「海外ドラマおすすめ医療ドラマ5選」
医療の現場には常に様々な人間ドラマが存在しています。
海外の医療ドラマはその描き方が非常に巧いです。
病院で働く医師や看護師、患者とその家族など、リアルな人間ドラマに引き込まれます。
不朽の名作から最新作までおすすめ5作品を紹介していきたいと思います。
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【海外ドラマ おすすめ医療ドラマ1:「ER緊急救命室」(1994年~2009年)】
アメリカNBCで1994年~2009年までの15年間放送された大ヒット医療ドラマです。
その後の医療ドラマに影響を与えたとされる金字塔的なドラマです。
日本でもNHK、BS2などで何度も再放送されていたので、観たことがある方は多いでしょう。
ERとは、救急救命室=Emergency Roomの略称です。
舞台はシカゴにあるカウンティ総合病院の救急救命室。24時間、生と死に直面するハードな現場で働く医師、看護婦たちの友情、恋愛、挫折、成長、家族愛など、様々な人間ドラマが描かれます。
原作はベストセラー作家のマイケル・クライトンが、ハーバード・メディカルスクールの医学生時代に経験したエピソードを描いた「五人のカルテ」です。
メインキャストの降板が多いドラマとして有名でしたが、そのたびに新メンバーが加わり人気を維持し続けてきました。世界中から惜しまれつつも15シーズンで華やかなフィナーレを迎えました。
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海外ドラマ おすすめ医療ドラマ1:「ER緊急救命室」:キャスト
・マーク・グリーン役(アンソニー・エドワーズ)
ERのスタッフドクター。一見頼りなく見えるグリーン先生ですが、強い信念と卓越した技術を持つスーパードクターです。
そしてERをまとめる優秀なリーダーでもあります。
私生活では別れた妻との間に娘が一人います。
アンソニー・エドワーズ/Anthony Edwards
1962年7月19日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタバーバラ生まれ。
舞台俳優として活躍していましたが、マーク・グリーン役に抜擢されて大ブレイク。
しかし、2002年には「家族と過ごす時間を大事にしたい」という理由から降板しています。
その後は、映画の脇役や、ドラマのゲスト出演などをしています。
・ダグラス・ロス役(ジョージ・クルーニー)
ER小児科のスタッフドクター。グリーンと親友。女性にモテモテのプレイボーイでトラブルを起こすこと多いのですが、子供に対する思いやりと正義感は誰にも負けません。しかし、その強すぎる正義感のせいで、病院のルールを無視して強硬手段をとることも。
ジョージ・クルーニー/George Clooney
1961年5月6日、アメリカ合衆国 ケンタッキー州レキシントン生まれ。
俳優として、映画監督として、ハリウッドに欠かせない存在です。
「オーシャンズ11」シリーズや「アルゴ」(20212年)、「ゼロ・グラビティ」(2013年)など数多くの代表作があれいますが、出世作はこの「ER緊急救命室」です。
参考:>>ジョージ・クルーニーについての他の記事
・ジョン・カーター役(ノア・ワイリー)
シーズン1ではERのインターンだったカーターですが、最終的にはスタッフドクターとなり、グリーンに代わりERのまとめ役になります。
大財閥の創始者の孫であるカーターは家族から医師になることを反対されていたのですが、家族の反対を押し切って医師になる道を選びました。
ノア・ワイリー/Noah Wyle
1971年6月4日、アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルスハリウッド生まれ。
無名の俳優だったノア・ワイリーですが、ジョン・カーター役で大ブレイク。
カーターは、最終的に「ER緊急救命室」の中で一番長く物語に関わるキャラクターとなりました。
「ER緊急救命室」を降板した後は、スティーヴン・スピルバーグ監督制作総指揮のSFドラマ「フォーリング スカイズ」でメインキャストを演じました
・キャロス・ハサウェイ役(ジュリアナ・マルグリーズ)
ERの看護婦長。医師や医学生よりも、豊富な知識と経験を持つ優秀な看護師。
その実力は誰もが認めています。恋愛は不器用なところがあり、ダグラス・ロとくっついたり離れたりの関係が続いています。
ジュリアナ・マルグリーズ/Julianna Margulies
1966年6月8日、アメリカ合衆国 ニューヨーク州生まれ
映画の端役やドラマのゲスト出演などを経て、キャロス・ハサウェイ役に大抜擢。
