映画「グリーンブック」キャスト
映画「グリーンブック」はヴィゴ・モーテンセン演じるトニーと、マハーシャラ・アリ演じるシャーリーの友情を丁寧に描いた作品です。
そのため、それ以外のキャストはあまり登場しません。
他キャストが脇役に徹したことで、二人の演技が際立っていました。メインキャストの3人をご紹介しましょう。
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映画「グリーンブック」のキャスト:ヴィゴ・モーテンセン(トニー・“リップ”・バレロンガ役)
トニー・“リップ”・バレロンガは、イタリア系アメリカ人です。
妻ドロレスの良き夫、二人の息子の良き父親でもあります。
あまり教養はなくキレやすい性格ですが、用心棒としての腕は誰もが認めています。
シャーリーに出会う前は黒人に偏見を持っていましたが、シャーリーと旅をしてシャーリーの人柄を知るうちに、黒人に対する考えが変わってきます。さらに黒人が受けている差別を目の当たりにして衝撃を受けます。
トニーを演じるのはヴィゴ・モーテンセンです。
ヴィゴ・モーテンセン/Viggo Mortensen
生年月日:1958年10月20日
出生地:アメリカ ニューヨーク州ニューヨーク市
1985年にハリソン・フォード主演「刑事ジョン・ブック目撃者」で映画デビュー。
グウィネス・パルトロウ主演の「ダイヤルM」(1998年)、サンドラ・ブロック主演「28DAYS」(2000年)などに出演して、日本でも知られるようになりました。
そしてピーター・ジャクソン監督の超大作「ロード・オブ・ザ・リング」三部作にて、メインキャストのアラゴルンを演じて世界的に大ブレイクしました。
同じく「ロード・オブ・ザ・リング」で大ブレイクしたオーランド・ブルームとともにイケメン俳優として世界中の女性を魅了しました。
しかしその「イースタン・プロミス」(2007年)「はじまりへの道」(2016年)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、見事演技派俳優へと進化を遂げました。
「グリーンブック」でも受賞は逃しましたが、主演男優賞にノミネートました。
ヴィゴ・モーテンセンはデンマーク系アメリカ人です。
ヴィゴ・モーテンセンが自分にイタリア系のトニーを演じる資格があるのか不安だったのですが、実際のトニー・リップの音声を入ったテープを研究したり、トニーの実際の親戚などに会いながら、完璧なイタリア訛りをマスターしました。
さらに、体重を14キロも増やし、完全にトニー・リップになりきることに成功したのです。
周りのスタッフは「これほど役に打ち込む俳優はいない」と驚いていました。
映画「グリーンブック」のキャスト:マハーシャラ・アリ(ドクター・ドナルド・シャーリー役)
ドクター・ドナルド・シャーリーは黒人のピアニスト。2歳からピアノをはじめ18歳でコンサートデビューをした天才的ピアニストです。
さらに音楽、心理学、典礼芸術の博士号を取得しています。
カーネギーホールの上に住むほどのセレブミュージシャンでもあります。
差別に立ち向かうため、あえて危険な南部でツアーをすることを決意。
ガサツなトニーに戸惑いながらも、徐々に心を開いていきます。
シャーリーを演じるのはマハーシャラ・アリです。
マハーシャラ・アリ/Mahershala Ali
生年月日:1974年2月16日
出生地:アメリカ カリフォルニア州オークランド
2001年~2002年に放送されたテレビドラマ「女検死医ジョーダン」のトレイ・サンダース博士役で俳優デビューしています。その後もテレビドラマの出演が続き
「4400 未知からの生還者」(2004年~2007年)のリチャード・タイラー役などで有名になります。
しかし、2008年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で映画デビューすると、徐々に映画のへの出演が増えてきます。
そして2016年「ムーンライト」で見事アカデミー賞助演男優賞を受賞します。
「ムーンライト」での成功により大注目俳優となったマハーシャラ・アリが次の選んだのが「グリーンブック」だったのです。
そして見事再びアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
黒人俳優が2度オスカーを受賞したのはデンゼル・ワシントン以来2人目となりました。
まさに飛ぶ鳥も落とす勢いの俳優さんですね。
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映画「グリーンブック」のキャスト:リンダ・カーデリーニ(ドロレス・リップ役)
ドロレス・リップはトニーの妻です。仕事を転々とする不安定なトニーを支える強い女性です。トニーを心から愛し信頼しています。二人の息子の母親でもあります。
ドロレスを演じるのはリンダ・カーデリーニです。
リンダ・カーデリーニ/Linda Cardellini
生年月日:1975年6月25日
出生地:アメリカ カリフォルニア州レッドウッドシティ
アイルランドおよびイタリア系アメリカ人です。
1997年に「グッド・バーガー」という映画で女優デビューしています。
日本でも大人気だったドラマ「ER緊急救命室」の看護婦サマンサ・タガート役で有名な女優さんですね。126エピソードに出演しています。映画「スクービー・ドゥー」シリーズのメガネの女の子ヴェルマ役でもブレイクしました。
「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」(2016年)「グリーンブック」でメインキャストが続き、その演技力の高さが注目されるようになりました。これからドラマだけでなく映画の出演もどんどん増えそうですね。
「グリーンブック」はトニーとシャーリーのシーンがほとんどなのですが、2人以外で最も存在感があったのがドロレスでした。
トニーのこと知り尽くした上で深く愛しているドロレスがとても素敵でした。
トニーが頭の上がらない唯一の人なのかもしれませんね。
イタリア系のリンダ・カーデリーニはハマり役でした。
映画「グリーンブック」のメインキャストの3人でした!
3人とも勢いに乗っている感じがしますね。
そんな3人の演技が見えるだけでも贅沢な作品だと思います。
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