する国民の声を歌にしたラップなど印象に残る音楽シーンはいくつかありましたが、やはり月面着陸した時の音楽が最も素晴らしいものでした。
漆黒の宇宙空間に浮かぶ月は物凄く美しいのですが、同時に恐ろしさや不安感、孤独感もありました。
ジャスティン・ハーウィッツが作った音楽は、このように美しさと恐怖や孤独を見事にミックスされた名曲でしたね。
感動的でありながら、恐怖をあおるような不思議な音楽でした。
以上が私の鑑賞です。
「セッション」「ラ・ラ・ランド」レベルの衝撃はありませんでしたが十分楽しむことができました。
デイミアン・チャゼル監督の挑戦が感じられる極太の作品でした。
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