ジョージ・クルーニーとともに大人気キャラクターとなりました。
「ER緊急救命室」を降板した後、2009年にリーガル・ドラマ「グッド・ワイフ」の主人公アリシア・フロリック役で再ブレイク。
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「グッド・ワイフ」も高く評価されてシーズン7まで続きました。
・アビー・ロックハート役(モーラ・ティアニー)
産科の看護師として登場。その後、キャロルに代わりERの看護師長となります。カーターと交際し結婚寸前までいくのですが、すれ違いが原因で破局してしまいました。
モーラ・ティアニー/Maura Tierney
1965年2月3日、マサチューセッツ州ボストン生まれ。
アビー・ロックハート役で人気女優となり、その後もドラマを中心に活躍しています。
大人のサスペンスドラマ「アフェア 情事の行方」(2014年~)ではメインキャストを演じて、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞しています。
「グッド・ワイフ」(2012年~2013年)では、ジュリアナ・マルグリーズと再び共演を果たしました。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ1:「ER緊急救命室」:ストーリー
医学部3年生のジョン・カーターがカウンティ総合病院のインターンとしてやってきた初日から物語がはじまります。
ERは緊急事態で運ばれてくる大勢の患者たちで常に大忙し。
激務を強いられる医師や看護師たちの奮闘ぶり、病院上層部からの圧力との戦い、権力争いなど、様々な病院ドラマが描かれます。
さらに登場人物たちは、病院の外にも色々な問題を抱えているのでした。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ1:「ER緊急救命室」:おすすめポイント
・臨場感に引き込まれる
「ER緊急救命室」を観ていると、ERの現場に入り込んでいるような錯覚になります。その理由は、撮影の巧さにあるのです。
このドラマはシーズン1からステディカムを駆使した撮影方法で、臨場感溢れるシーンを作り上げています。短い1カットずつを繋げるのではなく、登場人物の動きに合わせた長いワンカットにすることで、まるで自分も一緒にERの中を動いているような感覚になれるのです。さらにこのドラマの特徴はスピード感です。「ERはいつも戦場のよう」と言われているのですが、まさに戦場さながらのスピード感と緊迫感があります。だから飽きることなくどんどん引き込まれていくのです。このリアルなERを体感できるところがおすすめポイントです。
・群集劇が面白い
「ER緊急救命室」はとにかく登場人物が多いです。医師、医学生、看護師、さらに毎回様々な患者たちも登場します。登場人物が多すぎると、それぞれの人間ドラマが中途半端になりがちなのですが、このドラマは違います。ERで働く医師や看護師たちの人間ドラマと、患者たちの人間ドラマを上手く交錯させることで、それぞれのエピソードがしっかり心の響くのです。
医師や看護師たちの恋愛や家族の問題も面白いのですが、毎回やってくるER患者のエピソードも興味深いものばかり。貧困層の問題や、家庭内暴力、麻薬の問題など、アメリカ社会が抱える問題をリアルに描いています。
・師弟関係が熱い
カウンティ総合病院は、ティーチングホスピタルです。
医学生には、それぞれ担当のレジデントがつき厳しい指導を受けることになります。この師弟関係がこのドラマの面白さです。
特に感動的な関係だったのは、カーターとベントン先生でしょう。ベントン先生は非常に優秀なレジデントなのですが、指導力はあまりありません。カーターはそんなベントン先生の反発しながらも、厳しい指導に耐えていきます。だからこそ、本当のドクターになれた時には誰よりもベントン先生に感謝したのです。
そして今度はカーターが教える立場になっていくのですが、カーターのように成功する医学生だけではありません。厳しい研修に耐え切れずに医師への道を諦める学生もいます。そのような部分まで描くことで、リアルな医療現場の問題を訴えていました。
医療ドラマ好きの方なら、絶対一度は見たことがあるドラマだと思います。時代が変わっても愛され続けることでしょう。定番の医療ドラマを見たい方におすすめのドラマです。
【海外ドラマ おすすめ医療ドラマ2:「Dr.House」(2004年~2012年)】
アメリカFOX系列で2004年~2012年まで放送された新感覚医療ドラマです。
天才的診断医でありながら人間性は最悪という主人公ハウスが、どんな医師も見抜けなかった病因を見事に解明していきます。
「医療探偵」がコンセプトであり、シャーロック・ホームズへのオマージュが感じられる作品でもあります。
ハウス「House」と親友のウィルソン「Wilson」は、ホームズ「Holmes」とワトソン「Watson」からとっているとされています。
シーズンごとメインとなるストーリーと、1話完結の医療探偵ドラマが展開します。
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海外ドラマ おすすめ医療ドラマ2:「Dr.House」:キャスト
・グレゴリー・ハウス役(ヒュー・ローリー)
天才診断医。豊富な医学知識と鋭い洞察力で、どんな医師もわからなかった病因を特定することができるドクターなのですが、型破りすぎる性格。患者は嘘をつくと決めつけて診察は一切しません。
部下にも上司にも傲慢な態度をとり、トラブルになることも少なくありません。
ヒュー・ローリー/Hugh Laurie
1959年6月11日、英国イングランド・オックスフォード生まれ。
1989年に映画デビューし、「101」(1996年)、「スチュワート・リトル」シリーズなど、ファミリー向け作品にも多く出演してきました。
「Dr.House」の変わり者医師役が大人気となり、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。
その後「ナイト・マネジャー」(2016年)でメインキャストを演じ、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。
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・ジェームシ・ウィルソン役(バート・ショーン・レナード)
ハウスの親友であり癌の専門医。ハウスとは真逆で極度のお人よし。しかし、ハウスとは何でも話せて助け合える仲です。ハウスが唯一、意見を求める相手でもあります。
バート・ショーン・レナード/Robert Sean Leonard
1969年2月28日、アメリカ合衆国ニュージャージー州リッジウッド生まれ。
15歳の時に舞台デビューをし、1989年にロビン・ウィリアムズ主演「今を生きる」の生徒役で一躍有名になります。
数多くの映画、ドラマに出演しており「ブラックリスト」(2013年)「グッド・ワイフ」(2014年)など、日本でおなじみのドラマにもゲスト出演しています。
・ロバート・チェイス役(ジェシー・スペンサー)
解析医療部門の医師でハウスの部下。はじめは少し頼りないところがあったのですが、ハウスの下で腕を磨き、ハウスの後継者になるほどまでに成長しました。
アリソンと恋愛関係になり結婚するのですが、結局うまくいかすに離婚。医師としても別々の道を進むことになりました。
ジェシー・スペンサー/Jesse Spencer
1979年2月12日、オーストラリア・ビクトリア州メルボルン生まれ。
1994年にオーストラリアドラマで俳優デビューし、人気を集めるようになります。
「Dr.House」の世界的ヒットで一躍有名になり、2012年からスタートした「シカゴ・ファイア」では主演を務めています。
参考:>>「シカゴ・ファイア」の関連記事3つ
・エリック・フォアマン役(オマー・エップス)
解析医療部門の医師でハウスの部下。貧困層出身ながら、ジョンズ・ホプキンス大学を首席で卒業した優秀な医師です。
ハウスを医師として尊敬はしているのですが、人間的には否定的。ハウスと衝突することも少なくありません。
オマー・エップス/Omar Epps
1973年7月23日、アメリカ合衆国生まれ。
1992年に俳優デビューし、「ER緊急救命室」(1996年)のガント医師として有名になります。
2000年公開の北野武監督作品「BROTHER」でメインキャストを演じました。
最近ではライアン・フィリップ主演ドラマ「ザ・シューター」でメインキャストを演じています。
参考:>>「ザ・シューター」の記事3つ
・アリソン・キャメロン役(Jennifer Morrison)
解析医療部門の医師でハウスの部下。ハウスのチームに選ばれた理由は、美人だったから。
ハウスは、美人は医者にならない、美人なのに医者になったキャメロンは何か心に問題があるのだという持論を持っています。一時、ハウスに惹かれたこともありましたが、恋愛関係には至りませんでした。
ジェニファー・モリソン/Jennifer Morrison
1979年4月12日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれ。
15歳の時に「わかれ路」(1994年)のリチャード・ギアとシャロン・ストーンの娘役で映画デビューをしています。
「Dr.House」が終了した後、2011年にスタートしたドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」で主演のエマ・スワンを演じています。
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海外ドラマ おすすめ医療ドラマ2:「Dr.House」:ストーリー
主人公のグレゴリー・ハウスは診断医として天才的な才能の持ち主なのですが、性格の悪さゆえに、どの病院からも見放されていました。
そんなハウスを、大学時代の友人であり、プレインズボロ教育病院の院長を務めるカディが、自分の病院で雇うことにするのです。
プレインズボロ教育病院にはハウスと部下3人による診断科がつくられました。
ハウスは「患者は嘘をつくものだ」という考えがあるため、自ら患者に会うことはありません。
患者の診察をした部下3人と意見を交わしながら、病因の特定をしていきます。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ2:「Dr.House」:おすすめポイント
・医療探偵の面白さ
このドラマのコンセプトは「医療探偵」です。まるでシャーロック・ホームズが事件の謎を解くように、ハウスが病気の謎を解いていくのです。
医療ドラマでありミステリードラマであるところが一番のおすすめポイントです。
普通の医療ドラマであれば、患者の診察や治療をしながら病因を探っていきます。しかし、ハウスのやり方は違います。ハウスは部下たちに患者の家へ行き、どんなものを食べて、どんな薬を飲んでいたのか等、捜査させるのです。しかも毎回不法侵入というのがお決まり。部下3人はまるで刑事のように家中を捜索します。そして、その中で病因を突き止めるヒントが見つかるのです。この刑事ドラマのような展開がこのドラマの面白さです。
・ハラハラする展開
まるで探偵が謎解きをするかのごとく病気の原因を探っていくハウスたちのチームなのですが、同時にハラハラする展開に引き込まれます。
ハウスが早く原因を突き止めないと、患者の病状はどんどん悪化して、最悪の場合命を落としてしまう危険もあるのです。
そんな生と死の間という緊迫した空気の中で冴えわたるハウスの推理が最高なのです。
・ハウスとウィルソンの友情
ハウスは威圧的で自信過剰でとても嫌な奴です。失礼なこと、その人が傷つくことを平気で言うのですが、その言葉に対して反省する様子は一切ありません。
一方、ウィルソンはお人よしの良い人。患者に自分の臓器をあげてしまうほどの極度のお人よしな男性です。
この真逆の男性二人の友情がすごく素敵です。
お互いに表向きは全く気にしていないフリをしているのですが、ハウスはいつもお人よしのウィルソンを守ろうとします。そしてウィルソンは周囲から誤解されたやすいハウスをしっかり陰でサポートしています。
男同士の友情ドラマが好きな方は、絶対好きなドラマだと思います。
このドラマは王道の医療ドラマとは一味違います。医療ドラマでありながら、ミステリードラマでもあります。推理小説好きの方にもおすすめしたい医療ドラマです。
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【海外ドラマ おすすめ医療ドラマ3:「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(2005年~)】
アメリカABC系列で2005年に放送がスタートした医療ドラマです。
現在シーズン15まで放送されているのですが、なんとシーズン17まで更新することが決まっています。
15年以上経ってもABC系列の人気ナンバーワンの看板ドラマなのです。
このドラマはシアトルの大病院グレース病院を舞台にインターン、外科医たちの物語が描かれます。
グレース病院にやってくる患者たちのドラマも描かれますが、主なストーリーは主人公メレディスを中心とした恋愛模様です。
医師としては有能なメレディスたちですが、恋愛となると別。くっついたり離れたりの恋愛ドラマから目が離せません。
「Dr.HOUSE」は医療ドラマ&ミステリードラマでしたが、この作品は医療ドラマ&恋愛ドラマです。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ3:「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」:キャスト
・メレディス・グレイ
グレース病院の外科インターン。
初出勤の前日にバーで知り合った男性と関係を持つのですが、グレース病院のデレク医師だったことが分かります。
エレン・ポンピオ/Ellen Pompeo
1969年11月10日、アメリカ合衆国マサチューセッツ州エヴェレット生まれ。
2002年「ムーンライト・マイル」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」という大作に出演して映画デビュー。その後2005年から「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」がスタートし、14年以上ヒロインメレディスを演じ続けています。
・アレックス・カレフ
メレディスと同期の外科医。自信過剰で野心家のアレックスは同期から孤立していきます。しかし、実は患者にも家族にも優しい思いやりを持っている男性です。
ジャスティン・チェンバース/Justin Chambers
1970年7月11日、アメリカ合衆国オハイオ州スプリングフィールド生まれ。
1999年「リアリティ・バイツ」で映画デビュー。「ウェディング・プランナー」(2001年)「ゾディアック」(2005年)などに出演しています。
・ミランダ・ベイリー
グレース病院の外科レジデントでメレディスたちの上司。非常に厳しいことから、「ナチ」と呼ばれ恐れられています。
チャンドラ・ウィルソン/Chandra Wilson
1969年8月27日、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれ。
舞台を中心に活躍していたのですが、2005年から「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」のメインキャストに大抜擢され、エミー賞で3年連続助演女優賞にノミネートされるなど人気を集めます。
・デレク・クリストファー・シェパード
グレース病院の優秀な脳外科医。甘いマスクと穏やかな性格で、病院中の女性から注目を集めているイケメン医師。メレディスと恋愛関係になり、くっついたり離れたりを繰り返します。
パトリック・デンプシー/Patrick Dempsey
1966年1月13日、アメリカ合衆国メイン州ルイストン
「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」出演以前は、脇役が多かったのですが、デレク医師役で大ブレイク。降板後も多くの映画でメインキャストを演じる人気俳優となっています。
「魔法にかけられて」(2007年)「バレンタインデー」(2010年)「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」(2011年)「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(2016年)など代表作が多数あります。
・クリスティーナ・ヤン
メレディスと同期の外科医。スタンフォード大学を首席で卒業した優秀医師で、非常に強い向上心を持っています。メレディスとはどんな時でも支え合う大親友です
サンドラ・オー/Sandra Oh
1971年7月20日、カナダ・オンタリオ州オタワ生まれ。
10歳の時からカナダの舞台、テレビで活躍し、1997年「ビーン」で映画デビュー。個性的なキャラクターを演じることが多く、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」のクリスティーナ役でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞しています。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ3:「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」:ストーリー
主人公のメレディスはシアトルのグレース病院でインターンとして働くことが決まっていました。
その初日の前夜、バーで出会った素敵な男性と一夜を共にするのです。
そしてインターン初日。上司として現れたのは、なんと昨夜の男性だったのです。
その男性は神経外科医のデレク・シェパード。メレディスとデレクはその後、上司と部下として、恋人として、様々な関係を築いていくことになります。
メレディスと一緒に配属されたのは、向上心の強いヤン、美しく強い女性イジー、野心家のアレックス、そしてマイペースなオマリーの5人。
彼らは、厳しい上司「ナチ」の下で成長し、立派な外科医を目指していきます。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ3:「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」:おすすめポイント
・「ER緊急救命室」を越えた長寿ドラマ!
長く続いた医療ドラマと言えば「ER緊急救命室」です。15年も続いたということで伝説のドラマとなりました。しかし、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」はさらに2シーズンも長い17シーズンまで制作が決定しています。
普通の長寿ドラマはさすがに10シーズンを越えると徐々に人気が下降してきます。ところがこのドラマは人気を維持しているのです。メレディス役のエレン・ポンピオはインタビューの中で「番組の評価が下がる前に終わらせたいと言い続けているのだけど、全然下がらないの!」とコメントしていました。本当にここまで人気ドラマであり続けるのはすごいことです。この人気の高さが一番のおすすめポイントです。
・落ち着かない恋愛ドラマが面白い
医療ドラマは難しい専門用語が多くて難しいから苦手という方もいるでしょう。しかし、このドラマは正統派医療ドラマでありながらも、半分は恋愛ドラマです。だから、医療ドラマの難しさが苦手という方にもおすすめです。
医療の現場では素晴らしい知識と技術をもって患者を救う医師たちなのですが、恋愛に関しては全然落ち着くことがありません。恋人同士になったと思ったらすぐに問題が起きたり、なかなか進展できずに終わってしまったり、とにかく落ち着いた恋愛をしている人がいないのです。このドタバタの恋愛模様がこのドラマの魅力です。共感できる部分が多いかもしれません。
・美男美女揃い
このドラマの見どころは、医師たちのかっこよさ、美しさです。こんな病院があったらいいのに…と思ってしまうでしょう。本当に美男美女揃いです。男性陣でおすすめは脳神経外科医のデレクと、その友人で形成外科医のマーク・スローン。女性陣でおすすめはイジー・スティーブンス。貧しかった彼女は医師になるために下着モデルとして学費を貯めたというガッツのある女性です。イジーを演じたキャサリン・ハイグレはその後、ラブコメ女優として有名になりました。
15シーズンを過ぎても、いまだ人気が衰えないというすごいドラマです。初期のメンバーはかなり入れ替わっていますが、主演のエレン・ポンピオがいる限りグレアナらしさが失われることはありません。17シーズンでついにフィナーレを迎えるのでしょうか。
まだ観たことがない方がいましたたら、絶対見ていただきたいおすすめドラマです。
【海外ドラマ おすすめ医療ドラマ4:「ザ・グッド・ドクター」(2017年~)】
アメリカABC系列で2017年にスタートした医療ドラマです。
あの伝説の医療ドラマ「Dr.HOUSE」を手掛けたデイヴィッド・ショアが企画、制作総指揮ということで注目を集めています。
アメリカではシーズン1から視聴率No.1を獲得するなど大人気に。シーズン3の制作も決まっている絶好調のドラマです。
主人公は天才的な能力を持つ青年ショーン。一度読んだ医学書は全て暗記することができるショーンですが、自閉症でサヴァン症候群なのです。
病院関係者は患者とのトラブルを恐れて、ショーンが外科レジデントとして働くことに反対します。
しかしショーンは周囲から偏見や批判の目を向けられながらも、患者のため、自分のために全力を尽くしていくのです。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ4:「ザ・グッド・ドクター」:キャスト
ショーン・マーフィ
天才的な記憶力と空間認識能力を持つ自閉症の青年。聖ボナベントゥラ病院で外科研修医として勤務することになります。
フレディ・ハイモア/Freddie Highmore
1992年2月14日、英国ロンドン生まれ。
子役として活躍し、ティム・バートン監督作品「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリー役で有名になります。
2013年~2017年には、ドラマ「ベイツ・モーテル」で主人公ノーマン・ベイツを演じました。
・アーロン・グラスマン
聖ボナベントゥラ病院の院長。周りから反対されながらも、子供の頃から知っているショーンを研修医として採用しました。
リチャード・シフ/Richard Schiff
1955年5月27日、アメリカ合衆国メリーランド州生まれ。
「ザ・ホワイトハウス「(1999年~2006年)の広報部長のトビー・ジーグラー役で有名。
「ER緊急救命室」(1996年)「アリーmy love」(1998年)「ワンス・アポン・ア・タイム」(2012年)など数多くのドラマにゲスト出演しています・
・ニール・メレンデス
研修医たちの指導医で優秀な外科医。自閉症の研修医ショーンが外科医を目指すことに否定的。病院の理事であるジェシカと婚約中。
ニコラス・ゴンザレス/Nicholas Gonzalez
1976年1月3日、アメリカ合衆国テキサス州生まれ。
ドラマ「The O.C.」(2004年)に出演し注目されます。
「殺人を無罪にする方法」(2016年~)「プリティ・リトル・ライアーズ」(2016年)に出演し、人気急上昇中です。
・クレア・ブラウン
ショーンの同僚の外科研修医。心優しい女性で、ショーンの良き理解者でもあります。
アントニア・トーマス/Antonia Thomas
1986年11月3日、英国ロンドン生まれ。
イギリスのコメディSFドラマ「Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!」に出演し、人気者となったイギリスの女優さんです。
Netflixのドラマ「恋愛後遺症」ではイーヴィー役を演じています。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ4:「ザ・グッド・ドクター」:ストーリー
主人公のショーンは自閉症でサヴォン症候群の青年です。
サヴァン症候群とは、知的障害などを持つ人の中で発症する症状で、ある特定の分野に限定して天才的な能力を発揮するとされているものです。
ショーンの場合は、天才的な記憶力と空間認識能力でした。
聖ボナベントゥラの院長であり小さい頃からショーンを見てきたグラスマンは、そんなショーンを外科レジデントとして勤務しないかと誘います。
ショーンは外科レジデントとして働きはじめるのですが、保守的な病院関係者たち、周りの医師たちから批判を受け続けるのでした。
しかしショーンは自閉症であっても患者にしっかり向き合うことで、次々と患者たちを救っていきます。
そのひたむきな姿勢を見て、周りの人々はショーンを認めるようになっていくのでした。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ4:「ザ・グッド・ドクター」:おすすめポイント
・ショーンの爽やかな成長
このドラマでおすすめポイントは主人公のショーンの爽やかな成長です。
ショーンは人並外れた才能を持っていますが、ただ天才医師というだけではありません。自分自身も病気を抱えて生きています。だからこそ、患者の気持ちや痛みを理解することができるのです。うまくコミュニケーションをとることはできませんが、その前向きで純粋な気持ちが患者の心を動かすのです。
さらに注目はショーンを演じているフレディ・ハイモアです。ご存知の方も多いと思いますが、あの「チャーリーとチョコレート工場」でチャーリーを演じて大ブレイクした少年です。小さくて可愛い男の子のイメージしかなったので、今回立派に成長したフレディ・ハイモアを観れたことも嬉しかったです。
・最新の医療ドラマ
このドラマのおすすめは、人体の構造を再現するCGシーンの凄さです。
医療ドラマは特に面白い映像が出てくることはないのですが、このドラマは違います。
ショーンが持っている能力は空間認知能力ということで、人体のあらゆる構造を把握できるのです。
人間の体の中で何が起きているのか?これを、最新技術を使ったCGで描いていきます。この映像美は、今までの医療ドラマにはなかった要素です。
・制作はあのダニエル・デイ・キム
このドラマはもともと韓国のドラマがもとになっています。最高視聴率21%という大人気ドラマだったのです。そんな韓国の人気ドラマに目を付けて、アメリカでリメイクしようとしたのが、あの「HAWAII FIVE-0」「LOST」でメインキャストを演じて日本でも有名になったダニエル・デイ・キムです。今回は制作総指揮として、このドラマを盛り上げています。
海外ドラマおなじみのダニエル・デイ・キムが手掛けるドラマというところもおすすめです。
天才医師が活躍する医療ドラマと聞いた時にはありきたりな感じがしたのですが、このドラマの主人公は自ら自閉症という苦労を抱えながら、清々しく成長していくドラマでした。そのひたむきな姿にきっと感動をもらえるでしょう。
感動的な医療ドラマが好きな方におすすめです。
【海外ドラマ おすすめ医療ドラマ5:「レジデント 型破りな天才研修医」(2018年~)】
アメリカFOXで2018年にスタートしたばかりの医療ドラマです。
製作総指揮は、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」で監督・製作総指揮を務めたロブ・コーン。
「グッド・ワイフ」のケイリー・アゴス役で有名になったマット・ズークリーと「リベンジ」のエミリー・ソーン役でおなじみのエミリー・ヴァンキャンプが共演する話題のドラマです。
アメリカの巨大総合病院を舞台に、隠蔽体質の上層部VS正義感溢れる若き医師たちの戦いを描いた新感覚医療ドラマです。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ5:「レジデント 型破りな天才研修医」:キャスト
・コンラッド・ホーキンズ
3年目の研修医。新人インターンのデヴォンの指導医となります。天才的な腕を持っている名医。病院の規則や圧力に屈しない信念のある男性です。
マット・ズークリー/Matt Czuchry
1977年5月20日、アメリカ合衆国ニューハンプシャー州生まれ
「ギルモア・ガールズ」(2004年~2006年)のローガン・ハンツバーガー役、「グッド・ワイフ」(2009年~2016年)のケイリー・アゴス役で有名です。
・ニコレット・ネヴィン
看護婦でコンラッドの元恋人です。正義感や責任感が強い女性。ハンターを一番はじめに疑ったのもニコレットです。
エミリー・ヴァンキャンプ/Emily VanCamp
1986年5月12日、カナダ オンタリオ州ポートペリー生まれ。
「ブラザーズ&シスターズ」(2006年~2011年)のレベッカ・ハーパー役、「リベンジ」(2011年~2014年)では主役のエミリー・ソーンを演じて一躍有名になりました。
・デヴォン・プラヴェシュ
ハーバード大卒のエリートインターンです。1年目のインターンとしてチャステイン・パーク記念病院で勤務することになりました。コンラッドの厳しい指導に耐えながら、徐々に医師らしく成長していきます。
マニシュ・ダヤール/ Manish Dayal
1983年6月17日、カナダ サウスカロライナ州生まれ。
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」(2014)に出演して注目されました。ドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班15」(2013年~2014年)、「新ビバリーヒルズ青春白書」(2008年~2013年)などに出演しています。
・ランドルフ・ベル
外科部長であり、病院の看板医師。しかし自分の医療ミスを隠蔽するなど日常的に不正をしているのです。
ブルース・グリーンウッド/Bruce Greenwood
1956年8月12日、カナダ ケベック州生まれ、
「キングスマン:ゴールデンサークル」(2017年)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(2017年)などに出演していますが、その他非常に多くの作品に出演していますう。
・レーン・ハンター
がん専門医です。自分のクリニックで働きながら、チャステイン・パーク記念病院にも勤務しているのですが、ベルと一緒に怪しい動きをしています。
メリーナ・カナカレデス/Melina Kanakaredes
1967月4月23、アメリカ合衆国オハイオ州出身です。
「CSI:ニューヨーク」(2004年~2010年)の主人公マック刑事の右腕ステラ・ボナセーラ役として有名です。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ5:「レジデント 型破りな天才研修医」:ストーリー
ジョージア州アトランタにある病院「チャステイン・パーク記念病院」。
ハーバード大学卒のエリートインターンのデヴォンが、このチャステイン・パーク記念病院にやってくるところから物語が始まります。
外科部長で病因の看板医師であるベル、高圧的態度のコンラッド。さらに看護婦であり信頼できる存在のニック。彼らのもとで立派な医師を目指し奮闘するデヴォンですが、病院ではある不正事件が起きていました。コンラッド、ニックたちはその真相を突き止めるために力を合わせるのでした。
海外ドラマ おすすめ医療ドラマ5:「レジデント 型破りな天才研修医」:おすすめポイント
・医療現場のダークな部分を描く
このドラマは他のドラマと比べて異色の医療ドラマと言えます。
普通、医療ドラマで描かれるのは、医療の現場で患者のために奮闘する医師たちです。このドラマでも、コンラッドをはじめ一生懸命患者のために戦う若き医師たちの姿も描かれます。しかし同時に、隠蔽気質のある上層部たちの不正、医療ミスなども描いているのです。
さらにアメリカが抱える問題も鋭く描いており、医療の現場における闇の部分を見ることができるのです。
アメリカの死因の第三位は「医療ミス」という恐ろしい事実があります。この事実をしっかり描きたかったと制作陣はコメントしていました。
アメリカ医療のダークな部分が見れるところが、このドラマのおすすめポイントです。
・キャストが見どころ
主人公コンラッドを演じるのは「グッド・ワイフ」でケイリーを演じたマット・ズークリーです。さらにヒロインのニック役はドラマ「リベンジ」で主役のエミリー・ソーンを熱演したエミリー・ヴァンキャンプです。そして「CSI:ニューヨーク」でかっこいい女刑事を演じたステラ・ボナセーラ役のメリーナ・カナカレデスも敵役で出演しています。
この海外ドラマおなじみのキャスト3名が出演しているところも、このドラマの見どころです。海外ドラマファン必見のドラマです。
また日本ではシーズン1の放送がはじまったばかりの最新作ドラマです。上層部たちを追い詰めていくサスペンス要素も面白いおすすめのドラマです。
アメリカの医療ドラマは本当に面白いです。
1994年に「ER緊急救命室」がはじまってから今日まで、クオリティの高い医療ドラマが数多く制作されてきました。
その中でも絶対に見ておきたいおすすめ5作品をご紹介してきました。
もしまだ観たことがない方がいましたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
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